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窒化ガリウム(GaN)採用の超小型充電器おすすめベスト10

どうも、100台以上の充電器と共存するマクリンです。

実はUSB急速充電器に新しい波が来ているのをご存知ですか?

マクリン

それが窒化ちっかガリウム
チッカガリウムってそもそもなんなの?

ヨメリン

窒化ガリウム(GaN)自体は素材の名称で、次世代のパワー半導体の一種です。

半導体
電気抵抗値が金属と絶縁体の中間にある固体物質の総称。電圧値によって金属的あるいは絶縁体的にふるまうことで、スイッチの役割を果たす。

USB充電器のスイッチ部分に窒化ガリウムを採用することで、高出力をキープしつつ、従来の充電器(シリコン)より軽量小型化を実現することができます。

充電デバイスが高出力化していく中、窒化ガリウムは次世代の充電器でキーとなる技術です。

AnkerCIOを筆頭に、窒化ガリウム採用モデルが増えてきましたので、本記事ではその中でも僕がおすすめするベスト10を紹介いたします。

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窒化ガリウム(GaN)採用の小型USB充電器ベスト10

従来の充電器は、電源をオンオフするスイッチ部分にシリコン(Si)を用いています。

近年の充電器はノートPCも想定しているため、高出力であることが求められています。

高出力の要求に対し、各バッテリーメーカーは大容量のUSB給電規格「Power Delivery(PD)」で対応してきました。

しかし、Si素材のままPDで高出力に対応することは、2つの問題を抱えていました。

マクリン
それが熱と大型化……!

Siデバイスで高出力の電源をオンオフすると時間を要するため、発熱をその分ともない、その発熱をおさえるために製品を大型化しなくてはいけませんでした。

この問題を解決するために、短い時間で電流・電圧をオンオフできる(=電力効率のすぐれた)素材を選ぶ必要がありました。

そしてSiの代替材料を検討した結果、Siよりも耐圧性と電力効率の高い窒化ガリウム(GaN)に行き着いたのです。

RAVPowerは窒化ガリウム(GaN)を充電器に採用

マクリン
GaNの採用で、発熱リスクをおさえ、安全性を確保しながら製品小型化が可能になったんですよ!
 
そんなわけでGaN採用の小型USB充電器ベスト10を紹介いたします。

製品名 サイズ 重量 出力ポート数 出力
10位「CIO NovaPort SOLOⅡ 65W
約52.5 × 30 × 26.5 mm 約74g 1(USB-C x 1) 最大65W
9位「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
約36 x 29 x 29mm 約38g 1(USB-C x 1) 最大30W
8位「Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル
約60 × 41 × 29 mm 約120g 1(USB-C x 1) 最大100W
7位「Anker 323 Charger (33W)
約35 x 35 x 40mm 約56g 2(USB-A x 1 / USB-C x 1) USB-A:最大33W
USB-C:最大33W
※ポート合計32W(20W+12W)出力
6位「MATECH Sonicharge Ultra Blade 70W
約45.3 x 83.9 x 12.9 mm 約83g 2(USB-C x 2) USB-C:各ポート最大70W
※ポート合計70W(35W + 35W / 45W + 20W / 20W + 45W)出力
5位「CIO NovaPort DUOⅡ 120W
約61 x 50 x 32 mm 約204g 2(USB-C x 2) USB-C:各ポート最大100W
※ポート合計120W(90W + 30W / 60W + 60W)出力
4位「CIO NovaPort TRIOⅡ(3C / 2C1A)
約40 x 30 x 54mm 【3C】約113g

【2C1A】約109g

【3C】
3(USB Type-C x 3)

【2C1A】
3(USB Type-C x 2 / USB Type-A)

【3C】
USB-C:各ポート最大67W
※ポート合計60W出力

【2C1A】
USB-C:各ポート最大67W
USB-A:最大18W
※ポート合計60W出力

3位「Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)
約53 x 43 x 32mm 約120g 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) USB-C:各ポート最大70W
USB-A:最大33W
※ポート合計67.5W出力
2位「CIO NovaPort TRIOⅡ 140W
約65 x 58 x 32 mm 約241g 3(USB-C x 3) USB-C:各ポート最大140W
※ポート合計120〜127W(67W + 30W + 30W / 45W + 45W +30W)出力
1位「Anker Charger (140W, 4 Ports)
約69 x 69 x 36 mm 約275g 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) USB-C(1):最大140W
USB-C(2):最大140W
USB-C(3):最大40W
USB-C(4):最大33W
※ポート合計140W出力

ベスト3から読む
 

第10位:CIO NovaPort SOLOⅡ 65W

NovaPort SOLOⅡ 65W」は、1ポートタイプの60Wクラス充電器です。


 
サイズは約52.5 × 30 × 26.5 mmで、Apple 70W USB-C電源アダプタと並べると約3分の1と、とんでもない小型化を実現しています。



マクリン
体感的には30Wクラスと遜色なし…!

前モデルのSOLO 65Wと比較してもこのとおり。とてつもなく小さいです。



 
重量も約78gで同クラス唯一の70g台と、同クラスでは未踏の軽さに突入していました。

NovaPort SOLO 65W

NovaPort SOLO 65W

Apple 70W USB-C電源アダプタ

 
USB-Cは最大65W出力に対応し、14インチMacBook ProやWindowsノートPCをはじめ、大抵のモバイルノートPCの急速充電が可能です。

14インチMacBook Pro(51.9W)

ASUS Zenbook Pro(60.1W)

 
NovaPort SOLOⅡ 65Wは「スマホからモバイルノートPCまで、デバイス問わずに急速充電したい人」におすすめです。

 

第9位:Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」は、1ポートタイプの30W充電器です。

Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)は1ポートタイプの30W充電器
 
サイズは約36 x 29 x 29mmと同クラスの最小設計であり、もちろん卵サイズ未満です。

Anker 511 Chargerのサイズは約36 x 29 x 29mm
 
同クラスのAnker 711 Charger (Nano II 30W)BELLEMOND Ultra Mini 30Wとほぼ同等であり、これまでプラグむき出しでないと実現できなかった極小サイズを、格納型で実現できるようになりました。

Anker 511 ChargerとAnker 711 Chargerのサイズ比較
Anker 511 ChargerとBELLEMOND Ultra Mini 30Wのサイズ比較

  
MacBook Airの30W純正アダプターと並べても、約70%程度小型化できています。

Anker 511 ChargerとMacBook Air 30W純正アダプターのサイズ比較

 
重量は約38gであり、同クラスの最軽量にせまりつつ、MacBook Air充電器と比べても半分未満の軽量設計です。

Anker 511 Chargerの重量は38g

Anker 511 Charger

Anker 711 Charger

Apple 30W純正アダプター

 
USB-Cは最大30W出力にまで対応し、MacBook Airでも急速充電可能です。

Anker 511 ChargerはMacBook Airも急速充電可能

MacBook Air(30W)

  
iPhone 14 Pro充電時も22W以上を記録し、高速充電にもしっかり対応していることが確認できました。

Anker 511 ChargerはiPhone 14 Proを急速充電可能

iPhone 14 Pro(22.4W)

 
PPSにも対応し、Galaxy S21などPPS対応スマホとの組み合わせで、20W以上の超急速充電に対応しています。

Anker 511 ChargerはPPSに対応

 
Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)は「プラグが格納できるiPhone 14・MacBook Air用充電器が欲しい人」におすすめのモデルです。

第8位:Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル

Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル」は、1ポートタイプの100WクラスUSB-C充電器です。


 
本機の存在価値ともいえるのがそのサイズ感


 
同じくAnkerの「317 Charger」から半分程度、Apple 96W USB-C電源アダプタからは半分未満であり、同クラスではダントツの最小設計。

(左)Anker 317 Charger /(右)Apple 96W 電源アダプタ


 
重量もバツグンに軽く、なんと123g。100Wクラスながら60Wクラスと遜色ない軽量ぶり。

Anker Nano Charger (100W)(123g)

Anker 317 Charger(209g)

Apple 96W USB-C電源アダプタ(296g)

  
ケーブル別売りの充電器が多い中、100W対応ケーブルが同梱されているのもかなり良心的。


 
100W出力に対応し、14インチMacBook Proや高出力WindowsノートPCでも急速充電可能です。

14インチMacBook Pro(89.8W)

 
仕様には記載されていませんが、PPSにも対応し、PPS対応スマホとの組み合わせで20W以上の超急速充電が確認できました。

Galaxy S21(20.2W)

 
マクリン
この軽さと小ささだけでもマジで買い!
 

第7位:Anker 323 Charger (33W)

2ポートタイプの30Wクラス充電器「Anker 323 Charger (33W)」です。

Anker 323 Charger (33W)は最大30W出力の2ポートUSB充電器
 
カラーはブラックホワイトの2色をとりそろえています。



 
2ポートながら約35 x 35 x 40 mmという、卵以下のコンパクトサイズにおさまっています。

Anker 323 Charger (33W)のサイズは約35 x 35 x 40 mm
 
同クラスの1ポート充電器で最小のAnker 511 Charger (Nano 3, 30W)と比べても、ひと回り大きい程度に収まっています。

Anker 323 Charger (33W)とAnker 511 Chargerのサイズ比較

 
重量も60gと抜群の軽量性を実現しています。

Anker 323 Charger (33W)の重量は60g
 
USB-Cを1ポート接続で最大33W出力でき、MacBook Airも急速充電可能です。

Anker 323 Charger (33W)はMacBook Airの急速充電に対応

MacBook Air(31.4W)

 
2ポート同時利用時は合計最大32W出力(20W + 12W)に制限され、出力上はノートPC + スマホの同時充電は厳しく、スマホ 2台あるいはタブレット + スマホの同時充電に適しています。


Galaxy S21 / iPhone(15.6W / 8.6W)

 
Anker 323 Charger (33W)は「ノートPC充電器でもスマホ充電器でも使えるコンパクトな2ポート充電器が欲しい人」におすすめです。

第6位:MATECH Sonicharge Ultra Blade 70W

MATECH Sonicharge Ultra Blade 70W」は、2ポートタイプの70WクラスUSB-C充電器です。


 
特筆すべき点はその形状。約45.3 x 83.9 x 12.9 mmのミントタブレット型で、フリスクより少し長い程度におさまっています。


 
Apple 67W USB-C電源アダプタと比較してもその差は歴然。抜群のスリム設計です。


 
重量も同クラス最軽量の80g


 
ミントタブレット形状のメリットを活かし、コンセントに挿してもフラットなのは使いやすいです。


 
USB-Cポートはどちらも単ポート最大70W出力に対応し、14インチMacBook Proまでの急速充電に適しています。

MacBook Pro(65.9W)

 
2ポート接続時はCIOのような電力自動配分機能がはたらき、デバイスの電力ニーズを瞬時に検知し、最適な出力に調整してくれます。

ノートPCとスマホの組み合わせでは「ノートPC側 / スマホ側 = 45W / 20W」で配分してくれます。

MacBook Pro / iPhone 16 Pro(43.0W / 15.9W)

 
ノートPC 2台だと35W程度ずつに分かれ、MacBook Airのような30W対応ノートPCであれば2台同時急速充電も可能というパワフルぶり。

MacBook Pro / MacBook Air(31.2W / 32.8W)

 
MATECH Sonicharge Ultra Blade 70Wは「70WクラスのノートPC充電器として使いつつ、シーンに応じて他の機器も組み合わせて充電したい人」におすすめです。

 

第5位:CIO NovaPort DUOⅡ 120W

NovaPort DUOⅡ 120W」は、2ポートタイプの100W対応充電器です。


 
カラーはブラックとホワイトの2色。



 
サイズは約61 x 50 x 32mmと同クラスでは圧倒的にコンパクトで、クレカ未満の設置面積を実現しています。


 
Ankerの同クラスの2ポート充電器「PowerPort III 2-Port 100W」やApple 96W USB-C電源アダプタと並べると、本機がいかに小さいか分かるでしょう。

(左)Anker /(右)Apple


 
重量も約193gと軽く、同クラス唯一の200g未満におさめています。




 
2つのUSB-Cポートはそれぞれ単ポート最大100W出力に対応し、14インチMacBook Proや動画編集用のWindowsノートPCなど、100Wクラスの高出力PCも急速充電できます。

MacBook Pro(59.0W)

DAIV R6-I7G60SR-A(86.9W)

 
2ポート接続時は、ノートPC同士だと60Wずつに分かれ、60WクラスのノートPCなら同時急速充電も可能です。

MacBook Pro / MacBook Air(58.8W / 37.1W)

 
ノートPC + スマホ(タブレット)の組み合わせだと90W + 30Wに分かれ、これならデバイスをほぼ選ばず同時充電できます。

MacBook Pro / iPhone 16 Pro(58.8W / 25.7W)

マクリン
高出力側ポートが決まっていることもなく、ポートの区別なく接続できるのでかなり使いやすい!

NovaPort DUOⅡ 120Wは「100WクラスのノートPC充電器として基本使い、スマホやタブレットと一緒に充電することもある人」におすすめです。

第4位:CIO NovaPort TRIOⅡ(3C / 2C1A)

NovaPort TRIOⅡ(3C)」「NovaPort TRIOⅡ(2C1A)」はいずれも3ポートタイプの67W対応充電器です。

NovaPort TRIOⅡ(3C)

NovaPort TRIOⅡ(2C1A)

NovaPort TRIOⅡシリーズ
ポート仕様が「USB-C x 3」と「USB-C x 2 + USB-A」に分かれ、モデル名の末尾がそれぞれ「3C」「2C1A」となっています。
 
ポート仕様は3Cが「USB-Cポートのみ3つ」、2C1Aが「USB-Cポート2つ + USB-Aポート1つ」と、どちらも使いやすい仕様。



 
3Cの単ポート接続は最大67W出力で、2・3ポート接続時に「Nova Intelligence」を搭載し、最大60〜65Wの範囲内で接続デバイスに合わせて最適な電力に振り分けてくれます。

USB-C1 USB-C2 USB-C3 Total
67W 67W
67W 67W
67W 67W
30W 30W 60W
45W(20W) 20W(45W) 65W
30W 30W 60W
45W(20W) 20W(45W) 65W
30W 30W 60W
45W(20W) 20W(45W) 65W
20W 20W 20W 60W
30W 20W 10W 60W

 
2C1Aも単ポート最大67Wですが、Nova Intelligenceがはたらくのは「USB-C同士の接続のみ」でUSB-Aは適用外なので注意ください。

USB-C1 USB-C2 USB-A1 Total
67W 67W
67W 67W
18W 18W
30W 30W 60W
45W(20W) 20W(45W) 65W
45W 18W 63W
合計15W 15W
45W 合計15W 60W

 
本機の特筆すべき点がサイズ(約40 x 30 x 54mm)で、前モデル「NovaPort TRIO 3C」「NovaPort TRIO」でも小さかった(同クラス3ポート最小)のが、本機はさらに体積比約11%減の小型化を実現。



 
重量は約111g約104gで、そもそも軽かった前モデルよりさらに数g軽くなりました。

NovaPort TRIOⅡ(3C)

NovaPort TRIOⅡ(2C1A)

NovaPort TRIO

 
両者のUSB-Cはいずれも各ポート最大67W出力に対応し、14インチMacBook Proふくむ多くのモバイルノートPCが急速充電可能です。

NovaPort TRIOⅡ(3C)

NovaPort TRIOⅡ(2C1A)

 
USB-Cを複数ポート接続時は「Nova Intelligence」が効き、充電デバイスに応じ、配分出力が自動的に最適化されます。

例えばMacBook Air/ProのようなノートPC同士の接続なら30Wずつ、ノートPCとスマホの組み合わせなら45W + 20Wといった具合です。

MacBook Pro/Air(28.7W/27.7W)

MacBook Pro/Galaxy S21(42.1W/13.7W)

 
2C1Aの場合はUSB-C1 + C2の組み合わせ時のみNova Intelligenceがはたらくものの、こちらも同じくデバイスに応じた出力振り分けが可能です。

MacBook Pro/Galaxy S21(43.4W/16.5W)

 
3ポート接続時の合計出力はいずれも60Wにしぼられるため、組み合わせに制限はややあるものの、3Cは「ノートPC(30Wまで)+ スマホ + イヤホン」や「スマホ3台」であればムリなく同時充電できます。



 
2C1Aの場合はUSB-C1が45Wまで出るため「ノートPC + スマホ + イヤホン」あるいは「ノートPC + イヤホン x 2」の組み合わせがおすすめです。

マクリン
3ポート充電器ならコレ最強!
 

第3位:Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)

Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)」は、3ポートタイプの70WクラスUSB-C充電器です。


 
カラーはブラックふくめ、ホワイトブルーピンクの4色。


 
表面には細かいストライプ加工がほどこされ、指紋が付きづらく、放熱性も高いという、まさに機能美の高い仕上がりとなっています。


 
本機の特筆すべき点が、そのサイズ。Apple 70W USB-C電源アダプタと比較すると、体積比はなんと60%という小ささでした。



 
70Wクラスでは現時点で世界最小ですが、少し下の67Wクラスと並べてみると、最小のCIO NovaPort TRIOⅡとその次のAnker Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)のおおよそ中間に位置するサイズ感でした。



 
ただなんといっても、この奥行きの短さ(43mm)は魅力。おかげで重心バランスがよく、壁挿しコンセントに差してもポロッと抜けにくいです。


 
重量も120gとかなり軽く、Apple 70W USB-C電源アダプタよりじつに90g近く軽いです。



  
本機のUSB-Cはいずれも単ポート最大70W出力に対応し、14インチ MacBook ProやWindows PCふくむ大抵のノートPCであれば急速充電が可能です。

MacBook Pro(63.1W)

マクリン
これだけ小型でハイパワーなのはありがたい!

USB-Cの2ポート使用時は、USB-C1ポートが最大45W、もう一方が最大22.5Wに分かれ、ノートPCとスマホの同時充電に適しています。

MacBook Air / iPhone 16 Pro(40.6W / 18.8W)

 
3ポートともにつないだ際も、USB-C1ポートが45Wを維持しつつ、残り2ポートで15Wを分け合うカタチなので、モバイル機器側の出力はやや物足りないものの、ノートPCとの同時充電ができるのは魅力です。

MacBook Air / iPhone 16 Pro / Xiaomi 14T Pro(48.5W / 11.9W / 7.6W)

マクリン
ポート配分が意外と使いやすい!

Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)は「ノートPCやスマホなど複数のデバイスをコンパクトに同時充電したい人」におすすめです。

第2位:CIO NovaPort TRIOⅡ 140W

NovaPort TRIOⅡ 140W」は、3ポートタイプの140WクラスUSB-C充電器です。


 
3つのUSB-Cポートは、いずれも同社独自の出力自動振り分け機能「Nova Intelligence」に対応し、2・3ポート接続時はポートの組み合わせによらず、つないだ機器に合わせて最適な出力に配分してくれます。

USB-C1 USB-C2 USB-C3 Total
140W 140W
140W 140W
140W 140W
2ポート接続時:130〜134W内で自動振り分け(67W + 67W / 100W +30W) 130〜134W
3ポート接続時:120〜127W内で自動振り分け(67W + 30W + 30W / 45W + 45W +30W) 120〜127W

 
現時点で最高出力をほこる充電器ながら、約65 x 58 x 32 mmのほぼクレカサイズを実現しています。


 
同出力のApple 140W USB-C電源アダプタと並べると約半分で、本機がいかに小さいか分かるでしょう。



 
重量はスマホと同じくらいの約187g。持ち運びにはまったく問題ないですが、前モデルより10g程度重くなっています。

NovaPort TRIOⅡ 140W

NovaPort TRIO 140W3C

Apple 140W USB-C電源アダプタ

 
USB-Cポートはいずれも単ポート最大140W出力に対応しています。


 
16インチMacBook Proふくめ、高出力を要するWindowsノートPCでも急速充電できます。

14インチMacBook Pro(69.6W)

ASUS Zenbook Pro 14(92.2W)

2・3ポート接続時は、接続機器に応じて各ポートの出力が変わっていきます。

例えばMacBook Proなど60WクラスのノートPC同士なら最大67Wずつに分けられます。

MacBook x 2(69.2W / 52.4W)

 
3ポート接続時は「ノートPC x 3」や「ノートPC x 2 + タブレット」などPC複数台でもカバーできるうえ、60WクラスのノートPCも認識されるので、汎用性はかなり高いです。

MacBook Pro / Air / Air(63.7W / 41.3W / 28.6W)

WindowsノートPC / MacBook Air / iPad mini(41.6W / 34.5W / 17.3W)

 
NovaPort TRIOⅡ 140Wは「ノートPC複数台でも同時充電できる3ポート充電器が欲しい人」におすすめです。

 

第1位:Anker Charger (140W, 4 Ports)

Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブル」は、4ポートタイプの140WクラスUSB-C充電器です。


 
カラーはブラックシルバーの2色です。

(左)・ブラック /(右)シルバー

 
本機ならではのユニークな特徴が多機能なモニターを搭載したこと。


 
丸い部分(タッチセンサー)を押すたび「合計ワット数」「各ポートの出力」「温度状況」と切り替わっていきます。



常時温度管理システムで保護してくれる
マクリン
これが「なぜ今までなかったんだろう」と思うほどの便利機能!

機能性だけでなく、挿した直後はにっこり笑顔、しばらく放置するとスヤスヤ眠るなど、遊びゴコロもあります。



 
140W充電器だけに小さくはないものの、Apple 96W USB-C 電源アダプタや140W USB-C電源アダプタよりはコンパクトで、140Wクラスの4ポート充電器としては健闘しているほうです。



 
USB-C1/C2は単ポート最大140W出力、上から3番目のC3は最大100W、USB-Aは最大33W(一般的なスマホは最大18W)で、各ポートの出力配分は固定です(合計最大140W)。

USB-C 1 USB-C 2 USB-C 3 USB-A Total
140W 140W
140W 140W
40W 40W
33W(一般的なスマホは18W) 33W(18W)
70W 70W 140W
100W 40W 140W
100W 40W 140W
100W 33W(一般的なスマホは18W) 133W(118W)
100W 33W(一般的なスマホは18W) 133W(118W)
12W 12W 24W
65W 45W 30W 140W
100W 12W 12W 124W
100W 12W 12W 124W
65W 45W 12W 12W 134W

 
USB-C1とC2は、単ポートで最大140W出力に対応し、16インチMacBook Proや超大容量モバイルバッテリーすら最速で充電可能です。

Anker Prime Power Bank (27650mAh, 250W)(140W)

 
C3も単ポート最大40W出力なので、MacBook Airふくむ一般的なモバイルノートPCなら問題なく急速充電できます。

MacBook Air(39W)

 
USB-C1とC2の同時接続時は最大70Wずつ出力され、14インチMacBook Proや一般的なWindowsノートPCのように、65WクラスのノートPCでも2台同時急速充電可能です。

MacBook Pro / Zenbook Pro(59W / 67W)


 
USB-C1〜C3までつなぐと、それぞれ「65W / 45W / 30W」に分配されるものの、これもデバイスを選べば「ノートPC x 3」あるいは「ノートPC x 2 + スマホ」といった組み合わせで、無理なく同時充電可能です。

Zenbook Pro / MacBook Air / iPhone 16 Pro(64W / 43W / 21W)

 
4ポート使用時はUSB-C3とAが12Wずつに制限されるため、スマホによっては通常充電になるものの、ノートPCとスマホ(イヤホン)2台ずつの同時充電でもまるっとまかなえます。

Zenbook Pro / MacBook Air / iPhone 16 Pro / Xiaomi 14T Pro(64W / 43W / 12W / 2W)

温度状況も半分くらいまで来てるが大丈夫そう

Anker Charger (140W, 4 Ports) with USB-C & USB-C ケーブルは「ノートPC・スマホを複数台同時に充電できる4ポート充電器が欲しい人」におすすめです。

現時点で唯一のディスプレイ搭載で、機能性・視認性ともに使いやすい充電器に仕上がっています。

 

GaN採用の小型USB充電器ベスト10まとめ

本記事は、窒化ガリウム(GaN)採用のおすすめ充電器を紹介しました。

GaN採用モデルが出た当初は、サイズが小さいもののプラグが格納できなかったり、スリムなのに幅広で使いづらかったりと、技術が先行して実用面が少し欠けている感がありました。

しかしようやく、サイズ・重量・使い勝手がバランス良く仕上がり、本当におすすめできる製品が出揃ってきました。

マクリン
僕の愛用品はすっかりGaN品ですよ!

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

製品名 サイズ 重量 出力ポート数 出力
10位「CIO NovaPort SOLOⅡ 65W
約52.5 × 30 × 26.5 mm 約74g 1(USB-C x 1) 最大65W
9位「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)
約36 x 29 x 29mm 約38g 1(USB-C x 1) 最大30W
8位「Anker Nano Charger (100W) with USB-C & USB-C ケーブル
約60 × 41 × 29 mm 約120g 1(USB-C x 1) 最大100W
7位「Anker 323 Charger (33W)
約35 x 35 x 40mm 約56g 2(USB-A x 1 / USB-C x 1) USB-A:最大33W
USB-C:最大33W
※ポート合計32W(20W+12W)出力
6位「CIO NovaPort SLIM 65W
約85 x 47 x 14 mm 約110g 2(USB-C x 2) USB-C(1):最大67W
USB-C(2):最大67W
※ポート合計65W(45W + 20W / 30W + 30W / 20W + 20W)出力
5位「CIO NovaPort DUOⅡ 120W
約61 x 50 x 32 mm 約204g 2(USB-C x 2) USB-C:各ポート最大100W
※ポート合計120W(90W + 30W / 60W + 60W)出力
4位「CIO NovaPort TRIOⅡ(3C / 2C1A)
約40 x 30 x 54mm 【3C】約113g

【2C1A】約109g

【3C】
3(USB Type-C x 3)

【2C1A】
3(USB Type-C x 2 / USB Type-A)

【3C】
USB-C:各ポート最大67W
※ポート合計60W出力

【2C1A】
USB-C:各ポート最大67W
USB-A:最大18W
※ポート合計60W出力

3位「Anker Nano Charger (70W, 3 Ports)
約53 x 43 x 32mm 約120g 3(USB-C x 2 / USB-A x 1) USB-C:各ポート最大70W
USB-A:最大33W
※ポート合計67.5W出力
2位「CIO NovaPort TRIOⅡ 140W
約65 x 58 x 32 mm 約241g 3(USB-C x 3) USB-C:各ポート最大140W
※ポート合計120〜127W(67W + 30W + 30W / 45W + 45W +30W)出力
1位「Anker Charger (140W, 4 Ports)
約69 x 69 x 36 mm 約275g 4(USB-C x 3 / USB-A x 1) USB-C(1):最大140W
USB-C(2):最大140W
USB-C(3):最大40W
USB-C(4):最大33W
※ポート合計140W出力
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マクリン(新井涼太)

Makurin

プロフィール

株式会社makuri 代表取締役。
ガジェット選びで失敗しないための情報を発信中。ブログ「マクリン」とYouTube「マクリン / ガジェット比較」を運営しています。

レビュー歴7年以上、実機レビューは累計500製品以上。充電器・モバイルバッテリー・スマホアクセサリー・ネット回線・VPN・ゲーミングPCなど幅広くレビュー。
自宅に100台以上の充電ガジェットを所有し、実際の使用感にこだわったレビューを届けています。

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6 COMMENTS

りん

マクリンさん

まだクラファンだけでしたがcioから恐ろしく小さい
65w 4ポートが発売されましたよ。

ravpower 61wとほぼ同サイズでした。

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