どうも、VPNユーザーのマクリンです。
VPN(Virtual Private Network)は、PCやスマホとVPNサーバーの間に仮想ネットワークを作り出し、そこを通るデータは常に暗号化される技術です。
その特性を活用するとジオブロックを回避でき、日本からでも海外限定サービスを利用できるようになります。
また、VPNを使えばYouTube PremiumやNetflixなどのサブスク費用もおさえられます。
海外に行く機会の多い人は、航空券の金額に頭を悩ませている人も多いでしょう。
マクリン
そこで本記事では、VPNを使えば本当に航空券が安くなるのか、実際に検証した結果を解説します。
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【結論】VPNを接続しても航空券は安くならない
VPNは、ユーザーのIPアドレスを接続した国のIPアドレスに変えられるという特性があります。
そこで、日本より物価の安い「マレーシアのVPNサーバーに接続した状態」と「VPNの接続なし」の状態で、航空券の価格に差が生まれるのか検証しました。
結論からいうと、僕が数日にわたって試しても、航空券は安くなりませんでした。
以下は、成田空港からクアラルンプール国際空港に行くとし、スカイスキャナーで検索した結果です。
接続国やVPNを変えて何度も行いましたが、VPNを使っても航空券は安くならないという検証結果になりました。
それどころか、VPN経由のほうが高いということもありました。
マクリン
JALに本件を問い合わせてみると、以下の返答がありました。
弊社Webサイトでは、航空券検索画面で旅程を入力すると、当該旅程の出発地区(国)サイトの予約画面に自動的に遷移します。そのため、どの国から操作しても販売額は同じです。
そもそもの仕様として「VPNでIPアドレスを変更しても価格変動が起きない」ということでした。
「VPNを使えば航空券が安くなる」と思われている理由
かつてはVPNサーバーを接続した国のIPアドレスに変更することで、航空券を最大数万円も安く購入できていたようです。
過去はVPN対策が行われておらず、航空券を安く買えたということでしょう。
しかし、現在はどの国から操作しても価格変動が起きないように変更されています。
このVPN対策も2024年のごく最近に行われたようです。
調べるタイミングによっては、VPN経由で数千円安くなることはあるものの、VPNの契約費用を合わせるとトントンなので、いずれにせよ航空券購入目的で行うメリットは現状低いです。
ただ、航空券購入とはべつに旅行先でVPNは必須レベルで必要なので、次項で解説します。
ただし海外旅行先でVPNは必要
航空券を安くするのにVPNは不要ですが、海外でVPNが必要になる場面はとても多いです。
というのも海外に行くと、TVerやABEMA・U-NEXTなどの日本限定サービスが見れなくなってしまいます。
これは、IPアドレスから判別して日本以外からのアクセスをブロックし、地域制限をかけているためです。
また、日本にメールサーバーをもつメールアドレスから送信するときも、そのままではメールを送れなかったりします。
これらを解決する手段としてVPNは有効です。
いずれも、VPNを使って日本のVPNサーバーに接続することで、日本限定サービスを利用でき、メールも送れるようになります。
VPNを使って日本のサービスを利用する方法
通信速度や価格の安さなど、総合的に満足度の高いNordVPNを例に、海外から日本のサービスを利用する方法を以下の手順で解説します。
NordVPNを契約する
NordVPNの契約手順は以下のとおりです。
契約手続きで難しいことはとくにありませんが、決済方法で暗号通貨を選んだ場合、送付先が正しいことをしっかり確認してください。
NordVPNをインストールする
NordVPNの契約が完了したら、専用アプリをインストールしましょう。
専用アプリは、デバイスに応じていくつか提供されていますが、本記事ではmac OS版アプリを例に説明します。
インストール手順は以下のとおりです。
VPNサーバーに接続する
日本限定サービスを利用するには、VPNサーバーの接続先を日本に設定する必要があります。
日本のサイトにアクセスする
接続後、日本限定サービスにアクセスし、問題なく利用できれば完了です。
ここではU-NEXTにアクセスしてみました。
VPNを使って航空券を購入するときによくある質問
VPNを使って航空券を購入するときによくある質問をまとめてみました。
VPN経由で航空券を買うのは違法?
違法ではないですが、VPNをどこの国に接続しても航空券の価格は変わりません。
そのため、VPNを経由せず、通常の方法で購入することをおすすめします。
また「航空会社がVPNの利用を推奨している」という情報もありますが、本当なのかJALに問い合わせたところ、以下の回答がありました。
VPNの推奨はしておりません。
VPNを接続した状態で航空券を購入しても、規約を違反したり、ペナルティが発生するわけではないようです。
しかし、推奨されていない状態でのアクセスとなるため、自己責任の範疇で対応できる範囲かどうかを判断しましょう。
VPN以外に航空券を安く買う方法は?
航空券の価格は以下の理由で高騰します。
- 人が集まりやすい時期(盆・正月・催事など)
- 人気の観光地行きの航空券
- 行き先の国の物価が高い
- 円安が進んでいる
- 航空券の購入が予定出発日と近すぎる
つまり、上記と逆のことを意識すると、航空券は安くなる傾向があります。
年末年始や長期休みの期間から時期をずらし、割引される期間に予約を行うだけで、かなりの金額を抑えられるでしょう。
インターネット以外で航空券を買う方法はある?
電話で航空券の予約を行い、後日クレジットカードやコンビニなどで支払う方法があります。
また、空港のカウンターや旅行代理店で対面形式で直接購入することも可能です。
航空券を初めて購入する人やトラブルを最大限防止したい人は、安心感が大きい対面形式をおすすめします。
まとめ:さまざまなサービスをお得に使うならVPNを活用してみよう
本記事では、VPNを使うと航空券が安く買えるのか、実際に検証した結果を解説しました。
航空券はかつてVPNを接続して安く購入できましたが、現在はVPN対策が行われているため、安くならないという結果でした。
どこの国からアクセスしても価格が変わらないからといって、VPNが不要というわけではありません。
海外から日本のサービスを利用する際、ジオブロックを回避するためにもVPNが必須となるケースが多いです。
どのVPNを契約しようか悩んでいる人には、本記事で紹介したNordVPNをおすすめします。
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