どうも、VPNヘビーユーザーのマクリン( @Maku_ring)です。
テレワークやリモートワークが普及が広がり、VPNを導入した企業もここ数年でかなり増えました。
VPN(Virtual Private Network)は情報の暗号化にすぐれているので、ビジネスシーンで活用する印象の人も多いでしょう。
でも実は、VPNは個人利用でも多くのメリットがあるのです。
そこで本記事では、VPNを個人利用するときの必要性とおすすめのVPNをくわしく解説します。
タップできるもくじ
VPNを個人利用する必要性をメリットデメリットから紹介
VPNとは、インターネット中に仮想的な専用ネットワークを形成することで、そこを通るデータが全て暗号化される仕組みのことです。
VPNは個人利用でもさまざまな活用シーンがあり、必要性が高いといえるサービスです。
メリット
VPNを個人利用すると、いくつかのメリットがあります。
主に以下の4つがメリットとして挙げられます。
ユーザーのプライバシーが保護される
VPNを接続すると、プライバシーを保護しながらインターネットの利用が可能です。
インターネットの利用中は通常、個人情報・IPアドレス・閲覧履歴などが公開されています。
そこでVPNを利用すると、それらの情報を隠してくれるのです。
また、VPNサービスで「ノーログ」と謳っている場合、VPNの運営元はユーザーの情報を保存しないため、より快適にインターネットを利用できます。
デバイスのセキュリティ向上ができる
カフェやホテルなどで提供されているフリーWi-Fiを接続する前に、VPNを経由することでセキュリティ強化につながります。
フリーWi-Fiはデータが暗号化されず、不特定多数のユーザーが接続できる状態です。
悪意あるユーザーと同時にフリーWi-Fiに接続してしまった場合、以下のようなリスクが発生します。
- 個人情報の盗み見・抜き取り
- デバイスの乗っ取り
- 盗聴
また、実在するフリーWi-Fiになりすまし、よく似たネットワーク名のアクセスポイントを巧妙に仕掛けているケースもあり、デバイスがウイルスに感染させられるなどの被害もあるのです。
その点VPNを経由しておけば、上記のようなリスクを格段に軽減できます。
VPNは通信を常に暗号化し、第三者に通信内容を見られる心配がなく、インターネットを安全に使用できるのです。
居住国から海外のサービスにアクセスできる
海外のサービスの一部はジオブロック(地域制限)により、対象地域に居住していなければアクセスできないケースがあります。
これはサービスの運営側が、ユーザーのIPアドレスでどの地域からアクセスしているのかを判別し、対象外地域から利用できないようにブロックしていることが原因です。
VPNの特性の一つに、ユーザーのIPアドレスや位置情報を接続しているVPNサーバの国に変更できるというのがあります。
VPNサーバのある国に接続すれば、そこがアクセス元と判断されるので、日本から海外、海外から日本のサービスを利用できるようになるのです。
VPNはジオブロックの回避手段として一般的に利用されているので、HBO Max(アメリカ限定)やBBC iPlayer(イギリス限定)やTIDAL(欧米限定)など地域限定サービスを利用するなら検討してみましょう。
サブスクサービスが安くなる
世界各国で展開しているYoutube PremiumやNetflixなどのサービスは、国によって料金が異なり、日本で契約するよりも安くなるケースがあります。
本来、日本に居住しているなら日本の月額料金で契約するしかありませんが、VPNをVPNサーバのある国に接続すれば、その国の料金でサービス内容がほぼ変わらずに契約可能です。
例えば、Netflixを日本で契約すると月額990円かかりますが、トルコで契約すると月額約338円で利用でき、年間約8,064円もオトクになります。
もし安く契約できるサブスクをそのまま使っているなら、VPNを活用して毎月の利用料を節約しましょう。
ただし、全てのサブスクサービスが安くなるわけではないので注意ください。
デメリット
VPNの個人利用は多くのメリットがあるものの、注意すべき点が2つあります。
通信速度が低下するケースがある
VPNは、VPNサーバを経由して通信するため、速度が低下する可能性があります。
通信速度はVPNサーバの混雑状況や処理速度によって常に変化し、VPNを接続していないときよりも通信速度が低下することもあります。
自身の環境によっては通常より通信速度が速くなる場合もあるので、返金保証制度のあるVPNサービスを活用し、実際の通信速度を検証するといいでしょう。
情報漏えいやウイルス感染のリスクがゼロではない
VPNを接続していても、ハッキングやサイバー攻撃などを100%防げるわけではありません。
悪意ある攻撃を防止する機能を持つVPNサービスは多いですが、設定をオフにしていたら機能しませんし、悪質なユーザーが作成した最新のウイルスを必ず防ぐ保証もないのです。
ノーログでないVPNや無料VPNはこういったリスクがとくに高い傾向なので、できるだけ有料VPNの利用をおすすめします。
VPNの接続有無にかかわらず、ウイルス対策ソフトの導入やソフトウェアの更新など、セキュリティ対策は万全にしておきましょう。
個人でVPNを利用する手順
VPNを個人利用するには以下の手順が必要です。
本記事では、価格や通信速度に定評のあるNordVPNを例に解説します。
VPNを契約する
NordVPNの契約手順は以下のとおりです。
VPNをインストールする
契約が完了し、アカウントを有効化できたら、デバイスに合うNordVPNのアプリをダウンロードしましょう。
本記事ではmac OS版を例に解説します。
指示どおりに進めるだけなので、インストールまで10分ほどで完了できます。
VPNを設定する
NordVPNの専用アプリをインストールしたら、VPNを利用したいサービスのある国に設定しましょう。
本記事ではイギリスを例に設定手順を解説します。
好きなコンテンツを利用する
VPNが正しく接続されているのを確認し、好きなコンテンツを利用しましょう。
今回は、イギリス国内でしか利用できないVODサービスの「ITVX」にアクセスしてみました。
VPNサーバがあれば、イギリスだけでなくアメリカ・韓国・台湾など、さまざまな国に接続できます。
個人利用におすすめのVPN
個人利用するのにおすすめのVPNサービスを5つ紹介します。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 500円〜2,110円 | 6.67 USD~12.95 USD (約1,001円~約1,943円) |
308円~2,308円 | 320円〜1,790円 | 396円~1,738円 |
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ||||
サーバ設置国 | 111ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 |
サーバ台数 | 6,445台 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 |
最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 無制限 | 7 | 10 |
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 |
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
NordVPN
NordVPNは、低価格と高速通信に定評のあるVPNです。
NordVPNには、スタンダード、プラス、コンプリートの3つのプランが用意され、どのプランでも通信が高速で安定しているので、利用目的に応じたプランが選択できます。
動画視聴やオンラインゲームなどの個人利用がメインであれば、月額500円から始められるスタンダードプランで十分です。
情報漏えいや抜き取りなどのリスクを軽減したい人やビジネス利用も検討している場合は、情報漏えいスキャナー機能のあるプラスプランか、強力な暗号化機能がそなわっているコンプリートプランをおすすめします。
NordVPNは、以下の記事でくわしく取り上げています。
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ExpressVPN
個人利用だけでなく、ビジネスでも活用したい人におすすめなのがExpressVPNです。
通信を暗号化するアルゴリズムに、暗号強度がもっとも高いといわれているAES -256bitを採用しています。
これは2023年時点でも破られた前例はなく、最強といえるセキュリティです。
また、VPN接続が突然切れてしまった際、通信を遮断するNetwork Lockという安全機能が実装され、情報漏えいの元となるリスクを激減してくれます。
通信品質も高速で高クオリティなVPNですが、月額1,001円からと他社よりもやや高めです。
ExpressVPNの詳細をよりくわしく知りたい人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
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Surfshark
多くのデバイスでVPNを利用したい人におすすめなのが、Surfsharkです。
デバイスの同時接続台数が無制限で、24ヶ月プランなら月額換算308円とリーズナブルな価格です。
1契約で自身と家族全員が利用でき、対応デバイスも多いため、コスパは業界最高クラスといえるでしょう。
通信速度は速くないものの、比較的安定しているので、会社用としての利用もおすすめです。
Surfsharkの詳細は、以下の記事でも解説しています。
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CyberGhost
CyberGhostは、より多くの国にアクセスしたい人におすすめです。
100ヶ国に9,000台以上のサーバを設置しているので、さまざまな国のコンテンツを楽しみたい人におすすめです。
動画視聴やゲームなど、目的に応じた専用サーバが用意されているのも魅力のひとつで、通信トラブルが発生してもすぐに代わりのサーバを見つけられます。
月額換算320円からと破格の値段ながらも返金保証期間が最大45日間あるので、じっくり検討してから利用したい人にもおすすめです。
CyberGhostは、以下の記事でくわしく取り上げています。
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MillenVPN
動画視聴がメインの人におすすめなのが、MillenVPNです。
日本で視聴できるほとんどの動画配信サービスに対応しているので、海外から日本のサービスを利用したい人とも相性の良いVPNです。
月額料金396円からと安価で、サポートが日本語でできるのも人気なポイントになります。
同時接続台数も10台と多く、固定IPが追加料金なしで使えるので汎用性が高いです。
MillenVPNの詳細は、こちらの記事にまとめています。
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VPNを個人利用するときによくある質問
ここでは、VPNを個人利用するときによくある質問に回答していきます。
自宅にWi-FiがあってもVPNは必要?
Wi-Fiルーターのパスワードが初期設定のままや、簡易的である場合、悪質なユーザーから不正アクセスされたり情報が抜き取られる可能性があります。
最悪の場合、クレジットカードの不正利用や機密情報が漏えいしてしまい、甚大な被害が起こることもありえるので、自宅Wi-FiがあってもVPNは利用しましょう。
また、本記事で紹介したように、海外コンテンツにアクセスしたいときも有効な手段なので、ぜひ活用してください。
VPNは常にオンにしてたほうがいい?
VPNを常に接続しておくと、セキュリティ強化やプライバシー保護につながるため、安全にインターネットを利用できます。
しかし、通信速度が低下したり、バッテリーの消費が激しくなったりする可能性があります。
また、一部のサイトにアクセスできなくなるケースもあるので、常時接続するかは自身の判断に応じて判断してください。
VPNはスマホでも利用できる?
VPNはPC以外にスマホやスマートTVなど、さまざまなデバイスから接続できます。
デバイスに応じた専用アプリをインストールする必要がありますが、デバイスに対応しているかはサービス提供元によって異なるので、各公式サイトで確認してみてください。
VPN接続中に速度が低下したときの対処方法は?
VPN接続中に通信速度が遅くなった場合、別のサーバにつなぎ直してみると改善する可能性が高いです。
アクセス元からの距離が遠いほど通信は低下する傾向があるため、できるだけ所在地から近い場所のサーバを選んだほうが改善できるかもしれません。
また、サーバに一時的にユーザーが集中するなどの高負荷によって速度が低下しているケースもあるので、少し様子を見てから再接続してみるのも良いでしょう。
まとめ:個人利用でもVPNを活用して安全性を高めよう
本記事では、VPNを個人利用する必要性とおすすめのVPNを解説しました。
VPNは、使用中のデバイスで海外コンテンツを楽しむだけでなく、セキュリティ強化・プライバシー保護できる優れたサービスです。
VPN選びで悩んだときは、以下のVPNを試してみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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