どうも、モバイルバッテリーにあふれマクリンです。
iPhoneに適したモバイルバッテリーを選ぶなら、ワット数とワイヤレス充電規格を気にする必要があります。
ワイヤレス充電は後述しますが、現在のiPhoneは急速充電に20W必要で、この出力をだせるモバ充でないとiPhoneを適切な速さで充電できません。
そこで本記事では、数あるモバイルバッテリーの中でもiPhoneにおすすめのモバイルバッテリーを紹介します。
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iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーは4種類
iPhoneに適したモバイルバッテリーを選ぶうえで必要なのが、自分に合ったモバイルバッテリーの種類を決めること。
というのも、モバイルバッテリーとひとえにいっても、自身がどのように充電したいかによって、選ぶべきタイプが大きく分かれるからです。
本項目では、iPhone向けのモバイルバッテリーを1種類ずつ紹介していきます。
通常タイプ
1つめは「通常タイプ」、すなわちふつうのモバイルバッテリーです。
このタイプを選ぶ際に気にすべきなのは「バッテリー容量」。

基本的には5,000mAhもしくは10,000mAhがおすすめで、前者がiPhone x 1回分、後者は2回分の充電に相当します。
超大容量の20,000mAhだと大きくて重いので持ち運びが厳しくなるのと、ノートPC想定の高出力であるため、正直オーバースペックです。
したがって、通常モデルにかぎらず、モバイルバッテリーは5,000mAh・10,000mAhの中から選ぶようにしましょう。
ハイブリッド(コンセント付き)タイプ
2つめはコンセントプラグ搭載の「コンセント付きタイプ」で、プラグ一体型とも呼ばれます。
コンセントに挿さない状態では内蔵バッテリーでモバイルバッテリー、コンセントに挿すと充電器で使え、1台2役で活用できます。
なかにはパススルーに対応し、充電器利用時にモバイルバッテリー本体を同時充電できるモデルもあります。
充電器とモバイルバッテリーをべつべつに使っている人なら、1台減らせるのでかなりおすすめです。
ワイヤレスタイプ
3つめはMagSafe対応の「ワイヤレス(充電)タイプ」です。
iPhone 12シリーズ以降はMagSafeに対応し、背面にマグネット式ワイヤレス充電パッドを採用しています。

モバイルバッテリーがワイヤレス充電に対応していると、いちいちケーブルの抜き差しすることなくiPhone充電でき、一度使うと抜け出せないほど利便性が高いです。
MagSafe対応iPhoneを使っているなら、このタイプからなるべく選ぶことをおすすめします。
また、13シリーズ以降のiPhoneは、最新のワイヤレス充電規格「Qi2」に対応しています。
Qi2に対応するワイヤレスモバイルバッテリーを選ぶことで、従来よりも高いワット数(15W)でワイヤレス充電できるようになるので、対応のiPhoneを使用している人はQi2対応モデルをなるべく選びましょう。
USB-C端子一体タイプ
4つめはUSB Type-C端子が一体になっている「USB-C端子一体タイプ」です。
本来ならUSBケーブルを介してモバイルバッテリーとiPhoneをつないで充電しないといけません。
このタイプであればバッテリー側にUSB端子がついているため、iPhoneにそのまま直結し、ケーブルいらずで充電できるのです。
しかも、iPhone 15・16シリーズがUSB-Cポートになったことで、iPadやAndroidスマホ・ワイヤレスイヤホンなど、他のUSB-C対応デバイスの充電にも活用できます。
iPhoneにおすすめのモバイルバッテリー6選
iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーをタイプ別に紹介していきます。
タイプ | 製品名 | バッテリー容量 | ポート | 重量 |
---|---|---|---|---|
通常タイプ | 「CIO SMARTCOBY SLIM」![]() |
5,000mAh | USB-C(18W入力20W出力) ※ポート合計15W出力 |
約111g |
通常・ケーブル内蔵タイプ | 「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」![]() |
10,000mAh | PD対応USB-C x 2(20W入力22.5W出力) USB-A(22.5W出力) ※ポート合計22.5W出力 |
約200g |
ハイブリッドタイプ | 「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C(30W出力) ※最大22.5W出力(モバイルバッテリー使用時) ※最大30W出力(充電器使用時) |
約185g |
ワイヤレスタイプ | 「CIO SMARTCOBY SLIM 5K」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C(20W入出力) Qi2ワイヤレス(15W出力) ※合計最大10W出力 |
約120g |
ワイヤレスタイプ | 「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」![]() |
10,000mAh | USB-C(30W入出力) Qi2ワイヤレス(15W出力) ※ポート合計17W出力 |
約207g |
USB端子一体タイプ | 「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C x 2(18W入力22.5W出力) ※ポート合計18W出力 |
約102g |
ハイブリッド・ケーブル内蔵タイプ | 「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C / 内蔵ケーブル(10.5W入力30W出力) ※充電器使用時:合計最大15W ※モバイルバッテリー使用時:最大18W |
約200g |
CIO SMARTCOBY SLIM
「CIO SMARTCOBY SLIM」は、iPhone約1回分の充電に相当する、5,000mAhのモバイルバッテリーです。
本機は同クラスで世界最小・最薄設計であり、なんとクレジットカードサイズにおさまっています。
厚みもわずか12mmでポケットにらくらく収まり、スマホとの重ね持ちも余裕。
USB-Cポートはいずれも最大18Wでの本体充電に対応し、パススルー対応なので、1つのポートで本体充電しつつ他方のポートでデバイス充電といったこともできます。
2ポートとも最大20W出力に対応し、iPhone 15 Proふくめたスマホの急速充電までサポートしています。
2ポート利用時は最大15Wに制限されるものの、スマホ + イヤホン(スマートウォッチ)の同時充電なら十分可能です。
CIO SMARTCOBY SLIMは「ポケットにらくらく収まる超スリムなモバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」は、iPhone x 約2回分の充電に対応する、10,000mAhのモバイルバッテリーです。
本機のおもしろいギミックが、ストラップ代わりに使えるケーブル。
両サイドのボタンを押し込むことで端子部分を取り出せ、1本のUSB-Cケーブルとして独立します。

サイズはやや幅広(約114 x 71 x 16mm)なものの、ちょうど名刺ケースくらいで持ち運びにはまったく支障ありません。
厚みは約16mmと世界最薄クラスで、ポケットやバッグにもすっぽりおさまります。
左右2つのUSB-Cは最大20W入力で、バッテリー本体の充電が可能です。
側面に「22.5W」の文字が刻印されているとおり、USB-C/Aともに最大22.5Wまでのデバイス充電に対応しています。
ただし22.5W出力はHuawei機器のみの対応で、USB-C側は20W程度までの出力におさまり、スマホまでの急速充電が可能です。
2・3ポート同時使用時の合計出力も22.5Wですが、各ポートへの出力は分散するので、最大3台同時充電はできるものの「スマホ x 2 + イヤホン(スマートウォッチ)」の組み合わせが適しています。
Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)は「薄くて大容量のスマホ用モバブがほしい人」におすすめです。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」は、5,000mAhのUSB充電器搭載モバイルバッテリーです。
カラーはブラックふくめ、ブルー・パープル・ピンク・グリーン・ホワイトの6色。いずれもやさしい色合いで、ふだん使いしやすいです。
上面は手にかけられるストラップ付きで、外出先でも快適に使えます。

また前モデル「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)」とちがい、コンセントプラグに対してUSBポートが水平に変更になったため、USBポートを使用してもコンセントを塞がなくなりました。
コンセントを挿さないモバイルバッテリー使用時は最大22.5W出力までサポートし、スマホ・タブレットの急速充電が可能です。
さらにコンセントに挿して使う充電器使用だと最大30W出力にアップし、なんとMacBook Airの急速充電までカバーできます。

ただしパススルーには非対応で、充電器で使う際は本体充電できないので注意ください。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)は「ノートPCも充電できる充電器兼用モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。
CIO SMARTCOBY SLIM 5K
「CIO SMARTCOBY SLIM 5K」は、5,000mAhのQi2対応ワイヤレスモバイルバッテリーです。
外装にはアルミニウム合金を採用し、メタルボディならではの高級感をたたえています。
本機の強みがそのサイズ感で、iPhone無印 / Pro / Pro Maxのいずれに装着した際も、カメラ部の干渉・下側の本体飛び出しともにありませんでした。
厚みは、iPhone 16 Pro(8.25mm)より少しだけ厚い8.7mmを実現しています。
Qi2対応であり、iPhone 16シリーズ・Galaxy S25シリーズふくむQi2対応スマホであれば最大15Wの高速ワイヤレス充電に対応しています。
iPhoneがカラの状態からワイヤレス充電速度を測ったところ、ちょうど120分(2時間)の時点で86%に到達し、ここでバッテリーが0%になりました。
吸着力もしっかりあり、ちょっとやそっと振っても、外れる雰囲気はまったくありませんでした。
USB-Cポートを用いた最大20W出力の有線充電にも対応し、スマホの急速充電が可能です。
ワイヤレス + 有線を合わせた2台同時充電も可能で、その場合は5Wずつ分配されます。
バッテリー本体を充電しながらデバイス充電するパススルーにも対応しています。
CIO SMARTCOBY SLIM 5Kは「外出先でちょこっとスマホ充電したい人」におすすめです。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)
「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」は、10,000mAhのQi2対応モバイルバッテリーです。
本機の大きな特徴ともいえるのがデザインで、背面は大理石調の触感で所有欲を満たし、側面のアルミフレームは放熱性の高さと両立。まさに機能美。

同クラスのQi2対応モバブ「Anker MagGo Power Bank (10000mAh)」「TORRAS Ostand Power Bank」と比較しても、Slimの名を冠するだけにその薄さはダントツ。
表面のワイヤレス充電パッドにiPhone 16シリーズふくむQi2対応スマホをくっ付けると充電が開始します。
Qi2対応であればワイヤレス出力は最大15Wと高く、カラの状態から3時間足らずで満充電に達します。
16シリーズ向けに設計されたのか、iPhone 16 Pro(6.3インチ)に装着したときの一体感は、純正品と見紛うほどに見事。

底面のUSB-Cポートから最大30W出力の有線充電もでき、スマホ充電を急ぐときやMacBook Airなど一部のモバイルノートPC充電に最適です。
パススルーにも対応しているので、バッテリー残量がないときや自宅で卓上充電器代わりに使うときも助かります。
ワイヤレス + USB-Cの2台同時充電も可能ですが、最大17W(USB-C:最大12W + ワイヤレス出力:最大5W)にしぼられ、ワイヤレス充電側がとくに低速になるので注意ください。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)は「薄くて重ね持ちしやすいQi2対応モバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」は、5,000mAhのUSB-C端子一体型モバイルバッテリーです。
上部には折りたためるUSB Type-C端子をそなえ、USB-C対応デバイスなら直結充電可能です。
右側面にもUSB-Cポートがつき、こちらからも本体ならびにデバイス充電ができます。
重量は約102gとかなり軽く、同クラスのモバイルバッテリーでも最軽量です。
本体格納のUSB-C端子を引き出してiPhone 15 Proのポートに挿すだけで、充電がスムーズに開始します。

USB-C対応デバイスであればiPhone 15シリーズ以外にも当然対応し、iPadやAndroidスマホ、ワイヤレスイヤホンへも充電可能です。
一体型のUSB-C端子と右側面のUSB-Cポートを合わせれば、合計出力は最大18Wにしぼられるものの、2台同時充電(スマホ + イヤホンがおすすめ)も可能です。
パススルーにも対応し、本体充電しながらのデバイス充電に対応しています。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)は「iPhone 15シリーズに適したUSB-C端子一体型のモバイルバッテリーが欲しい人」におすすめです。
Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」は、5,000mAhのコンセント&ケーブル一体型モバイルバッテリーです。
カラーはブラックふくめ、全6色(ホワイト・ブルー・ピンク・グリーン・パープル)と豊富です。
本機の特徴のひとつでもある内蔵ケーブルは、そのまま使うとストラップ代わりにも使えます。
底面には充電器でも使える折りたたみ式のコンセントプラグをそなえています。
側面には電源ボタンがつき、押すと前面のディスプレイにバッテリー残量が1%刻みで表示されます。
本体充電はコンセントとUSB-Cの2種類に対応しています。
また、パススルーにも対応し、コンセントで本体充電しつつ、内蔵ケーブルまたはUSB-Cポートでデバイス充電も可能です。
コンセントに挿した充電器使用時では、内蔵ケーブル・USB-Cポートのいずれも最大30W出力まで対応し、MacBook Airの急速充電までカバーしています。
コンセントに挿さないモバイルバッテリー使用では最大22.5W出力に落ちるものの、それでもスマホ・タブレットなら十分急速充電可能です。
2ポート利用時は、充電器使用時だと最大18W出力、モバブ使用時は最大15Wで、スマホ + イヤホン(スマートウォッチ)の同時充電くらいがおすすめです。
Anker Power Bank(30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)は「ノートPCも充電できる充電器兼用モバイルバッテリーがほしい人」におすすめです。
iPhoneにおすすめのモバイルバッテリーまとめ
本記事はiPhoneにおすすめのモバイルバッテリーについて書きました。
iPhone向けのモバイルバッテリーといっても、容量・フォルム・USBポート数・PD対応など、その特徴はさまざまです。
充電回数と重量のいずれを重視するのか定め、最適なモバイルバッテリーを見つけてみてください。
どうも、マクリン(
タイプ | 製品名 | バッテリー容量 | ポート | 重量 |
---|---|---|---|---|
通常タイプ | 「CIO SMARTCOBY SLIM」![]() |
5,000mAh | USB-C(18W入力20W出力) ※ポート合計15W出力 |
約111g |
通常・ケーブル内蔵タイプ | 「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」![]() |
10,000mAh | PD対応USB-C x 2(20W入力22.5W出力) USB-A(22.5W出力) ※ポート合計22.5W出力 |
約200g |
ハイブリッドタイプ | 「Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C(30W出力) ※最大22.5W出力(モバイルバッテリー使用時) ※最大30W出力(充電器使用時) |
約185g |
ワイヤレスタイプ | 「CIO SMARTCOBY SLIM 5K」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C(20W入出力) Qi2ワイヤレス(15W出力) ※合計最大10W出力 |
約120g |
ワイヤレスタイプ | 「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)」![]() |
10,000mAh | USB-C(30W入出力) Qi2ワイヤレス(15W出力) ※ポート合計17W出力 |
約207g |
USB端子一体タイプ | 「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C x 2(18W入力22.5W出力) ※ポート合計18W出力 |
約102g |
ハイブリッド・ケーブル内蔵タイプ | 「Anker Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」![]() |
5,000mAh | PD対応USB-C / 内蔵ケーブル(10.5W入力30W出力) ※充電器使用時:合計最大15W ※モバイルバッテリー使用時:最大18W |
約200g |