どうも、iPhone 16 Proユーザーのマクリンです。
12シリーズ以降から、付属品から充電器がカットされたため、まわりのiPhoneユーザーからも「充電器なにを使えばいいの?」とちょくちょく聞かれます。
iPhone 16シリーズは、有線接続だと30分で50%充電できる「高速充電」に対応しています。
ただ、この高速充電を発揮しようとなると、ふつうの充電器ではダメで、充電器が20W以上の出力に対応している必要があります。
12シリーズは18Wだったのですが、13シリーズ以降から地味に2Wアップしています。
MagSafe充電器だと最大25Wの高速ワイヤレス充電が可能ですが、こちらは30W充電器でカバーできます。
それを知らずに昔のiPhoneの充電器を使うと5Wしかないので、それを13シリーズに適用しちゃうと、充電速度がめちゃくちゃ遅かったりします……。
そこで本記事では、100台以上の充電器をもつ僕が、おすすめのiPhone 16シリーズ用充電器を5つ紹介していきます。
なお、iPhoneにおすすめのワイヤレス充電器はこちらの記事で紹介しています。
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iPhone用充電器の選び方
iPhoneに適した充電器を選ぶうえで、いくつかのポイントがあるので紹介していきます。
PD対応USB Type-Cポートの充電器にする
iPhone 15用充電器は20W以上のものを選ぶ必要がありますが、それはUSBポートの種類をUSB Type-C(USB-C)にしぼることを意味します。
もっともポピュラーなUSBポート形状はUSB Type-Aですが、USB-Aだとケーブルの兼ね合いもあり、出力が18W以下に制限されてしまいます。
一方、USB-Cであれば18W以上の高出力をカバーし、ノートPCの充電にも使われています。
18W以上のUSB-Cポートは急速充電規格「USB Power Delievery(USB PD)」に対応し、これはUSB-Cのみがもつ機能的特徴でもあります。
このUSB PDの機能を発揮するためには、充電器・ケーブル・デバイスともにUSB PD対応でなくてはいけないので、PD対応USB Type-Cポートの充電器を選びましょう。
窒化ガリウム(GaN)搭載の充電器にする
充電器を外に持ち出したり、コンセントの場所をとらないうえで重要なのが充電器のサイズ。
軽量小型のほうがもちろん使いやすいですが、そのうえで窒化ガリウム(GaN)を搭載しているかどうかを気にするといいでしょう。
従来の充電器はスイッチング素子にシリコン(Si)という素材を搭載していますが、近年スイッチング素子の素材がGaNに置き換わった充電器が増えています。
SiからGaNになることで、同じ出力に立ち上げるのに必要な電圧値が小さくなります。
そのことで発熱を抑えられるため、充電器の内部パーツを小さくでき、その結果として充電器の小型化を実現できています。
iPhone 16シリーズにおすすめの充電器を紹介
iPhone 16シリーズにおすすめの充電器を紹介します。
左スライドで全表示
製品 | サイズ | 重量 | 出力ポート数 | 合計出力 |
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約29 x 30 x 31mm | 約35g | 1(USB Type-C x 1) | 20W |
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約36 x 29 x 29mm | 約38g | 1(USB Type-C x 1) | 30W |
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約45 x 36 x 28mm | 約71g | 2(USB Type-C x 2) | 40W(各ポート最大30W) |
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約65 x 52 x 38mm | 約123g | 2(USB-C伸縮ケーブル / USB Type-C) | 40W(各ポート最大40W) |
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約70 x 43 x 12.5mm | 約50g | 2(USB Type-C x 2) | 15W(各ポート最大7.5W) |
CIO Mate Charger001
個人的に愛用してる20W充電器が「CIO Mate Charger001」です。
価格は税込み1,960円、同じく1ポートです。
充電器は無骨なイメージがつきまといますが、モスグリーンをはじめ、シェルピンク・ナチュラルホワイト・ライトブラックと、CIOのイメージを一新する淡い色調がそろっています。
折りたたみプラグ式にもかかわらず、3cm角におさまり、プラグの格納できないiPhoneの昔の充電器(Apple 5W USB電源アダプタ)やAnker Nano Charger (20W)とほぼ同じサイズを実現しています。
重量は約36gで、プラグを折りたためるタイプでは最軽量クラス。
カラー・プラグ格納・携帯性と3拍子そろった充電器なので、家でも外でも使うモデルをお探しならかなりおすすめです。
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
ProやPro Maxまで充電するなら「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」がおすすめです。
カラーは淡いブルーをはじめ、パープル・ブラック・ホワイトと男女ともに使いやすい色がそろっています。
特筆すべきはやはり、これだけのコンパクトさを実現しつつ、折りたたみプラグを搭載している点。
サイズは約36 x 29 x 29mmと同クラスの最小設計であり、もちろん卵サイズ未満です。
なんなら、iPhoneの昔の充電器(Apple 5W充電器)と並ぶ超小型となっています。
重量は約38gであり、MacBook Air充電器と比べても半分未満の軽量設計です。
iPhone 14 Pro充電時の出力は22W程度ありました。
30分充電で50%に到達するハイスピードぶりで、フル充電まで急ぐときほど重宝します。
サイズ・デザイン・性能ともに完成度高くまとまった、本命の30W充電器です。
CIO NovaPort DUO 30W
2ポートの充電器でおすすめなのが「NovaPort DUO 30W」です。
価格は税込み3,278円、2ポートで各30Wずつの出力に対応し、2ポート同時使用時では合計40W出力できます。
iPhone 2台充電でもいいですし、iPhone + iPad mini 6みたいな組み合わせでも使いやすいです。
表面にはキズつきにくいシボ加工が施され、長期間愛用できるデザインに仕上がっています。
サイズは約45 x 36 x 28 mmとタマゴ未満、重量は71gと、2ポートのUSB-C充電器では最小最軽量を実現しています。
2台同時充電できるモデルをお探しならかなりおすすめです。
TORRAS FlexLine
ケーブルを内蔵する、2ポートタイプの40Wクラス充電器「TORRAS FlexLine」です。
伸縮式のケーブルを内蔵し、裁縫のメジャーみたいで巻き取る感触が気持ちいいです。
伸縮ケーブル内蔵なのにそこそこ小さく、同クラスの最小(NovaPort DUOⅡ 45W)よりはさすがに大きいものの、Apple 30W USB-C電源アダプタと同程度におさまっています。
重量も約123gと、Apple 30W USB-C電源アダプタより少し重いくらいです。
内蔵ケーブルでもUSB-Cポートでも単ポート最大40W出力に対応し、スマホなら余裕で急速充電可能です。
MacBook Airなど一部のモバイルノートPCも充電でき、ノートPC用充電器としても使えます。
内蔵ケーブル + USB-Cポートの2台同時充電もでき、この場合は20Wずつの固定分配であるため、スマホ2台もしくはスマホ + イヤホンの組み合わせが基本的におすすめです。
TORRAS FlexLineは「ケーブル内蔵のノートPC・スマホ兼用充電器がほしい人」におすすめです。
CIO Mate Charger003
最後に紹介するのが、ミントタブレット形状の2ポート充電器「CIO Mate Charger003」です。
サイズは約70 x 43 x 12.5mmと、まさにミントタブレットの大きさを実現。
同様のフリスク型充電器の中で唯一の20W仕様だけにもっともコンパクト。
重量も50gとダントツ軽いです。
2つのUSB-Cポートはいずれも最大20W出力に対応しています。
2ポート使用時は合計最大15Wに制限されるので、スマホの2台同時急速充電は厳しく「スマホ + イヤホン」の同時充電くらいがおすすめです。
満充電まで急ぐときは1ポート接続にとどめ、睡眠中の充電など時間にある程度余裕があるときに2ポート接続する、といった使い方がいいでしょう。
CIO Mate Charger003は、ポケットやバッグに入れても邪魔にならないミントタブレット型なので、荷物がかさばりたくない人にぴったりの充電器です。
iPhoneにおすすめの充電器まとめ
本記事ではiPhoneにおすすめの充電器を紹介しました。
- ProやPro Maxまで充電するなら「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」
- 家でも外でも使うなら「CIO Mate Charger001」
- 2台同時充電するなら「CIO NovaPort DUO 30W」
- ケーブル内蔵なら「TORRAS FlexLine」
- ミントタブレット形状の2ポート充電器「CIO Mate Charger003」
僕は外に持ち出すことが多いので、この中ならTORRASをよく使っています。
どうも、マクリン(