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Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)をレビュー!ついにパススルーに対応したケーブル一体型モバイルバッテリー

評価:4.2

どうも、ケーブル内蔵モバ充に目がないマクリンです。

モバイルバッテリーは近年、ケーブル付きのモデルが増え、ケーブル要らずのモバ充生活を送れるようになっています。

モバイルバッテリーを牽引けんいんするAnkerもその流れに乗っていますが、ひとつ気になるのがパススルー(本体充電と機器充電を同時にできる機能)

マクリン
Ankerのケーブル内蔵モバ充はもれなくパススルー非対応…!

ですが、ついにパススルー対応のケーブル内蔵モデル「Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)」が出ました。

これまでにない編み込みケーブル内蔵で、しっかりした造りとなっています。

最大30W出力に対応し、一部のモバイルノートPC充電もイケる高出力です。

そしてやっとパススルー対応。でかした!(やっとかよ、という気持ちもなくはない…w)

しかもブラックだけはギリ3千円台と安く、コスパ面でもかなり優秀な一台。

そこで本記事はAnker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)をレビューしていきます。

メリット
  • ブラックは3千円台
  • USB-Cケーブル内蔵
  • 単ポート最大30W出力対応
  • パススルー対応
デメリット
  • 本体充電が最大20Wと若干低い
  • 複数ポート利用時の合計出力が物足りない
購入品
本記事は個人で購入した商品をレビューしています。
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Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)の外観と付属品

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)は、10,000mAhのケーブル一体型モバイルバッテリーです。

製品名 Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)
サイズ 約109 x 65 x 25mm
重さ 約212g
バッテリー容量 10,000mAh
定格容量 6,000mAh
出力ポート数 3(USB-C内蔵ケーブル / USB-C / USB-A)
入力 USB-C内蔵ケーブル/USB-C:5V = 3A / 9V = 2.22A / 12V = 1.66A(最大20W)
出力 USB-C内蔵ケーブル/USB-C:5V = 3A / 9V = 3A / 10V = 2.25A / 12V = 2.5A / 15V = 2A / 20V = 1.5A(最大30W)
USB-A:5V = 3A / 9V = 2A / 10V = 2.25A / 12V = 1.5A(最大22.5W)
合計出力 最大15W

 
カラーはブラックふくめ、ブルーホワイトピンクの4色。




ブラックが3,990円、それ以外のカラーは4,490円なので、価格にこだわるなら基本ブラックを選びたいところ(ブルー・ピンクもパステルカラーでイイ感じなんですけどね)

表面はピアノブラックの中央部を四角い枠線が幾重いくえもとり囲み、個人的には好きなデザインです。全面ピアノブラックだと指紋が目立ちますし。


 
側面の電源ボタンを押すと、前面上部にバッテリー残量が1%単位で表示され、電源ボタン2回押しで緑点灯の「低電流モード(イヤホン・スマートウォッチに適した充電モード)」になります。



低電流モード(緑点灯)

 
本機の大きな特徴ともいえるのが、ストラップ代わりにも使える内蔵のUSB-Cケーブル

これまでのモデルとちがい編み込み式になったことで、丈夫になっただけでなく、手触りもかなり良くなりました。

ケーブル長は約15cmで、同社の「Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)」なんかと比べると、長さはもう一歩欲しかったです。


 
USB-Cケーブル以外に、USB-CポートとUSB-Aポートが1つずつ付いています。



 
サイズは約109 x 65 x 25mmとクレカよりひと回り大きいくらいで、成人男性の手に十分おさまるサイズ感。


 
重量は約216gで、10,000mAhクラスでは標準レベルです。


 

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)・Nano Power Bankとの比較

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)と同社のケーブル付き/内蔵モデル「Power Bank (10000mAh, 22.5W)」「Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)」で比較してみました。

製品名 Anker Zolo Power Bank
(10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)

Anker Power Bank
(10000mAh, 22.5W)

Anker Nano Power Bank
(30W, Built-In USB-C Cable)

サイズ 約109 x 65 x 25mm 約114 x 71 x 16mm 約104 x 52 x 26mm
重さ 約212g 約200g 約215g
バッテリー容量 10,000mAh 10,000mAh 10,000mAh
出力ポート数 3(USB-C内蔵ケーブル / USB-C / USB-A) 3(USB-C x 2 / USB-A) 3(USB-C内蔵ケーブル / USB-C / USB-A)
入力値 最大20W 最大20W 最大30W
出力値 USB-C / 内蔵ケーブル:最大30W
USB-A:最大22.5W
USB-C / 内蔵ケーブル:最大22.5W
USB-A:最大22.5W
USB-C / 内蔵ケーブル:最大30W
USB-A:最大22.5W
合計出力値 最大15W 最大15W 最大24W
パススルー充電

 
現時点で同クラスのAnkerのケーブル付き/一体型モバ充はこの3つ。

(左)Nano Power Bank /(中)Zolo Power Bank /(右)Anker Power Bank

 
サイズ感は3つともほとんど変わらず、重量も同程度。

Zolo Power Bank

Anker Power Bank

Nano Power Bank

マクリン
携帯性の面では3つともほぼ同じ!

3つのうち、Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)はケーブルが本体固定ではなく、接続部から外すと独立したケーブルとして使えるので、仮にケーブルが壊れたとしても交換できるのはメリット。


 
僕はケーブル固定型モデルでケーブルが逝ったことはないですが、ケーブル交換できないのは事実なので、それが気になる人はAnker Power Bank (10000mAh, 22.5W)のほうがいいでしょうね。


 
入出力値の観点でいうと、本体充電を急ぐなら唯一の30W入力に対応するAnker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)がベター。

とはいえ、それ以外の面では入出力に大きな違いはありません。

ただ僕が3つのうちどれを選ぶかというと、迷わず本機「Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)」です。


 
というのも、同クラスのケーブル内蔵モバ充で唯一のパススルー対応だからです。

これ以外のモデルでは、本体充電が優先されるため、充電器的な使い方ができません。

パススルーであるか否かは、ふだんの使い勝手でけっこうな違いがあるので、そこを重視するなら本機がおすすめです。

 

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)のレビュー

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)をレビューしていきます。

 

最大20Wの本体充電とパススルーに対応

本体充電のワット数は最大20Wとそこそこ。出力値をふまえるともう少しほしかったところです。


 
ただ、本体充電と機器充電を同時に行える「パススルー」にも対応した点は大きく、入出力値ともに10Wを超えるので使い勝手も悪くありません。

13.7W入力 / 10.8W出力

マクリン
Ankerの同タイプが非対応の中、パススルー対応はありがたい!

内蔵ケーブル/USB-Cともに最大30W出力に対応

内蔵ケーブル/USB-Cともに最大30W出力に対応し、MacBook Airなど一部のモバイルノートPCまで急速充電できる高出力です。

MacBook Air(28.5W)

MacBook Air(27.5W)

 
Androidスマホ・iPhoneでも20W以上で急速充電でき、スマホ用としてももちろん十分すぎる出力。

Xiaomi 14T Pro(22.3W)

iPhone 16 Pro(20.5W)

 
USB-Aポート側は13W程度であるものの、「高速充電」表記ではあるので十分実用的です。

Xiaomi 14T Pro(13.5W)

最大3台同時充電可能だが合計出力は最大15W

複数ポート接続時は合計最大15Wに制限されるものの、最大3台同時充電が可能です。

ただ、2台接続でも1台あたり10W未満になるので、スマホだとしても充電速度は遅め。「スマホ2台」あるいは「スマホ2台 + イヤホン」くらいが現実的でしょうね。

iPhone 16 Pro / Xiaomi 14T Pro(8.9W / 7.9W)

iPhone 16 Pro / Xiaomi 14T Pro / Bose(8.9W / 7.9W / 3.4W)

 

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)はこんな人におすすめ

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)は「ケーブル一体のスマホ用モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。

同社のケーブル一体型で弱点だったパススルー非対応を克服し、実用性に長けた1台となっています。

内蔵ケーブルも編み込み式で使いやすく、端子先端もしっかり収まっているので、ストラップ兼用ケーブルとしての完成度も高いです。

本体充電こそ20Wと若干低いものの、単ポート出力は最大30Wと優秀で、ちょっとしたモバイルノートPC充電に使えるのも助かります。

「Ankerにこだわらない」「もうちょっと安いほうがいい」という人は「Xiaomi 33W Power Bank 10000mAh」もおすすめです。

 

Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)レビューまとめ

本記事ではAnker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)をレビューしました。

3千円台ながら同社のケーブル一体型で唯一パススルーに対応する点は大きいです。

ケーブルが編み込み式になったことでふだんはストラップとしても使いやすく、ケーブルのおさまりもより良くなりました。

マクリン
Ankerでケーブル一体型を買うならこれっきゃない!

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • ブラックは3千円台
  • USB-Cケーブル内蔵
  • 単ポート最大30W出力対応
  • パススルー対応
デメリット
  • 本体充電が最大20Wと若干低い
  • 複数ポート利用時の合計出力が物足りない
Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)をレビュー!最大30W出力かつUSB-Cケーブル内蔵のモバイルバッテリー Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)をレビュー!生まれ変わった定番モバブ 【2025年】iPhoneにおすすめのモバイルバッテリー6製品 【大容量】10000mAhモバイルバッテリーのおすすめ9製品! 【2025年】モバイルバッテリーのおすすめを徹底比較!PDや大容量もまとめて紹介

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プロフィール

株式会社makuri 代表取締役。
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レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。

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