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100W対応の充電器はどれがおすすめ?ポート別に最小モデルを紹介する

どうも、MacBook Proユーザーのマクリンです。

MacBookやWindows PCの充電器が高出力化・大型化するなか、100Wクラスのコンパクトモデルのニーズが上がっています。

14インチMacBook Proと16インチMacBook Proの純正充電器

(左)Pro 16の充電器(140W)/(右)Pro 14の充電器(96W)

近年、スイッチング素子もシリコンから窒化ガリウム(GaN)に置き換わって小型化が進み、小さい100Wチャージャーがどんどん増えています。

そこで本記事では、100台以上の充電器をもつ僕が、おすすめの100W充電器を6つ紹介していきます。
 

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いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri 代表取締役。プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

100W充電器の選び方

100W対応の充電器を選ぶうえで、いくつかのポイントがあるので紹介していきます。

 

同時充電する機器数でポート数を決める

100W対応の充電器は1〜4ポートまで存在しますが、どのポート数の充電器を選ぶべきか迷うもの。

基本的には「どの機器をふだん充電することが多いのか」という視点で、充電器のポート数を決めるといいでしょう。

例えばノートPCしか充電しないのであれば1ポートで十分ですし、スマホやタブレットも充電するなら2ポートがおすすめです。

あわせてモバイルルーターやイヤホンも充電する機会が多いなら、4ポートの充電器を選びましょう。
 

窒化ガリウム(GaN)搭載の充電器にする

高出力になるほど充電器のサイズは大きくなりますが、そのうえで気にすべきなのがGaN(窒化ガリウム)搭載かどうかという点です。

従来の充電器は、スイッチング素子にSi(シリコン)を搭載していましたが、近年はGaNに置き換わってきています。

SiよりGaNのほうが入力電圧に対する電流の立ち上がりが速く、スイッチのオンオフにともなう発熱をより抑えることができます。

そのことで充電器の内部パーツを小型化できるので、結果として充電器のサイズが小さくなります。

100Wの充電器は高出力であるがゆえに発熱も大きく、GaN充電器をできるだけ選びたいところです。

 

おすすめの100W充電器を紹介

100W対応充電器の中でもポート別におすすめのモデルを紹介します。

左スライドで全表示

製品 サイズ 重量 出力ポート数
約70 × 60 × 34mm 約216g 1(USB Type-C x 1)
約69 x 69 x 31mm 約213g 2(USB Type-C x 2)
約68 x 45 x 29mm 約170g 3(USB Type-C x 2 / USB Type-A x 1)
約71 x 34.5 x 43mm 約202g 3(USB Type-C x 2 / USB Type-A x 1)
約65 x 65 x 32.2mm 約203g 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A x 1)
約68 x 61 x 31mm 約234g 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A x 1)

 

Anker 317 Charger (100W)

Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル」は、1ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。


 
サイズは約70 × 60 × 34 mmと、名刺ケース以下のコンパクトサイズであり、96W Apple 純正アダプタから約60%の小型化を実現しています。



 
重量は約209gであり、96W Apple 純正アダプタより100g程度軽いです。

ANKER

Apple

 
多くの充電器がケーブル別売りである中、本機は最大100W対応のUSB-Cケーブルも付属している点がポイント高いです。


 
最大100W出力であり、14インチMacBook Pro(12コアCPU)でも急速充電が可能です。


MacBook Pro(86.6W)

 
PPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電が確認できました。


 
Anker 317 Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブルは、1ポート100Wチャージャーのマストバイモデルです。

 

Anker PowerPort III 2-Port 100W

個人的にもっとも愛用してる100W充電器が「Anker PowerPort III 2-Port 100W」です。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wは2ポートタイプのUSB-C急速充電器

製品名 Anker PowerPort III 2-Port 100W
サイズ 約69 x 69 x 31 mm
重さ 約213g
出力ポート数 2(USB Type-C x 2)
USB-C 出力(1ポートのみ使用) 5V 3A / 9V 3A / 15V 3A / 20V 5A(最大100W)
USB-C 出力(2ポート同時使用) 上部:5V 3A / 9V 3A / 15V 3A / 20V 3A(最大60W)
下部:5V 3A / 9V 3A / 15V 2.66A / 20V 2A(最大40W)
PPS出力(1ポートのみ使用) 3.3V-16.0V 5.0A(最大80W)
PPS出力(2ポート同時使用) 上部:3.3V-16.0V 3.0A(最大48W)
下部:3.3V-16.0V 2.0A(最大32W)
最大出力 100W

価格は税込み6,990円、2ポートです。

カラーはホワイトのみで、表面はツルッとして光沢感があります。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wのカラーはホワイト
 
1ポートでは各ポート最大100W、2ポートだと上部:最大60W + 下部:最大40Wに分配され、MacBook Pro(通常充電)+ iPadの組み合わせでも充電可能です。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wは13インチMacBook ProとiPad mini 6が同時に急速充電可能
 
我が家がちょうど、MacBook Pro + Airで使っていて、コンセントが少なくてもこの充電器のおかげでケンカにならずに済んでますw

Anker PowerPort III 2-Port 100WはMacBook ProとAirが同時急速充電可能
 
USB-C自体はPPS対応でもあるので、PPS対応スマホでも高速充電可能です。

Anker PowerPort III 2-Port 100WはPPS対応
 
サイズは約69 x 69 x 31 mmで、先ほどのBaseusよりは大きいものの、手のひらサイズにおさめています。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wの約69 x 69 x 31 mm
 
純正アダプタ(96W)と比べ、約75%の小型化を実現しています。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wと16インチMacBook Pro充電器のサイズ比較
 
重量は約213gなので、96W純正アダプタより80g程度軽量化しています。

Anker PowerPort III 2-Port 100Wの重量

2ポートの100Wチャージャーでは「Anker PowerPort III 2-Port 100W」をおすすめします。

Anker Prime Charger (100W, 3 ports, GaN)

次に紹介するのは、3ポートタイプの100WクラスUSB急速充電器「Anker Prime Charger (100W, 3 Ports, GaN)」です。


 
本機最大の特長ともいえるのが、約68 x 45 x 29mmとクレカサイズ未満のコンパクト設計である点。


 
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)UGREEN Nexode Proといった、同クラス同ポートの充電器と並べてもひと際スリムで、コンセント間隔の狭い環境でも挿しやすい形状となっています。

(左)Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN) /(右)UGREEN Nexode Pro


マクリン
同クラスで最小設計!
 
同クラスのApple 96W USB-C電源アダプタと比べても、ポート数3倍なのに約50%の小型化を実現しています。



  
重量も約167gと軽く、同クラスでなんと最軽量




  
USB-Cは、1ポート利用だと最大100W出力に対応し、14インチMacBook Proふくむ100W出力対応ノートPCでも急速充電可能です。

MacBook Pro(67.1W)

MEMO
MacBook Pro (14インチ、M3 Pro) を約30分で50%の充電が可能です。
 
USB-Cポートを2つ利用した際は合計最大100Wであり、この場合は「USB-C1 + C2 = 65W + 35W」に分配され、MacBook ProとAirの組み合わせなら2台同時急速充電可能です。

MacBook Pro / Air(61.4W / 32.9W)

 
3ポートとも接続した際は合計最大89Wに制限されるものの、C1は65W出力を保持しているので「ノートPC + スマホ2台」あるいは「ノートPC・タブレット・スマホ」の組み合わせで充電できます。

MacBook Pro / iPhone 15 Pro / Galaxy S21(61.4W /
9W / 7.9W)

注意
USB-C2とUSB-Aの出力は各12Wずつに分かれるため、機器によっては通常充電になることがあります。
 
Anker Prime Charger (100W, 3 Ports, GaN)は「ノートPCとモバイル機器が同時充電できるコンパクトな3ポート充電器がほしい人」におすすめです。

 

UGREEN Nexode X 100W

これまた3ポートの100W充電器が「UGREEN Nexode X 100W」です。


 
UGREENのイメージでもあるブラックとグレーの組み合わせが、モダンな印象を与えてくれます。


 
Anker Prime Wall Charger (100W, 3 ports, GaN)」と比べ、本機のほうがややスリムで、奥行きはAnkerのほうが短く仕上がっています。



 
2つのUSB-Cポートのうち、単ポート最大100Wに対応する高出力ポートはUSB-C1のみなので注意ください。


 
各ポートのワット数は、接続数に応じて細かく分かれているので下記表を参考ください。

USB-C 1 USB-C 2 USB-A Total
100W
100W
30W
30W
22.5W
22.5W
65W
30W
95W
65W
22.5W
87.5W
15W
15W
65W
15W
80W

 
重量は約197gで、Apple充電器より100g軽いものの、Ankerより少し重めです。

UGREEN

Anker

Apple

 
2つのUSB-Cポートのうち、C1は最大100W出力に対応し、WindowsノートPCやMacBook Proの充電におすすめです。

ASUS ZenBook Pro(82.2W)

 
一方C2は最大30W出力なので、MacBook AirやiPad・タブレットの充電に適しています。

MacBook Air(28.3W)

 
USB-Cポートを2つともつなぐと「C1:65W + C2:30W」に分配されるので、一般的なノートPCとMacBook Airの組み合わせであれば、ノートPCの2台同時充電が可能です。

ZenBook Pro/MacBook Air(62.9W/28.4W)

 
3ポート接続時は、C1が65Wで残り15WをC2とAで分け合うカタチとなるため、ノートPC/スマホ/イヤホンの同時充電がおすすめ。


 
UGREEN Nexode X 100Wは「ノートPCとモバイル機器が同時充電できる3ポートがほしい人」におすすめです。

MATECH Sonicharge 100W Pro X

4ポートタイプの100WクラスUSB充電器、MATECHの「Sonicharge 100W Pro X」です。


 
USB-C単ポート使用時は最大100W出力ですが、接続ポート数によってワット数が異なります。

USB-C 1 USB-C 2 USB-C 3 USB-A Total
100W 100W
100W 100W
20W 20W
22.5W 22.5W
65W 30W 95W
65W 20W 85W
65W 22.5W 87.5W
65W 20W 85W
65W 22.5W 87.5W
10W 10W 20W
45W 30W 20W 95W
45W 30W 22.5W 97.5W
65W 10W 10W 85W
65W 10W 10W 85W
45W 30W 10W 10W 95W

 
同クラスの4ポート充電器では世界最小級の約65 x 65 x 32.2mmにおさまっています。


 
MacBook Proの96W純正アダプターと比べると、ポート数4倍にかかわらず、ひと回り小さいです。



 
重量はApple 96W純正アダプターの約3分の2にまでおさえています。



 
多くの充電器がケーブルをそなえていない中、本機は100W対応ケーブルに収納ケースまでしっかり付いているので良心的。


 
USB-C 1/2(上2つのポート)は、単ポート接続で最大100W出力でき、14・16インチMacBook Proふくめた多くのノートPCを急速充電可能です。



 
2ポート使用時は65W30Wに分配され、MacBook ProとAirといった組み合わせでも同時に急速充電できます。



 
USB-C1〜3を使って3台の機器を充電する場合、45W/30W/20Wに分かれるので、この場合もノートPCを2台充電しつつ、モバイル機器を充電するといったことができます。



 
4ポート全部使ったときは45W/30W/10W/10Wに出力されるので、ノートPC2台の充電は十分可能ですが、残り2ポートが10Wずつになるので、スマホだと通常充電になるケースがあるので注意ください。


 
Sonicharge 100W Pro Xは「ノートPC複数台とモバイル機器をまとめて充電したい人」におすすめです。

 

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)

最後に紹介するのは、4ポートタイプの150WクラスUSB-C充電器「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」です。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)は4ポートタイプの150Wクラス充電器
 
 
USB-Cは単ポート最大100W出力、USB-Aは単ポート最大22.5Wで、複数ポート使用時も最大150Wまで対応しています。

USB-C1 USB-C2 USB-C3 USB-A Total
100W 100W
100W 100W
100W 100W
22.5W 22.5W
合計150W 150W
100W 22.5W 122.5W
100W 22.5W 122.5W
合計150W 150W
合計150W 150W
合計150W 150W

 
サイズは約68 x 61 x 31mmと、Apple 140W USB-C電源アダプタから40%の小型化を実現しています。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)とApple 140W USB-C電源アダプタのサイズ比較

 
重量は約234gであり、ひときわ軽くできています。
Anker 747 Chargerの重量は約234g

Anker 747 Charger

140W USB-C電源アダプタの重量は約279g

Apple 140W USB-C電源アダプタ

 
USB-Cを1ポート接続で使用した場合、16インチMacBook Pro(2020)でも急速充電できる最大100Wまで対応しています。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)は単ポート最大100W出力対応

 
こちらのUSB-CはPPSにも対応し、PPS対応スマホで20W以上の超急速充電をサポートしています。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)はPPS対応

 
USB-C 2ポート接続時は合計150W出力まで対応し、ノートPC2台同時充電すらカバーできるパワフルぶり。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)はノートPC2台充電可能

99W / 23.5W

 
3・4ポート接続時も合計150W出力に対応しているので、最大でノートPC2台 + タブレット・スマホの組み合わせでも急速充電可能です。

Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)の4ポート接続時に合計150W出力対応

24.1W / 36.5W / 14W

 
Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)は「ノートPC複数台とモバイル機器を一気に充電したい人」におすすめです。

 

100W充電器のおすすめまとめ

本記事ではおすすめの100W充電器を紹介しました。

ポート数に合わせて自身の環境に合った充電器を選びましょう。

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

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2 COMMENTS

ガジェット野郎Aチーム

こちらの記事を拝見してAnkerのものを購入しました!丁寧かつわかりやすいご解説、ありがとうございます!!

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