どうも、スマホでVPNを使いマクリンです。
VPN(Virtual Private Network)はビジネス・プライベート問わず、セキュリティ向上のために必須ともいえるネットワークです。
VPNを活用すると、スマホのセキュリティが確保でき、外出先でもインターネットを安全に利用できます。
マクリン
そこで本記事では、スマホでのVPNアプリの使い方を解説したうえで、無料・有料でおすすめのVPNアプリをそれぞれ紹介します。
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スマホでVPNアプリが必要になるケース
スマホでVPNアプリが必要になるケースは主に以下の3つです。
VPNは必ずしも利用する必要はなく、状況に応じてVPNの利用を検討してみてください。
フリーWi-Fiを安全に利用したい
カフェや公共施設などのフリーWiFiは、環境が整っている職場とは異なり、ネットワークの安全性が万全ではありません。
データが暗号化されていないフリーWi-Fiは、個人情報が盗み見られたり、スマホをウイルスに感染させる悪質なユーザーがいるのも事実です。
ビジネスに関する機密情報が流出すると、甚大な被害が起きてしまう可能性もあります。
そこでVPNを利用すれば、仮想的な専用ネットワークを通じて情報は常に暗号化して通信するため、第三者からの抜き取りや盗聴リスクを格段に軽減できるのです。
マルウェアやウイルスをブロックしてくれるVPNもあるので、スマホでフリーWi-Fiを利用するときは、VPNの利用をおすすめします。
地域限定サービスを利用したい
動画配信や音楽配信などのサービスを利用する際にも、VPNが必要になるケースがあります。
居住国外からのアクセスを制限することを、地域制限(ジオブロック)といいます。
サービス運営側が、アクセス元のIPアドレスからユーザーがどの地域からアクセスしているかを判別し、対象地域以外からの場合は利用できないようにブロックしてしまうのです。
VPNを使えば、利用者のアクセス元が第三者に特定されないうえ、VPNサーバの接続先がアクセス元とみなされます。
たとえば、海外から日本限定のサービスを利用したいときに、日本のVPNサーバに接続してアクセスするとジオブロックを回避し、日本居住者として認識されるのです。
さまざまな国のコンテンツをスマホから利用したい人は、VPNの利用を検討するとよいでしょう。
政府機関の閲覧を回避したい
中国やロシアなど一部の国では、政府機関がインターネット上の情報を常時検閲しているケースがあります。
政府にとって不都合な情報や国民から反感が生まれそうな情報を、国民に知らせないことが目的です。
検閲が実施されている国でインターネットを利用すると、サイトによっては接続が切断されてしまう場合もあります。
VPNを利用することで、政府の検閲を回避しつつ、サイトにアクセスできる可能性が高まるので、検閲が行われている国へ渡航する際は、VPNが欠かせないものとなるでしょう。
VPNアプリの使い方
VPNアプリは返金保証期間があるものを選ぶと、自身に合うVPNアプリかどうかを判断しやすいです。
さまざまな有料VPNアプリがありますが、本記事では価格と通信の満足度が高いNordVPNを例に、以下の手順で解説します。
NordVPNを契約する
NordVPNの契約までの手順は以下のとおりです。
NordVPNアプリをインストールする
NordVPNの契約が完了したら、デバイスに応じた専用アプリをインストールしましょう。
本記事ではiPhoneアプリを例に解説します。
専用アプリのインストールからログインまでの手順は以下のとおりです。
表示された案内どおりに進めると、簡単にログインできます。
NordVPNに接続する
NordVPNへのログインが完了したらVPNを接続し、海外コンテンツへアクセスしてみましょう。
ここでは韓国への接続を例に手順を解説します。
ここでは韓国内でしか見れないKBS Worldを視聴してみました。
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無料で利用できるおすすめのVPNアプリ(iPhone/Android)
無料でも比較的安心して利用できる、おすすめのVPNアプリを3つ紹介します。
紹介するVPNは有料プランも用意されているので、まずは無料のVPNアプリを利用したいという人にもおすすめです。
VPN名 | Proton VPN |
TunnelBear |
Windscribe |
---|---|---|---|
プライバシーポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | 一部のログを記録 |
サーバ設置国 | 3ヶ国 | 48ヶ国 | 11ヶ国 |
サーバ台数 | 約100台 | 非公開 | 11台以上 |
最大同時接続デバイス数 | 1台 | 1台 | 6台 |
通信容量(1ヶ月あたり) | 無制限 | 500MB | 10GB |
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
Proton VPN
Proton VPNは無料プランだと、サーバ設置国がアメリカ・オランダ・日本の3ヶ国と、限られた範囲でしか利用できないものの、セキュリティレベルが高いVPNアプリです。
NordVPNやExpressVPNでも採用している暗号化技術「AES-256bit」を使用しています。
AES-256bitは、2023年時点で暗号強度がもっとも強いといわれているアルゴリズムで、これまでに破られた前例はありません。
また、一切のログを保有しないノーログポリシーにもとづき運営しているため、運営元にデータの詳細が残らないようになっています。
通信容量も無制限で利用できるのもメリットの一つで、臨時で使うサービスとしてもおすすめです。
スマホアプリは電源マークをタップするだけで接続と解除ができ、直感的に操作しやすいものとなっています。
TunnelBear
TunnelBearは、無料ながら48ヶ国にサーバを設置しているVPNアプリです。
無料VPNアプリの場合、1〜3ヶ国であることがほとんどですが、TunnelBearはサーバ接続国の自由度が高いのが特徴です。
また、ノーログポリシーを掲げ、安心してインターネットを利用できます。
ただし、通信容量が500MBまでと制限があるので、動画配信サービスの利用には不向きです。
アプリ上では接続できる国が土管マークで表示され、接続先を迷わず選べるようになっています。
Windscribe
Windscribeは、デバイスの同時接続台数が6台までと、複数人でも利用できるVPNです。
通信容量も10GBまで利用可能で、Youtubeの動画が標準画質であれば約47時間視聴できます。
無料だと日本サーバが使用できないので、海外コンテンツを利用したい人におすすめです。
ただし、一部のログを記録しているので、セキュリティをあまり重視しないコンテンツを利用すると良いでしょう。
今回紹介した無料アプリの中で唯一、日本語に対応していないアプリですが、電源マークタップで感覚的に操作でき、操作性で困ることはありません。
ハートマークのサーバであれば無料で接続でき、サーバを選べるのも利点です。
有料だがもっとおすすめのVPNアプリ(iPhone/Android)
有料になりますが、無料VPNアプリよりもさらにおすすめのVPNアプリを5つ紹介します。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 540円〜2,080円 | 4.99 USD~12.95 USD (約749円~約1,943円) |
308円~2,308円 | 320円〜1,790円 | 396円~1,738円 |
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ||||
サーバ設置国 | 111ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 |
サーバ台数 | 6,445台 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 |
最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 無制限 | 7 | 無制限 |
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 |
NordVPN
NordVPNは、価格と通信速度に定評のあるVPNアプリです。
- 通信の安定性と速度を重視している
- 低価格なVPNを探している
- 固定IPを利用したい
NordVPNは、通信が高速で安定しているので、動画視聴だけでなく、オンラインや3Dなどのゲームもストレスなく楽しめます。
月額料金540円からと低価格で固定IPも付与しているため、ビジネスとしても使いやすいです。
スマホアプリは、マップをピンチインでアップにすると、接続できる国のサーバまで選択でき、操作性が非常に高いです。
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ExpressVPN
ExpressVPNは、価格以上のクオリティの高いサービスを提供しているVPNアプリです。
- 高速通信を一番重視している
- セキュリティレベルが高いものを使いたい
- 安定性を求めている
ExpressVPNも、NordVPNとならんで通信速度が速いので、動画配信サービスの利用におすすめです。
「Network Lock」という、VPN接続が切断された場合に通信そのものを遮断する安全機能が実装されているのもメリットの一つ。
これがないと、何らかの理由でVPN接続が切断されてしまった際に、情報漏えいしてしまう可能性があるのです。
月額換算749円と、他社と比較して少し高めですが、ビジネスでも利用しやすいので、さまざまな用途で使用できるでしょう。
スマホアプリは、サーバ接続国をいったん選ぶと、大きめの電源マークを押すたびに接続/切断が切り替わり、初見でもすぐになじむUIとなっています。
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Surfshark
Surfsharkは、デバイスを複数同時接続したい人におすすめのVPNアプリです。
- 長期利用を前提にしている
- 低価格で広告ブロックできるVPNを求めている
- 大人数でインターネットを使いたい
Surfsharkは、アカウントを1つ作成してしまえば、デバイスの同時接続が無制限で利用できるVPNアプリです。
家族が多い人や複数のデバイスを利用している人に向いています。
価格も308円からと低価格なので、実質コスパ最強といえるVPNアプリです。
ただし、サーバや接続国によっては通信が少々不安定になるケースもあるので注意してください。
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CyberGhost
CyberGhostは、さまざまな国のコンテンツを利用したい人におすすめのVPNアプリです。
- サーバ数が多いVPNを求めている
- 低価格なVPNアプリを使いたい
- 固定IPを利用したい
サーバを100ヶ国に9,700台以上設置しているので、多くの国のコンテンツを楽しめるVPNアプリです。
一つの国に設置しているサーバ数が多いので、代替サーバを迷わずに切り替えられます。
また、動画視聴用やゲーム用など、目的に応じた専用サーバが用意されているので、サーバを探しやすいのも特徴の一つです。
VPNサービスに関するもののみノーログポリシーとなっているため、緊急時などはメールアドレスが開示される恐れがあることをふまえ、利用しましょう。
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MillenVPN
MillenVPNは、海外から日本のサービスを利用したい人におすすめのVPNアプリです。
- 日本のVPNを探している
- リモートワークだからセキュリティ対策をしたい
- 固定IPを利用したい
MillenVPNは、運営会社が日本の国産VPNです。
日本の法令に基づいて運営し、カスタマーサポートも日本語で難なくやり取りできるので、強い安心感と信頼感があります。
月額396円からとお手頃で、日本の動画配信サービスのほとんどを視聴できるので、動画視聴がメインの人におすすめです。
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スマホでVPNアプリを使うときの注意点
VPNアプリは、ビジネスでもプライベートでも活用できる便利なものですが、いくつか注意しておくべき点があります。
自身に合うVPNアプリを選ぶため、以下3つを確認しておきましょう。
通信速度が低下する可能性がある
インターネットを接続する際には通常、VPNサーバを経由しません。
しかしVPNアプリは、VPNサーバを経由しての通信となるため、通信速度が低下する可能性があります。
VPNサーバが混雑していたり、処理速度が低下したりなど、そのときの状況によっては通常使用するよりも大きく低下するケースがあるのです。
このような場合、別のサーバに接続すれば改善されることがほとんどですが、状況が変わらない際は、他のVPNを契約する必要があります。
セキュリティレベルは十分か
完全無料のVPNアプリのなかには、セキュリティが不十分なものもあります。
情報漏えいや盗聴されるなどのリスクが発生するので、できるだけノーログポリシーを掲げているものを利用してください。
無料VPNアプリを利用する際は、本記事で紹介した無料VPNアプリがおすすめです。
使用端末によっては対応プロトコルが異なる
使用端末によっては、使用できるプロトコルが異なるので注意が必要です。
たとえばiPhoneの場合「PPTP」が使用できません。
Androidはバージョン12以降だと、LKEv2/IPsec系のプロトコルしか選択できないようになっています。
端末に応じて適切なプロトコルを選択しなければ、VPNが正しく接続されないため、しっかり確認してから契約しましょう。
スマホ用VPNアプリを使うときによくある質問
スマホ用VPNアプリを使う際に、よくある質問をまとめました。
VPNに接続できないときの対処方法を教えてください
VPNをうまく接続できないときは、以下の項目を確認しましょう。
- 別のサーバに変更してみる
- 時間をおいて再接続してみる
- 適切なプロトコルを選択しているか
上記の方法を試してみても接続できない場合、コンテンツの運営元がそのVPNをブロックしている可能性が高いです。
別のVPNアプリを契約し、再トライしてみるといいでしょう。
ドコモユーザーなのですが、VPNアプリを設定しても利用できません
「あんしんセキュリティサービス」を契約していると、VPNを設定しても利用できないようになっています。
あんしんセキュリティサービスは、日本国内のサービスを利用するときに、ウイルスや危険サイトからスマホを守ってくれるサービスです。
国内のサービスを利用する際は問題ありませんが、海外コンテンツを利用したい場合、このサービスを解約するとVPNアプリの利用ができるようになります。
VPNの常時接続をオンにするとどうなりますか?
「常時接続」をオンにしていると、セキュリティは安心できますが、一部のサイトにアクセスできなかったり、処理速度が低下したりする可能性があります。
自身の状況に応じて、常時接続にするか判断してください。
韓国の番組を観るのにおすすめのVPNアプリは?
韓国の番組を観るには、NordVPNがおすすめです。
韓国だけでサーバが10台以上設置されているので、接続が不安定になっても別のサーバへすぐに切り替え接続できます。
まとめ:状況に応じてVPNを活用してスマホの安全性を高めよう
本記事では、スマホ用VPNアプリのおすすめを、無料・有料ごとにくわしく解説しました。
フリーWi-Fiや地域限定サービスを利用したいとき・政府の閲覧を回避したいときには、スマホの安全性を高めるために、本記事でおすすめしたVPNから選んでみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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