評価:4
USBポート不足で困りたくないなら4ポートの充電器しか勝たんマクリンです。
近年のノートPC・スマホは高出力化してるので、ワット数はやはり100Wほしいところ。
これらの条件を満たしつつ、持ち運びできるレベルに小さいのが、CIOの「NovaPort QUADⅡ 100W」です。
クレカサイズの小型設計ながら、1ポートでも4ポート合計でも最大100W出力を実現し、大抵のノートPC・モバイル機器が充電できるパワフルぶり。
ポート構成も4ポート中USB-Cポートが3つも付き、USB-C機器が多い現状でかなり使いやすい仕様です。
そこで本記事ではNovaPort QUADⅡ 100Wをレビューしていきます。
- 100Wクラス4ポートで世界最小
- 1ポート使用で100W出力対応
- USB-C 2〜4ポート使用時はNova Intelligenceに対応
- PPS対応
- 前モデルより若干重くなった
- USB-C3 + Aは合計出力が15Wに制限
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CIO NovaPort QUADⅡ 100Wの外観とサイズ・重量
「NovaPort QUADⅡ 100W」は、4ポートタイプの100WクラスUSB充電器です。
製品名 | NovaPort QUADⅡ 100W |
---|---|
サイズ | 約60 x 54 x 32 mm |
重さ | 約190g |
出力ポート数 | 4(USB Type-C x 3 / USB Type-A) |
USB出力 |
USB-C 1/2/3:5V 3A/9V 3A/12V 3A/15V 3A/20V 5A(最大100W) USB-A:5V 3A/9V 2A/12V 1.5A(最大18W) |
PPS出力 | 5V-11.0V 5A(最大55W) |
表面はNovaPortシリーズ共通の粗いシボ加工で、キズ・指紋の付きづらい表面処理となっています。
4ポートのうち、USB-Cポートはいずれも同社独自の出力自動振り分け機能「Nova Intelligence」に対応し、USB-Cポートだけ組み合わせると、接続機器によって最適な出力に配分してくれます。
USB-C 1 | USB-C 2 | USB-C 3 | USB-A | Total |
---|---|---|---|---|
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
100W | 100W | |||
18W | 18W | |||
2ポート接続時:最大97W内で自動振り分け(45W + 45W / 67W + 30W) | 90〜97W | |||
67W | 18W | 85W | ||
67W | 18W | 85W | ||
15W(2ポート合計) | 15W | |||
3ポート接続時:最大95W内で自動振り分け(30W + 30W + 30W / 45W + 30W + 20W) | 90〜95W | |||
45W | 30W | 18W | 93W | |
65W | 15W(2ポート合計) | 80W | ||
65W | 15W(2ポート合計) | 80W | ||
2ポート接続時:最大85W内で自動振り分け(65W + 20W / 35W + 45W) | 15W(2ポート合計) | 95〜100W |
背面には折りたたみプラグを搭載しています。
100Wクラス4ポートで最小の約60 x 54 x 32 mmにおさめ、クレカレベルのコンパクト設計。
Apple 96W USB-C電源アダプターと比べても、ポート数4倍にかかわらず、サイズはじつに3分の2です。
前モデルの「NovaPort QUAD 100W」と並べても、奥行は9mm、高さは4mm程度小さくなっています。
プラグ側がフラットデザインで根元に絶縁キャップも付いているので、安全かつコンセントに挿してもグラつきなく安定します。
重量はスマホと同じくらいの約187g。持ち運びにはまったく問題ないですが、前モデルより10g程度重くなっています。
ケーブルは付いていないので、別途買うなら「CIO 柔らかいシリコンケーブル」がおすすめです。
CIO NovaPort QUADⅡ 100Wのレビュー
NovaPort QUADⅡ 100Wの特徴を紹介していきます。
3つのUSB-Cは単ポート最大100W出力が可能
3つのUSB-Cは、1ポート接続で最大100W出力に対応しています。
MacBook Proふくめ、100WクラスのWindowsノートPCも急速充電可能です。
ゲーミングノートPCでないかぎり、大抵のノートPC充電はカバーできる出力となっています。
USB-A側は最大18Wまで対応し、こちらのポートでもスマホの急速充電は十分可能です。
2〜4ポート使用時は出力自動振り分けに対応
USB-Cポート同士の組み合わせにかぎり「Nova Intelligence」に対応し、接続機器に応じて各ポートの出力が変わっていきます。
USB-C1〜C3のいずれかを2つつないだときは、ノートPCの要求ワット数によって「45W + 45W」もしくは「67W + 30W」に分かれます。
ただ、MacBook Pro同士で2台接続した際は、急速充電に必要なワット数に絶妙に足りないので、通常充電になることがあります。
USB-C1もしくはC2とUSB-Aを組み合わせて2ポート接続した場合、60WクラスまでのノートPC + スマホの組み合わせでも同時充電できます(この場合は「67W + 18W」になります)。
USB-C1〜C3を全部つないだ際は、ノートPC 3台やノートPC 2台 + スマホなど組み合わせに応じ、90〜95Wの範囲内で配分してくれます(「30W + 30W + 30W」もしくは「45W + 30W + 20W」)。
4ポート全部使ったときは、USB-C3とAの合計出力は15Wに制限され、ややクセはあるものの、USB-C1/C2はノートPC 2台かノートPC + スマホかで出力配分が変わります(「65W + 20W」もしくは「35W + 45W」)。
CIO NovaPort QUADⅡ 100Wはこんな人におすすめ
NovaPort QUADⅡ 100Wは「ノートPCとモバイル機器を複数台一気に充電したい人」におすすめです。
100Wクラス4ポート充電器で最小なのにくわえ、2〜4ポート接続時のいずれもNova Intelligenceがはたらき、実用性も高いです。
ただし、USB-C3 + Aの組み合わせだけは出力制限が大きいので注意ください。
同じポート構成で出力・サイズ・重量を抑えるなら、約3千円安い「NovaPort QUADⅡ 65W」もおすすめです。
一方、USB-Aポート不要で超高出力機器も充電する人は「NovaPort TRIOⅡ 140W」がベターです。
CIO NovaPort QUADⅡ 100Wレビューまとめ
本記事はNovaPort QUADⅡ 100Wをレビューしました。
クレカサイズの小型設計ながら最大100W出力でき、大抵のノートPC・モバイル機器が充電できる高出力充電器です。
どうも、マクリン(
- 100Wクラス4ポートで世界最小
- 1ポート使用で100W出力対応
- USB-C 2〜4ポート使用時はNova Intelligenceに対応
- PPS対応
- 前モデルより若干重くなった
- USB-C3 + Aは合計出力が15Wに制限