評価:4.5
卓上充電器なら多ポートかつ高出力がおすすめのマクリンです。
デスク上でPC・タブレット・スマホ・イヤホンなど、さまざまなガジェット群を充電するなら、ポート数が多いに越したことはありません。
また、複数ポート利用時に出力配分が良くないと、同時充電時にデバイスの組み合わせを選ぶので使いにくいです。
これらの要素をもれなく満たすパーフェクトな卓上充電器が「Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)」です。
USB-Cポート4つにUSB-Aポート2つと、他になかなかない拡張性の高さで、ポート不足で困ることはないはず。
出力振り分けも優秀で、6ポート使用時もUSB-C1〜4までそれぞれ「100W / 45W / 45W / 45W」出るという使いやすさ。
表面のディスプレイでは出力状況を細かく確認でき、スマホアプリとも連携できる高機能ぶり。
そこで本記事では、外観と機能・出力面を紹介していきます。
- USB-C1は1ポート最大140W出力対応
- 6ポート利用時も合計最大250W
- ノートPC4台同時急速充電可能
- ディスプレイ搭載で出力情報を確認可能
- スマホアプリと連携して外出先からも確認可能
- 置き時計としても優秀
- 約2万円と高い
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Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)の概要と外観
「Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)」は、6ポートタイプの250WクラスUSB卓上充電器です。
製品名 | Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN) |
---|---|
サイズ | 約106 x 93 x 40mm(本体のみ) |
重さ | 約640g(本体のみ) |
出力ポート数 | 6(USB Type-C x 4 / USB Type-A x 2) |
USB-C1 出力 | 5V 3.0A / 15V 3.0A / 20V 5.0A / 28V 5.0A(最大140W) |
USB-C2/C3/C4 出力 | 5V 3.0A / 9V 3.0A / 15V 3.0A / 20V 5.0A(最大100W) |
USB-A1/A2 出力 | 5V 3.0A / 9V 2.0A / 10V 2.25A / 12V 1.5A(最大22.5W) |
合計最大出力 | 250W |
背面には約1.5mの電源コードがつき、プラグ直結型の充電器とはちがい、コンセントから離れた位置でも使いやすいです。
外装は金属筐体で質感はかなり良く、2万円近くするモデルだけに、他の充電器とは一線を隠す剛性の高さを感じます。
側面にダイヤルノブが付いているのですが、回したときの「カチッ、カチッ」という音が小気味よく、これだけでも高級感が伝わります。
前面には大型ディスプレイが付き、各ポートの出力情報がこまかに確認できます。
スクリーンオフ時は時計表示にでき、置き時計としても視認性が高く優秀です。
USBポートの数は同社の充電器でも最多で、前面に6つのUSB-Cポート、右側面に2つのUSB-Aポートが付いています。
同じく6ポートタイプの卓上充電器に「Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)」もあります。
ポート数は同じですが、1ポート最大100W、ポート合計200Wとやや低く、ディスプレイも非搭載という点で、機能面でAnker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)に軍配が上がります。
ただその分Anker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)のほうが厚みは約5mm、奥行きは約17mmおさえられています。
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)のレビュー
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)の各特徴をレビューしていきます。
アプリ連携できるスマートディスプレイが便利
前述のとおり、Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)は出力情報(電圧 / 電流 / ワット数)を確認できるディスプレイをそなえています。
各ポートの出力をそれぞれ細かく確認でき、中央部には合計のワット数が表示されます。
USB-C1〜C4は「優先ポート(Port Priority)」のオンオフが選べ、これをオンにしたポートの出力が他よりも高く出るようになります。
ダイヤルを回して「Setting」に合わせた状態でダイヤルを1回押すと、ディスプレイの各設定が行えます。
設定画面ではディスプレイの明るさ(輝度)・時計表示までの時間・充電モードの設定などが可能です。
充電モードは以下4つのモードが付いてますが、AI Power Modeにしておけば基本OKです。
- AI Power Mode(自動配分モード) 充電機器に基づいてデバイスの種類が自動で識別され、最適な電力が割り当てられます。出力65W以上の複数の機器を同時に充電する場合、自動で充電出力が配分されます。
- Port Priority Mode(マニュアルモード) 優先的に充電するポートを最大2つ設定できます。優先ポートに設定された機器が優先されます。
- Dual-Laptop Mode(固定配分モード) 2台のPCの充電が優先されます。
- Low Current Mode(省電力モード) スマホやその他の機器のバッテリー寿命を延ばすため、出力が抑えられます。
本機が他の充電器より秀でている点が、スマホアプリ「Anker」と連携できることです。
連携方法は、BluetoothとWi-Fiいずれかから選べますが、後者だと遠隔地からもアプリを介してチェックできるので、Wi-Fiのほうがおすすめです(外から見る機会は少ないと思いますが…)。
アプリのダッシュボードでは、各ポートの出力が一覧でバッと確認できます。
下のほうにそのままスライドすると、合計出力のリアルタイム推移・充電モード・各ポートの設定画面が出てきます。
各ポートの設定画面では、ポート自体の出力オフ・オフまでの時間・電源タイマーと、かなり細かい調整が可能です。
さらに、ダッシュボード右上の設定アイコンをタップすると、ダイヤルノブを回してSettingで押したときと同様の各設定が行えます。
設定項目は同じですが、先ほど紹介していないものをあげると、時計表示のオンオフや時計のデザイン変更、ダイヤルを回す方向(時計回り・反時計回り)といった部分も調整できます。
1ポート最大140Wでポート合計最大250Wに対応
4つのUSB-Cポートのうち、USB-C1は単ポート最大140W出力に対応しています(すみません、140W出力対応の機器を持っておらず…)。
USB-C2〜C4も十分高出力で各ポート最大100W出力まで可能です。
PPSもサポートしているようで、PPS対応スマホにつなぐと20W以上の超急速充電を観測しました。
2つのUSB-Aポートはいずれも最大22.5W出力ですが、これはHuawei機器のみ対応で、それ以外のスマホは15W程度にとどまります。
USB-C1〜4までそれぞれ「100W / 45W / 45W / 45W」出るため(合計250W)、ノートPC4台にモバイル機器2台といった組み合わせでも無理なく同時充電できるハイパワーぶりを発揮します。
多ポートかつ超高出力なので、これまで複数の充電器にまたがっていた人も、Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)なら1台にまとめられるでしょう。
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)はこんな人におすすめ
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)は「あらゆる機器を卓上でまとめて充電したい人」におすすめです。
据え置きタイプでここまで多ポートかつ超高出力の充電器はなく、ディスプレイ付きやアプリ連携など高機能なのも魅力。
それだけに約2万円と高く、それなりの機器数をもっていないともてあますスペックではあります。
置き時計代わりに使えるのも便利なので、とにかくハイパワーかつ高機能がほしい人にはこれ以上ないモデルでしょう。
ディスプレイ付きではないものの、もう少し控えめの仕様で問題ない人はAnker Prime Charger (200W, 6 Ports, GaN)やAnker Prime Desktop Charger (240W, 4 ports, GaN)もアリです。
Anker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)レビューまとめ
本記事ではAnker Prime Charger (250W, 6 Ports, GaN)をレビューしました。
卓上充電器では現状これよりすぐれたものは無いんじゃないかと思うほど完成度の高い製品でした。
どうも、マクリン(
- USB-C1は1ポート最大140W出力対応
- 6ポート利用時も合計最大250W
- ノートPC4台同時急速充電可能
- ディスプレイ搭載で出力情報を確認可能
- スマホアプリと連携して外出先からも確認可能
- 置き時計としても優秀
- 約2万円と高い