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どうも、高速Wi-Fi環境の構築に余念がないマクリン( @Maku_ring)です。
サクサクのネット環境を得る上で、最新のWi-Fi規格「Wi-Fi6」への対応は欠かせません。
Wi-Fi6は従来のWi-Fi(Wi-Fi4/5)にくらべ、かなりの高速化を実現しています。
通称 | 規格 | 最大通信速度 | 実効スループット |
Wi-Fi4 | IEEE802.11n | 300Mbps | 150Mbps |
Wi-Fi5 | IEEE802.11ac | 6.93Gbps | 800Mbps |
Wi-Fi6 | IEEE802.11ax | 9.6Gbps | 1Gbps以上 |
無線LAN環境下でも1Gbps以上の通信速度を実現し、もはや有線並みのスピードを体感することができます。
家の固定回線を10Gbpsプランにしてから遷移速度えっらい速いなぁと思って、さっき測定してみたら無線なのに1Gbps超えてた(((((( ;゚Д゚)))))
ヤバスww pic.twitter.com/N4S6NxzSwo
— マクリン (@Maku_ring) 2020年3月9日
しかしWi-Fi6は、最大10Gbps対応の光回線・LANケーブル・Wi-Fi6対応ルーター・Wi-Fi6対応デバイス、全てがそろって初めてその真価を発揮します。
各社がWi-Fi6ルーターを出してきている中、ルーターで世界シェアNo.1をほこるTP-Linkも「Archer AX6000」を引っさげて登場しました。
Archer AX6000は、最大2.5GbpsのWANポートと最大1Gbps対応LANポート x 8を搭載し、高速性と汎用性を両立した構成となっています。
さらに1.8GHzクアッドコアCPUを内蔵しているため、混線した状況でも安定した通信を提供してくれます。
そんなわけで本記事は「【Archer AX6000レビュー】最大2.5Gbps対応WANポート搭載のTP-Link初Wi-Fi6ルーター」について書いていきます。
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Archer AX6000の外観と付属品
「Archer AX6000」は2.4GHz帯と5GHz帯、2種類の電波を提供するデュアルバンドのWi-Fi6対応ルーターです。
8本のアンテナを立てるとまさに剣山のようで、ヘビーユーザー用といった出で立ち。
項目 | スペック |
---|---|
ワイヤレス規格 | 【2.4GHz】IEEE 802.11ax/b/g/n 【5.0GHz】IEEE 802.11ax/ac/n/a |
周波数 | 2.4GHz + 5.0GHz |
最大通信速度(理論値) | 【2.4GHz】1148Mbps 【5.0GHz】4804Mbps |
CPU | 64bitクアッドコア1.8GHz CPU |
ストリーム数 (受信 x 送信) |
【2.4GHz】4 x 4 【5.0GHz】4 x 4 |
推奨接続台数 | 100台 |
有線LANポート | LANポート:最大1Gbps x 8 WANポート:最大2.5Gbps x 1 |
USBポート | Type A USB 3.0ポート/Type C USB 3.0ポート |
サイズ | 261.2 x 261.2 x 60.2mm |
重量 | 1072g |
サイズは26cm角 x 高さ6cmで、床置き面積は13インチのノートPCとちょうど同じくらいです。
背面のインターフェースは、最大2.5Gbps対応WANポートと最大1Gbps対応LANポート x 8とそこそこあり、有線接続のデバイスが多くても困ることはありません。
- 電源ボタン
- 最大2.5Gbps対応WANポート x 1
- 最大1Gbps対応WANポート x 8
- 電源ポート
- リセットボタン
ただひとつ残念なのは、最大9.6GbpsまでサポートするWi-Fi6対応でありながら、WANポートが最大2.5Gbpsであるため、Wi-Fi6の実力を出しきれない点です。
その点では、Wi-Fi6ルーターで唯一最大10Gbps対応のWANポートを備えるBUFFALO WXR-5950AX12に軍配があがります。
とはいえマルチギガビット対応なので、通常のギガビット対応ルーターよりも10G回線を活かせる仕様です。
右側面にはUSB-A(USB3.0)とUSB-C(USB3.0)が付いています。
Archer AX6000はスマホアプリで接続設定完了
Archer AX6000の接続設定方法を紹介します。
Archer AX6000のアプリでできること
Archer AX6000のネットワーク管理は、スマホアプリ「TP-Link Tether」からすべて行うことができます。
TP-Link Tether
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ログイン後のダッシュボードで接続機器数と通信速度が分かります。
機器数をタップすることで、どのデバイスと何GHz帯で接続しているか確認できるようになっています。
ゲストネットワークではゲスト用のSSIDを発行することが可能です。
さらにArcher AX6000独自の機能として「保護者による制限」「アンチウィルス」「QoS(クオリティ・オブ・サービス)」を備えています。
- 保護者による制限 オンラインに費やす時間を制限し、ネット履歴が確認できる
- アンチウィルス 悪意あるコンテンツ・ウィルスからネットワークを守ってくれる
- QoS 通信速度を優先するデバイスを選ぶことができる
Archer AX6000の通信速度を計測
我が家のプロバイダーは「ドコモ光×GMOとくとくBB」で、最大10Gbps(10,000Mbps)対応の光ファイバー回線を敷いています。
Wi-Fi6の環境下で確認するため、Wi-Fi6対応スマホ(iPhone 11 Pro)とWi-Fi6対応ノートPC(HP Spectre x360 13)で確認しました。
iPhone 11 Proで12時台と17時台に計測した結果です。
- 下り(ダウンロード) ネット閲覧・アプリダウンロード・動画鑑賞時の速度
- 上り(アップロード) メール送信・データアップロードの速度
下りではいずれも700Mbpsを超え、最大2.5GbpsのWANポートであることを踏まえると、かなりの速度が出ていることが分かります。
またWi-Fi6対応ノートPCで測っても、700Mbpsに迫る値を示していました。
さすがにBUFFALO WXR-5950AX12ほどの速度は出ないまでも、遜色ない数値は充分に出ています。
Archer AX6000は2.5Gbpsのマルチギガビットに対応し、8つのLANポートや使いやすい専用アプリなど、汎用性にすぐれたルーターに仕上がっています。
Archer AX6000レビューまとめ
本記事は「【Archer AX6000レビュー】最大2.5Gbps対応WANポート搭載のTP-Link初Wi-Fi6ルーター」について書きました。
Archer AX6000は、最大2.5GbpsのWANポートと最大1Gbps対応LANポート x 8を搭載し、高速性と汎用性を両立しているWi-Fi6ルーターです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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