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Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をレビュー!ノートPC充電に使えるコンセント付きモバイルバッテリー

評価:4.5

どうも、ノマドワーカーのマクリンです。

出張の多い会社員やどこでも仕事するノマドワーカーに人気なのが、充電器でもモバイルバッテリーでも使えるコンセント付きモバイルバッテリー

ただ、ノートPCまで充電しようとすると60W以上が必要で、この出力だと大きくなってしまうのが弱点でした。

Anker 733 Power Bankのサイズは約111 × 63 × 31 mm

Anker 733 Power Bank

 
そんな中アンカーからついに、コンパクトなコンセント付き大容量モバイルバッテリー「Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」が出ました。

iPhone以下の設置サイズにおさめつつ、14インチMacBookProまで急速充電できる65W出力を実現しています。

しかも、モバイルバッテリー使用時でも充電器使用時でも出力が変わらないすぐれもの。

そこで本記事では、Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をレビューしていきます。

メリット
  • スマートディスプレイ搭載
  • パススルー対応
  • 最大65W出力対応
  • 本体充電がUSB-Cとコンセントの2種類に対応
  • 充電器・モバイルバッテリー使用で出力が変わらない
デメリット
  • やや大きい
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本記事はアンカー・ジャパン様から商品を提供いただき作成しています。
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マクリン

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)の外観と付属品

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)」は、スマホなら約2回、MacBookでも約0.5回充電できる、9,600mAhのコンセント付きモバイルバッテリーです。

製品名 Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)
サイズ 約115 x 44 x 42mm
重さ 約308g
バッテリー容量 9,600mAh
出力ポート数 2(USB-C内蔵ケーブル / USB-C)
入力 AC入力:100-240V 50-60Hz 2A
USB-C入力:5V = 3A / 9V = 3A / 12V = 2.5A / 15V = 2A / 20V = 1.5A(最大30W)
出力 充電器使用時:5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 3.25A(最大65W)
モバイルバッテリー使用時:5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 3.25A(最大65W)
合計出力 充電器使用時:最大65W
モバイルバッテリー使用時:最大65W

 
前面は鏡面ブラックで、他のモバイルバッテリーと一線を画す高級感があります。

マクリン
最初からストラップがついてるのも持ち運びにいいですね!

外観的には他のPrime Power Bankシリーズと共通しているものの、本機は唯一のコンセント付きです。

Prime Power Bankシリーズ


 
側面にはストライプの表面加工が施され、デザイン性だけじゃなく、手に持った際のグリップ性もしっかりあります。

右側に電源ボタンと2つのUSB Type-Cポートが付いています。

前面はスマートディスプレイになっていて、電源ボタンを押すとバッテリー残量が1%単位で確認できます。


 
電源ボタンをもう一回押すと、このモバブの状態、具体的には劣化状態・使用回数・温度などが確認できます。

マクリン
ここまで細かく確認できるモバイルバッテリーはなかなかないのでおもしろいですね!

電源ボタンを長押しするとディスプレイの設定ができ、ここではディスプレイがオフになるまでの時間が変えられます。

電源ボタンの2回押しで、オフ時間が「30秒」「1分」「5分」「30分」と切り替わっていきます。

電源ボタンをもう一回押すと次の設定メニューになり、ディスプレイ表示の明るさが変えられます。

こちらも電源ボタンを2回押すと「High」「Medium」で切り替わります。

さらにもう1回押すと、なんとUSB-C1の機能が変更できます。これはめずらしいですね。

デフォルトだと入出力対応、つまり本体/デバイス充電の両対応ポートなんですが、出力のみ対応に切り替えることも可能です。

こちらのディスプレイでは、各ポートの入出力状況も確認できます。

どのくらいのワット数で充電されてるのかが具体的に見れるので「しっかり充電されてるのかな?」を確認したいときにけっこう重宝します。

マクリン
スマートディスプレイが付いてるだけでもかなり便利!

サイズは約115 × 44 × 42 mmで手になじむ大きさで、設置面積で見るとiPhone 15 Proよりコンパクトです。



 
重量は約308gとそれなりですが、持ち運びは全然いけます。


 
付属品は本体とポーチ、約90cmのUSB-C to Cケーブルです。


 

Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)との比較

前モデルの「Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」と比較していきます。

製品名 Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)
Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)
サイズ 約115 x 44 x 42mm 約111 × 63 × 31mm
重さ 約308g 約320g
バッテリー容量 9,600mAh 10,000mAh
出力ポート数 2(USB-C x 2) 3(USB-C x 2 / USB-A)
入力方法 ACコンセント / USB-C ACコンセント / USB-C
USB-C出力 最大65W(充電器使用時)
最大65W(モバイルバッテリー使用時)
最大65W(充電器使用時)
最大30W(モバイルバッテリー使用時)
USB-A出力 最大22.5W
合計出力 最大65W(充電器使用時)
最大65W(モバイルバッテリー使用時)
最大65W(充電器使用時)
最大15W(モバイルバッテリー使用時)
パススルー充電 (ACコンセント充電時のみ) (ACコンセント充電時のみ)

 
まずサイズはかなり小さくなっていて、3分の2くらいの幅になっています。


 
その恩恵で、コンセントに挿した際のでっぱりも少なめでいい感じ。


 
重量も10g程度軽くなり、携帯性は上がっています。



 
外観上の大きな変化がディスプレイの有無です。


 
Anker 733 Power Bankはディスプレイがないため、バッテリー残量が電源ボタンを押したときの4段階の点灯で、ざっくりしか分かりませんでした。


 
一方Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)デジタル表示でめちゃくちゃ分かりやすいです。


前述のとおり、このスマートディスプレイの機能性自体がかなり高いので、これがあるだけでも大きなアドバンテージといえます。

ただ、ポート数は3つから2つに減り、USB-Aポートがカットされてます。

僕はUSB-C機器だけをそろえているので全然OKなんですが「USB-A端子のケーブルも使っている」という人は注意が必要です。

個人的に一番のアップデートだと思うのが出力面

Anker 733 Power Bankは、そのまま使うモバイルバッテリー使用時とコンセントに挿して使う充電器使用時で出力が異なります

モバイルバッテリー使用時(28.1W)

充電器使用時(62.0W)

マクリン
モバイルバッテリー使用だと、各ポート最大30W出力に落ちるのでMacBook Proなど60W対応ノートPCの充電には使えない…!

さらに複数ポート使用時かつモバイルバッテリー使用だと、合計最大15Wにまで制限されます。

これだともはや、スマホ充電用にも厳しいといわざるを得ません。

その点がAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)ではかなり改善されています。

モバブ使用でも充電器使用でも各ポート出力が最大65Wと変わりません。

モバイルバッテリー使用時(62.8W)

充電器使用時(63.9W)

両モードで出力が変わらないのは、これまでのコンセント付きモバイルバッテリーだと当たり前じゃなく、Anker 733 Power Bankのようにモバイルバッテリー使用のほうが出力下がるモデルがほとんど。

マクリン
これは大きなブレイクスルー!

複数ポート使用時も合計65W出力なので、どんな使い方でもノートPC充電に使えるのは大きいです。

真の意味で「ノートPC充電に適したコンセント付きモバイルバッテリー」にパワーアップしたという印象をもちました。

 

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)のレビュー

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をレビューしていきます。

 

各ポート最大65W出力対応

バッテリー本体の充電は、コンセントからとUSB-Cからの2種類をサポートしてます。



注意
最大30W入力対応なので、30W以上の充電器と組み合わせる必要があります。
 
バッテリー残量が小数点第二位まで表示しながらリアルタイムで増えていくのは、見ているだけでも楽しいです。

また、フル充電になるまでの時間が具体的に分かるのは実用面でも助かります。

2つのUSB-Cポートは、単ポートいずれも最大65W出力に対応し、MacBook Airだけじゃなく、14インチMacBook Proでも急速充電できます。

モバイルバッテリー使用時(62.8W)

充電器使用時(63.9W)

コンセントに挿しても挿さなくても出力が変わらないのはありがたいですね。

充電器使用時は本体充電とともに機器充電が可能なので、コンセント充電時はパススルーに対応しています。


 
ただし、USB-C同士でのパススルーは非対応で、片方のポートで本体充電、もう一方のポートでデバイス充電すると本体充電が優先されます。


 

充電器・モバイルバッテリー使用ともに合計65W出力対応

2ポート同時に使ったときは、両ポート合わせて合計65Wに対応しています。

複数ポート接続時は高出力側と低出力側が決まっていて、ノートPCのアイコンが書かれてるほうが高出力側になります。


 
出力の配分は45W(高出力側)20Wなので、ノートPCとスマホを組み合わせるとちょうどいい感じです。


MacBook / iPhone(43.8W / 12.4W)

注意
MacBook Airだと急速充電になりますが、MacBook Proの場合は通常充電になることもあります。
 
充電器使用時も同出力で分け合うので実用性はかなり高いです。

MacBook / iPhone(48.3W / 10.5W)

 

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)はこんな人におすすめ

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)は「MacBook Proも急速充電できる、充電器と一台二役のモバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。

USB-Cは各ポート65W出力かつモバブ・充電器使用で出力が変わらず、これまでのコンセント付きモバイルバッテリーの弱点を克服したモデルに仕上がっています。

スマートディスプレイの機能性も高く、ケーブル内蔵じゃない点さえ除けば、このカテゴリーでピカイチの完成度といえるでしょう。

ケーブル内蔵のコンセント付きモバブはAnker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)がおすすめですが、30W出力だったり複数ポート接続時の出力がさらに制限されるなど、仕様面でややクセがあります。

ノートPCまで充電するという人は、とりあえず本機を選んでおけば間違いありません。

 

Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)レビューまとめ

本記事ではAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)をレビューしました。

これまでのAnkerのコンセント付きモバイルバッテリーより、ビジネスユース色のさらに強いスペックとなっています。

マクリン
出張の多いサラリーマンやノマドワーカー必携のモバブ!

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

メリット
  • スマートディスプレイ搭載
  • パススルー対応
  • 最大65W出力対応
  • 本体充電がUSB-Cとコンセントの2種類に対応
  • 充電器・モバイルバッテリー使用で出力が変わらない
デメリット
  • やや大きい
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