Anker(アンカー)にハマりマクリンです。
どちらかというとモバイルバッテリーやUSB充電器で知られる同社ですが、実は完全ワイヤレスイヤホンも名機ぞろい。
ほとんどのモデルが1万円以下で購入できるにもかかわらず、外観・機能・音質ともにすぐれ、1万円以上の他社製品を凌駕する完成度をほこります。
そんなわけで本記事ではAnkerでおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介していきます。
ちなみに、どれか1つ選べといわれたら「Soundcore Liberty 4」、最強のモデルは「Soundcore Liberty 4 Pro」、安めにおさえたいなら「Soundcore P40i」がおすすめです。
タップできるもくじ
Anker(アンカー)でおすすめのワイヤレスイヤホンを比較
Ankerのワイヤレスイヤホンは、モバイルバッテリーで培ったバッテリー技術を生かし、ロングバッテリーに仕上がっています。
またAnker製品のほとんどが、汎用性の高いUSB Type-C充電に対応し、ワイヤレス充電可能なモデルがあるのもポイント。
本記事で取り上げる9モデルには、それぞれ以下の特徴があるので、ひとつずつ紹介していきます。
製品名 | 価格 | Bluetooth | 防水性能 | 対応コーデック | 重量(片耳/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 充電ポート | マルチポイント | 装着検出機能 | Soundcoreアプリ | ANC | 外音取り込み | HearID |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Liberty Neo 2」 |
5,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX7 | AAC/SBC | 約6g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P2 Mini」 |
4,490円 | Bluetooth 5.2 | IPX5 | AAC/SBC | 約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | USB-C | – | – | – | – | – | – |
「Soundcore Life P3」 |
8,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | |||
「Soundcore Space A40」 |
12,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約58g | 最大10時間(ANC:最大8時間) | 最大50時間(ANC:最大40時間) | 10mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore Liberty 4」 |
14,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約12g/約55g | 最大9時間(ANCで7時間) | 最大28時間(ANCで24時間) | 9.2mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Soundcore Liberty 4 NC」 |
12,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約60g | 最大10時間(ANCで8時間) | 最大50時間(ANCで40時間) | 11mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Soundcore P40i」 |
7,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約58g | 最大12時間 | 最大60時間 | 11mm大型ドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore A30i」 |
8,990円 | Bluetooth 5.4 | IP54 | AAC/SBC | 約8g/約47g | 最大7時間 | 最大24時間 | 6mmダイナミックドライバー | USB-C | – | – | ||||
「Soundcore Liberty 4 Pro」 |
19,990円 | Bluetooth 5.3 | IP55 | AAC/SBC/LDAC | 約11g/約62g | 最大10時間(ANCで7.5時間) | 最大40時間 | 10.5mm大型ドライバー 4.6mm大型ドライバー |
USB-C・ワイヤレス |
Soundcore Liberty Neo 2
「Soundcore Liberty Neo 2」は、完全防水仕様(IPX7)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンの形状はゴロンと丸みを帯び、ロゴの印字部分はザラついた質感で、タッチ操作に対応しています。
イヤホン単体で約12g、ケースふくめて約59gと、標準的な重量です。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」はメタリックコーティングが施され、指紋が付きやすかったのに対し、本機のケースはシンプルかつ洗練され、サラリとした触感で指紋も目立たくなりました。
バッテリーはイヤホン単体で約10時間、ケースをふくめると最大40時間の連続再生が可能であり、前モデルの約2倍に伸びました。
USB-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、ワイヤレス充電器に置くだけで簡単に充電できます。
イヤーウィングのおかげでしっかりフィットし、少しひねるだけで密閉性は抜群です。
- 左1回タップ 音量小
- 右1回タップ 音量大
- 左2回タップ 音声アシスタント
- 右2回タップ 再生 / 一時停止
- 左1秒押し 前の曲へ
- 右1秒押し 次の曲へ
音質は低音から中音にかけて迫力があり、Soundcore Life A2 NCと同じく若干ドンシャリ系ではありつつ、高音域はまろやかで耳に刺さるイヤな感じがありません。
前モデル「【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo」と同様、ROCKやHIP HOP、EDMと組み合わせてパフォーマンスを発揮するイヤホンに仕上がっています。
音質コーデックはSBC・AACのみに対応しています。
価格的に仕方ないですが、ノイズキャンセリングはついていないので、周囲音を抑えて音楽を堪能したい方は、同社だとSoundcore Liberty Air 2 ProかSoundcore Life A2 NCが適しているでしょう。
Soundcore Life P2 Mini
「Soundcore Life P2 Mini」は完全防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体はSoundcore Life P3と同様、軸の伸びた形状をしているものの、軸はショートでAirPods Proと同程度におさまっています。
イヤホン単体で約9gと軽く、ケースふくめても約47gです。
充電端子はUSB Type-Cポートで、10分の充電で1時間分の再生が可能な急速充電にも対応しています。
Soundcore Life P2 Miniは、アプリ非対応であるにも関わらず、3回タップでイコライザーモードの切り替えに対応しています。
アプリなしでイコライザーをそなえるのは本機のみの特徴です。
3回タップするたび「通常モード 低音モード ボーカルモード」の3つが順に変わっていきますが、モードの出来は正直微妙。
ボディ部分が耳の中にほど良くハマる感じで装着でき、軽快性と安定感のあるつけ心地です。
タッチセンサーの認識は、1タップ・2タップは問題ないものの、3タップは通らないことがあるので注意ください。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | 2タップ | 2タップ |
停止 | 2タップ | 2タップ |
曲送り | – | 2秒長押し |
曲戻し | 2秒長押し | – |
イコライザーの切り替え | – | 3回タップ |
音声アシスタント起動 | 3回タップ | – |
中低音域が前面に出る音設計であり、バスドラムは少し鳴り響く傾向があるので、パワフルな感じを受けます。
一方、中音域のボーカルやギター・ピアノは、かなり繊細で上手く表現できています。
この音域の豊潤さは、4千円台のイヤホンの平均値を大きく上回ります。
中高音域に来ると、ボーカル音やシンバルが自然な音色に少し欠け、実際よりも軽く、若干とがる傾向があります。
ROCK & POPSやEDM中心に、パワフルな低音と豊かな中音域を聴くのに最適なイヤホンです。
Soundcore Life P3
「Soundcore Life P3」は完全防水仕様(IPX5)のBluetoothワイヤレスイヤホンです。
イヤホン本体は、軸のシュッと伸びたスタイリッシュな形状をしています。
イヤホン単体で約10g、ケースふくめて約60gと標準的な重量です。
ケース上部にはキラリと光るロゴがプリントされ、光沢感のあるマット仕上げの筐体がエレガント。
ラインナップはブラックふくめ、ネイビー・ライトブルー・オフホワイト・コーラルレッドの5色で、無骨なガジェットのイメージを覆す爽やかなカラーリングなので、幅広いユーザーが使いやすいです。
同社のANC搭載モデルではエントリーモデルにもかかわらず、ワイヤレス充電にも対応し、この機能を削らなかったのはかなりポイント高いです。
耳の先端が安定するようにその周りをしっかりと密閉し、フィット感は良好です。
タッチセンサーの感度は、シングルタップがあまりよろしくなく、余韻を少し残すような感じでグッと押してあげるのがおすすめです。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生 | – | 2タップ |
停止 | – | 2タップ |
曲送り | 2タップ | – |
曲戻し | – | – |
音量を上げる | – | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | – |
モード設定 | 2秒長押し | 2秒長押し |
音の解像感は最上位のLiberty Air 2 Proにゆずるものの、低音が強めで中高音もくっきり聴こえ、同価格帯ではトップクラスの音質です。
低音の量感がそこそこあるにかかわらず、ナチュラルで開放感のある中高音域もクリアかつ分離感も良く、各楽器の音にバランス良くフォーカスをあてられています。
ROCK & POPSやEDM中心に、ダイナミックな低音と安定した中音域を楽しむのにぴったりのイヤホンです。
さらに、8千円台で最強クラスのノイキャン性能をほこります。
兄貴分のSoundcore Life A2 NC、最上位のSoundcore Liberty Air 2 Proと並び、AirPods Proと同等レベルで、車のエンジン音やタイヤ音、電車の走行音といった低音ノイズを抑え込んでくれます。
キーボード音や空調音といった、比較的近くで発している音もかなり小さくしてくれます。
ただし、外音取り込みはもうちょっとがんばってほしいというのが正直なところ。
Soundcore Space A40
「Soundcore Space A40」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
イヤホンはコロンと丸っこいフォルムで、シックなグレーのロゴ面が高級感を漂わせています。
重量はイヤホン単体で約10g、ケースふくめ約58gと標準的です。
ケースはつい触りたくなるツルッとした触感で、落ち着いた黒の色合いに天面のロゴがクールに決まります。
イヤホン単体で最大10時間(ANCオンで8時間)、ケースふくめ最大50時間(ANCオンで40時間)と、かなりのロングバッテリーです。
USB-Cにくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、充電まわりは文句なしの仕上がりです。
筐体部分が耳にうまくフィットして支えてくれるため、安定性が高く、装着性は良好です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | ― | 2タップ |
曲送り | 2タップ | ― |
音量を上げる | ー | 1タップ |
音量を下げる | 1タップ | ー |
ANC 外音取り込み OFF | 長押し(2秒) | 長押し(2秒) |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
通話終了 | 通話中に2タップ | 通話中に2タップ |
ただタッチセンサーがかなり敏感で、脱着の際に軽く触れただけで操作が反映されるのは若干気になりました。
低音から高音までキレイに響きながらも音場の広さや立体感を感じられ、完成度の高い音質です。
粒の細かさが感じられ、楽器隊の音もしっかりと捉えられる、聞きごたえのあるサウンドを実現しています。
音もクリアで、各音域がキレイに再現されながらもボーカルがスカッと耳に届くので、POPSを楽しむのにぴったり。
とくに推したいのがサウンドの広がりや立体感で、左右だけでなく、奥行き方向にも自然な音の広がりを感じられます。
さらに、同社製では数少ないマルチポイントも搭載しています。
同価格帯でトップクラスのANC性能をもち、電車の走行音や車のロードノイズなどの騒音が激しい場所では、ANCをオンにするとノイズをグッと抑えてくれました。
ただ低音域が大きく低減されつつも高音域への効きは弱く、どうしても残ってしまいます。
カフェのBGMや人の話し声などの中~高音域は、スッと遠くなるくらいでした。
外音取り込みは、耳につんざくような音もなく、快適に使えます。
電車内でオンにするとアナウンスが自然に聞こえ、コンビニ会計時など、ピンポイントで周囲の音を聞きたいシーンでも活躍してくれました。
Soundcore Liberty 4
「Soundcore Liberty 4」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
耳からの脱着にともない、自動で音楽再生・停止する装着センサーに対応し、アプリからON/OFFの切り替えも可能です。
重量はイヤホン単体で約12g、ケースふくめ約55gと標準的な重さです。
ケースはつい触りたくなるサラリとした質感で、前後にスライドして開閉できる機構もスマートで扱いやすいです。
イヤホン単体で最大9時間(ANCオンで7時間)、ケースふくめ最大28時間(ANCオンで24時間)と、標準的なバッテリー性能です。
ケース背面にはUSB-Cポートを搭載し、ワイヤレス充電にもしっかり対応しています。
Soundcore Liberty 4は、2台のBluetoothデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
タブレットでYouTube鑑賞しながらスマホの着信に応答したり、スマホで音楽を聴きつつ会議のタイミングでPCに切り替えたり、音楽再生や着信をトリガーに機器を切り替え可能です。
イヤホン側面は感圧センサーで、グッとつまむ(ピンチする)ことで以下の操作ができるようになっています。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 1クリック | 1クリック |
曲送り | ― | 3クリック |
曲戻し | 3クリック | ― |
ANC / 外音取り込み / OFF | 2クリック | 2クリック |
受話 | 着信中に2クリック | 着信中に2クリック |
通話終了 | 通話中に2クリック | 通話中に2クリック |
タップ操作だと反応しないこともあるので、ピンチ操作はかなり使いやすくて好きです。
サウンドはナチュラルかつフラットな質感で、ついつい聞き入ってしまう心地よさがあります。
音のバランスは低音域がクリアでシャープ、中音域はリッチで高音域は若干刺さる感じはあるものの、全体的にバランスは良く、音が積み重なったような立体感も感じられます。
これまでのAnkerイヤホンに通ずるボーカルのパワフルさや臨場感もあり、ROCK & POPSによく合うイヤホンといえるでしょう。
ANC強度も申し分なく、ちょっとした話し声や空調音はかき消してくれ、オフィスでONにすれば一気に静寂に包まれるほどです。
AirPods Pro 2を10とすると、8くらいのイメージかと。
電車のガタンゴトン音やロードノイズは8割以上抑えてくれますし、同価格帯では充分高いレベルのANC性能です。
外音取り込みも悪くはないものの、ちと人工的な音の響き方という印象。
ただ音はしっかり拾ってくれますし、電車アナウンスやコンビニの会計時など、ピンポイントで使う分には問題ないでしょう。
Soundcore Liberty 4は、必要な機能はすべて網羅し、ANC・音質も高レベル、装着性・操作性まで良しと、まさに優等生ともいえるモデルに仕上がっています。
Soundcore Liberty 4 NC
「Soundcore Liberty 4 NC」は生活防水仕様(IPX4)の完全ワイヤレスイヤホンです。
耳からの脱着にあわせて自動で音楽再生・停止する装着検出センサーを搭載し、アプリからのON/OFFにも対応しています。
AIノイズリダクションを搭載したマイクを左右に3つずつそなえ、通話時のノイズをおさえて自分の声をクリアに届けてくれます。
重量はイヤホン単体で約10g、ケースふくめ約60gと、標準的な重さです。
スライドにより前後に開閉するLiberty 4から打って変わって、本機は戦隊ロボのコックピットのように上下に開閉する機構となっています。
ケースの開閉自体は少ししづらいものの、イヤホンは抜群に取り出しやすくなりました。
イヤホン単体で最大10時間(ANCオンで8時間)、ケースふくめ最大50時間(ANCオンで40時間)であり、ケース込みではかなりのロングバッテリー。
ケース背面からのUSB Type-C充電にくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、置くだけ充電が可能です。
Soundcore Liberty 4 NCは、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントに対応しています。
「スマホとタブレット」や「スマホとPC」など、複数のBluetoothデバイスを利用する際にとても便利な機能です。
スティック部の中央から上部がタッチセンサーとなっており、タップにより「ポンッ」と柔らかい反応音が鳴る仕様です。
操作 | L | R |
---|---|---|
再生/停止 | 1タップ | 1タップ |
曲送り | 2タップ | ― |
曲戻し | ― | 2タップ |
ANC / 外音取り込み | 長押し | 長押し |
受話 | 着信中に2タップ | 着信中に2タップ |
通話拒否 | 着信中に長押し(2秒) | 着信中に長押し(2秒) |
通話終了 | 通話中に長押し(2秒) | 通話中に長押し(2秒) |
音質は低音をしっかり響かせながら、高音も手を抜くことなく綺麗に再現しています。
楽器音の再現度がとくにすばらしく、曲中で刻まれているシンバルやドラム、ベースなどの細かな音でしっかり魅せる粋な仕上がりです。
音の柔らかさも健在で、誰しもが聞きやすい心地よいサウンドとなっています。
一方、ボーカルの再現度や音の滑らかさはLiberty 4に劣り、やや控えめといったところ。
ANC強度は、低音の効きはとくに強く、すぐ横を車が通過しても気にならないほどなので、街を歩きながら音楽の世界にどっぷり浸かれます。
中音の効きは少し甘く、AirPods Pro 2やTechnics EAH-AZ80には劣るものの、1万円台では間違いなくトップクラスです。
外音取り込みは、周囲の音はしっかり拾ってくれますし、コンビニ会計時など日常で使う分には問題ないレベル。
Soundcore P40i
「Soundcore P40i」は生活防水仕様(IPX5)の完全ワイヤレスイヤホンです。
カラーラインナップは、オフホワイト・ブラック・ネイビー・パープルの4色。
スティック部分の縁取りがとてもオシャレで品良く仕上がっています。
ケースは手のひらに十分おさまるサイズで、さらさらしたプラスチック素材に丸みのある形状なので、思わず握りしめたくなります。
ケースのフタを開けて手前のつまみを立てるとスマホスタンドになり、ハンズフリーで動画や音楽を楽しめます。
重量はイヤホン単体で約10g、ケースふくめ約58gと標準的な重さ。
バッテリーはイヤホン単体で最大12時間、ケースをふくめ最大60時間とかなり優秀です。
充電ポートはUSB Type-Cにくわえ、ワイヤレス充電にも対応し、置くだけで充電可能です。
本機は最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応しています。
こちらは専用アプリ「Soundcore」に対応し、以下の機能をそなえています。
- サウンドモード設定
- イコライザー設定
- イマーシブモード設定
- HearID
- 音量制限
- タッチ操作のカスタマイズ
- イヤホンを探す
- 各種機能のON/OFF切り替え
高価格帯のワイヤレスイヤホンと比べると、どうしても電子音らしさを感じてしまいますが、すべての音がバランスよく聞こえ、耳の近くから響く心地よいサウンドを楽しめます。
とはいえ同価格帯で比較すると、中音域とそれ以外の音域で音のコントラストがしっかり感じられ、クリアに仕上がっています。
Anker独⾃技術の「ウルトラノイズキャンセリング2.0」が搭載され「自動でモード切り替え」では、外部環境にあわせてANCの強度が⾃動で調整されます。
肝心の遮音性は、上位のLiberty 4 NCにはやや劣るものの、Life P3よりは上回り、価格をふまえるとかなり優秀だと感じました。
外音取り込みモードには「全ての外音」と「音声フォーカス」の2つのモードがあります。
全ての外音を取り込むモードは、音楽とともに外音も聞こえるものの、ナチュラルさにはやや欠け、性能的にはふつうでした。
Soundcore A30i
「Soundcore A30i」は防水・防塵仕様(IP54)の完全ワイヤレスイヤホンです。
カラーラインナップは、ホワイト・ブラック・ピンク・ブルーの4色。
えんどう豆のようなフォルムで、コロっとしたイヤホンのタッチ面にロゴが刻まれています。
装着センサーは非搭載なものの、内側は湾曲し、耳にフィットしやすい形状です。
ケースはリップスティック型で、端にロゴが薄くあしらわれています。
サイズは本物のリップスティックと同じくらいで、フタをスライドするとイヤホンが出てきます。
重量はイヤホン単体で約8g、ケースふくめ約47gと超軽量。
イヤホン単体で最大7時間、ケースをふくめ最大24時間と、標準的なバッテリー性能。
フタの上部にはUSB Type-Cポートを搭載し、10分の充電で2時間再生可能な急速充電にも対応しています。
ワイヤレス充電は非対応です。
本機は専用アプリ「Soundcore」に対応しています。
複雑な機能がなく、シンプルで使いやすいです。
- サウンドモード設定
- イコライザー設定
- タッチ操作のカスタマイズ
- イヤホンを探す
- 装着テスト
本機のANCモードは、「自動でモード切り替え」「手動でモード切り替え」「シーンから選択」の3種類があります。
遮音性はSoundcore P40iよりも良く、車や電車の音をかなり抑えてくれるので、道や電車内で快適に音楽を楽しめます。
価格をふまえるとかなり優秀だと感じました。
外音取り込み機能では、音楽そのままに、外の音を自然に拾ってくれます。
ただ、外音取り込みモードにすると砂嵐のような音が入り、ベースでずっと鳴っているのが気になりました。
深く鳴り響く低音が、音楽全体を力強く支えてくれます。
各楽器のサウンドとともに、低音・高音の鳴り方のバランスもよく、まとまりのある心地よい響きを体感できました。
セミナー・ミーティングなどのリアルタイムの人の声は自然で聞き取りやすいです。
一方、リスニング教材や音楽のボーカルなど、あらかじめ録音された人の声は電子音的で軽い感じがしました。
Soundcore A30iは「イヤホンをおしゃれに持ち歩きたい人」におすすめです。
Soundcore Liberty 4 Pro
「Soundcore Liberty 4 Pro」は防水・防塵仕様(IP55)の完全ワイヤレスイヤホンです。
-
「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」と定義されている防水規格。高い防水性能だが、水中での使用には適していない。
-
粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。
カラーラインナップは、ミッドナイトブラック・パールホワイト・ディープグリーン・スカイブルーの4色。
重量はイヤホン単体で約11g、ケースふくめ約62gと標準的。
スライド式のフタで、中にはスクリーン(ディスプレイ)を内蔵しています。
イヤホン単体で最大10時間(ANCオンで7.5時間)、ケースふくめ最大40時間のロングバッテリーです。
ケース背面のUSB Type-C充電とワイヤレス充電にも対応し、USB-Cの場合、5分の充電で約4時間再生可能な急速充電にも対応しています。
最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントにも対応しています。
しかし、3DオーディオやLDACとマルチポイントの併用ができない点は注意が必要です。
フタをスライドして開けると、内蔵スクリーンにはバッテリー残量が表示されます。
- ANC・外音取り込みモードの調整
- 3Dオーディオのモード切り替え
- 飛行機モードの設定
- イヤホンを探す
- リモートシャッター
Liberty 4やLiberty 4 NCのように高音寄りでも低音寄りでもなく、Ankerのイヤホンでバランスのもっとも良い音に仕上がっています。
楽器もボーカルも丸く透き通った音を感じられます。
3Dオーディオやお好み診断といった、各サウンドモードのつくりが優秀なのも魅力。
価格も一番高いだけあり、音質面でも本機がAnker最強だと思います。
ノイキャンのオプション機能は多くないものの、ANCの遮音性自体は高く、Liberty 4やLiberty 4 NCと比べても完璧にカットしてくれる音の種類が増えました。
同社の他モデルと比べ音質もノイキャン性能も向上し、付いていてほしい機能もすべてそなえ、さすが上位モデルというイヤホンに仕上がっています。
Ankerのおすすめワイヤレスイヤホンまとめ
本記事はAnkerでおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介しました。
Ankerのワイヤレスイヤホンは隠れた名作が多く、デザイン・機能・音質いずれも完成度が高いです。
このたび紹介したイヤホンはどれも名作ですので、ぜひベストパートナーを見つけてください。
どうも、マクリン(
製品名 | 価格 | Bluetooth | 防水性能 | 対応コーデック | 重量(片耳/ケース込み) | 音楽再生時間 | 音楽再生時間(ケース併用) | ドライバー | 充電ポート | マルチポイント | 装着検出機能 | Soundcoreアプリ | ANC | 外音取り込み | HearID |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「Soundcore Liberty Neo 2」 |
5,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX7 | AAC/SBC | 約6g/約59g | 最大10時間 | 最大40時間 | 8mmドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | – | – | |
「Soundcore Life P2 Mini」 |
4,490円 | Bluetooth 5.2 | IPX5 | AAC/SBC | 約9g/約47g | 最大8時間 | 最大32時間 | 10mmドライバー | USB-C | – | – | – | – | – | – |
「Soundcore Life P3」 |
8,990円 | Bluetooth 5.0 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約60g | 最大7時間(ANC:6時間) | 最大35時間(ANC:30時間) | 9㎜ダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | – | – | |||
「Soundcore Space A40」 |
12,990円 | Bluetooth 5.2 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約58g | 最大10時間(ANC:最大8時間) | 最大50時間(ANC:最大40時間) | 10mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore Liberty 4」 |
14,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約12g/約55g | 最大9時間(ANCで7時間) | 最大28時間(ANCで24時間) | 9.2mmダイナミックドライバー 6mmダイナミックドライバー |
USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Anker Soundcore Liberty 4 NC」 |
12,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX4 | AAC/SBC/LDAC | 約10g/約60g | 最大10時間(ANCで8時間) | 最大50時間(ANCで40時間) | 11mmダイナミックドライバー | USB-C・ワイヤレス | ||||||
「Soundcore P40i」 |
7,990円 | Bluetooth 5.3 | IPX5 | AAC/SBC | 約10g/約58g | 最大12時間 | 最大60時間 | 11mm大型ドライバー | USB-C・ワイヤレス | – | |||||
「Soundcore A30i」 |
8,990円 | Bluetooth 5.4 | IP54 | AAC/SBC | 約8g/約47g | 最大7時間 | 最大24時間 | 6mmダイナミックドライバー | USB-C | – | – | ||||
「Soundcore Liberty 4 Pro」 |
19,990円 | Bluetooth 5.3 | IP55 | AAC/SBC/LDAC | 約11g/約62g | 最大10時間(ANCで7.5時間) | 最大40時間 | 10.5mm大型ドライバー 4.6mm大型ドライバー |
USB-C・ワイヤレス |