評価:4
モバイルバッテリーは持っていくのに、充電器とケーブルは忘れがちなマクリンです。
コンセントを挿せば充電器でも使えるコンセント付きモバイルバッテリーであれば、1台2役でまかなえますが、それならケーブルも一緒くたにしたいところ。
近年そういったニーズが高まっているのか、ケーブルが一体になったコンセント付きモバイルバッテリーが登場していますが、CIOからもついにそのタイプが出ました。
それが「SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLE」です。
脱着可能なUSB-Cケーブルを内蔵しているだけでも便利なのに、コンセント付きでふだんは充電器としても使えます。
しかも、充電器モードでもバッテリーモードでも30Wしっかり出せるので、MacBook Airまでならこれ1台でカバーできちゃいます。
そこで本記事はSMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEをレビューしていきます。
- タッチセンサー搭載ディスプレイ搭載
- パススルー対応
- USB-Cが最大30W出力対応
- 本体充電がUSB-Cとコンセントの2種類に対応
- USB-Cケーブル内蔵
- やや大きい
- 内蔵ケーブルがやや短い
- 2ポート同時使用時は最大15W出力に制限
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CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEの外観
「SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLE」は、iPhoneを約1.5回充電可能な、8,000mAhのコンセント&ケーブル一体型モバイルバッテリーです。
製品名 | CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLE |
---|---|
サイズ | 約115 x 67.5 x 22mm |
重さ | 約223g |
バッテリー容量 | 8,000mAh |
出力ポート数 | 2(USB-C内蔵ケーブル / USB-C) |
入力 | AC入力:100-240V 50-60Hz 0.8A USB-C入力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 12V = 1.67A / 15V = 1.34A / 20V = 1A |
出力 | 充電器使用時:5V 3A / 9V 3A / 12V 2.5A / 15V 2A / 20V 1.5A(最大30W) モバイルバッテリー使用時:5V 3A / 9V 3A / 12V 2.5A / 15V 2A / 20V 1.5A(最大30W) |
合計出力 | 充電器使用時:最大15W モバイルバッテリー使用時:最大15W |
カラーはブラック・ホワイトの2色。
表面はいつものシボ加工ですが、いつもよりはザラつきが控えめで、さらりとした触感となっています。
前面のバッテリー残量表示はタッチセンサー式で、触れると数字が出てきます(充電時は稲妻マークも表示)。
内蔵のUSB-Cケーブルは、側面の溝に沿ってきれいにおさまり、ピロッと開くことでケーブルとして使えます。
こちらのケーブルがなんと着脱可能で、万が一消耗したり無くした際も、ケーブルだけ別に購入すればOKです。
内蔵ケーブルの下にはもう1個のUSB-Cポートがついています。
内蔵ケーブルをUSB-Cポート側に挿して使うことも当然できます。
サイズは約115 x 67.5 x 22mmで、大人男性の手にちょうどおさまるくらいの大きさ。容量から考えるとちょっと大きめです。
ただ重量は約223gで、ケーブルとプラグを内蔵していることをふまえると、比較的おさえているほうです。
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)との比較
本機と10,000mAhの「Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」で比較してみました。
製品名 | CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLE |
Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル) |
---|---|---|
サイズ | 約115 x 67.5 x 22mm | 約108 x 51 x 31mm |
重さ | 約223g | 約250g |
バッテリー容量 | 8,000mAh | 10,000mAh |
出力ポート数 | 2(USB-C内蔵ケーブル / USB-C) | 2(USB-C内蔵ケーブル / USB-C) |
入力方法 | ACコンセント / USB-C | ACコンセント / USB-C |
入力 | AC入力:100-240V 50-60Hz 0.8A USB-C入力:最大20W |
AC入力:100-240V 50-60Hz 1.5A USB-C入力:最大30W |
出力 | 充電器時:最大30W モバイルバッテリー時:最大30W |
充電器時:最大30W モバイルバッテリー時:最大30W |
合計出力 | 充電器時:最大15W モバイルバッテリー時:最大15W |
充電器時:最大18W モバイルバッテリー時:最大15W |
パススルー充電 | (本体充電はコンセントのみ) |
|
ケーブル内蔵 |
CIOのほうが薄いものの、平置きサイズはやや大きめ。ケーブル長もCIOのほうが約15cmと短くなっています。
個人的には、Ankerのほうが小ぶり感を感じるのと、ケーブルもAnkerくらいの長さが望ましい(短すぎても取り回しが難しい)です。
ただ重量は、バッテリー容量が少ない分、CIOのほうがいくぶん軽く仕上がっています。
ディスプレイは、両者ともバッテリー残量を表示するだけのシンプルなもので、使い勝手はほぼ同じ。
CIOは背面側にプラグがつくのに対し、Ankerは側面についているため、コンセントに挿した際、CIOのほうが場所をとるのは気になりました(コンセントプラグが横に並ぶ場合)。
両者ともに充電器・バッテリーモードで最大30W出力の点は変わらないため、充電面ではほとんど同じ印象です。
ただCIOの利点として、USB-C内蔵ケーブル/USB-Cポートを組み合わせてパススルー可能という点があります。
Ankerは本体充電がコンセントのみにかぎられるのに対し、CIOはUSB-C同士の組み合わせでもイケるのはありがたいです。
以上をふまえると、サイズ感やプラグの位置・容量面でAnkerのほうが若干優位だと感じました。
CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEのレビュー
SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEの特徴を紹介します。
2種類の本体充電とパススルーに対応
SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEは、ACコンセントとUSB-Cのいずれかで本体充電可能です。
本機はパススルーにも対応し、片方のUSB-C内蔵ケーブル/ポートで本体充電しつつ、もう一方でデバイス充電するといったことも可能です。
充電器・バッテリーモードともに最大30W出力対応
本機は充電器モード・バッテリーモードのいずれも最大30W出力に対応しています。
大抵のコンセント付きモバイルバッテリーは、バッテリーモードだと出力が落ちることが多いため、本機のように変わらないのは使いやすいです。
スマホはもちろん、MacBook Airなど一部のノートPCでも急速充電可能となっています。
内蔵ケーブルとUSB-Cポートを使えば2台同時充電もでき、この場合は両モードとも最大15Wにしぼられます。
ただスマホ2台だと電力配分的に厳しいので、スマホ + イヤホンくらいがおすすめです。
CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEはこんな人におすすめ
SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEは「スマホやMacBook Airも充電できる充電器兼用モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。
重量を約220gにおさえつつ「ACコンセント」「内蔵ケーブル」を搭載し、持ち運びできる全部入りを体現しています。
充電器・バッテリーモードで出力が変わらないのも利点で、一部のノートPCまで充電できるのは頼りになります。
バッテリー容量・出力・USBポートが多いほうがいい人は、ケーブルは内蔵していないものの、同社のSMARTCOBY Pro PLUGⅡがおすすめです。
CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEレビューまとめ
本記事はSMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG & CABLEをレビューしました。
脱着可能なケーブルがあるだけでも便利なのに、コンセントに挿しても挿さなくても30Wしっかり出るのはありがたいです。
どうも、マクリン(
- タッチセンサー搭載ディスプレイ搭載
- パススルー対応
- USB-Cが最大30W出力対応
- 本体充電がUSB-Cとコンセントの2種類に対応
- USB-Cケーブル内蔵
- やや大きい
- 内蔵ケーブルがやや短い
- 2ポート同時使用時は最大15W出力に制限