どうも、VPNユーザーのマクリンです。
VPN(Virtual Private Network)は、セキュリティ強化やプライバシー保護に不可欠なツールです。
VPNの利用者は年々増えてきていますが、費用面を気にする人も少なくないでしょう。
僕も現在VPNを6社同時契約しているので価格はできるだけ抑えたいです……。
マクリン
そこで本記事では、安く契約できるVPNを価格順に紹介し、安いVPNで失敗しないためのポイントも解説します。
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VPNが必要になるケース
VPNが必要になるケースは主に以下の3つです。
VPNを常に利用する必要はないですが、状況に応じて使い分けができるので、どんな用途でVPNを使うか悩んでいる人は参考にしてください。
無料Wi-Fiを使いたいとき
カフェや駅などの外出先で無料Wi-Fiを使用するときは、VPNを利用するとインターネットを安全に利用できます。
無料Wi-Fiは多くの人が集まる場所に設置され、ほとんどのネットワーク通信が暗号化されていない状態です。
悪意のあるユーザーと同時に無料Wi-Fiに接続してしまった場合、通販サイトのログイン情報やクレカ情報など、重要な情報が盗まれる可能性があります。
その点VPNを利用すると、インターネット中に仮想的な専用ネットワークを通すことで、そこを通る情報は常に暗号化されるのです。
情報が暗号化されるため、自分がどこからアクセスしているのか隠すことができ、悪意あるユーザーからの攻撃を防げます。
自身のプライバシーを保護するためにも、VPNの利用は欠かせません。
機密情報を取り扱いたいとき
個人情報の送受信や、ビジネスで顧客・機密情報を取り扱うときもVPNは有効です。
ビジネスではとくに、情報漏えいやデータの改ざんがあると、会社のイメージや経営にとてつもないダメージを与えかねません。
そこでVPNを利用するとセキュリティが向上し、安全に機密情報のやり取りができます。
情報漏えいや盗聴があると社会的信用を失う可能性も大いにあるため、そういったリスクを大幅に軽減するためにもVPNを使用するのがおすすめです。
居住国以外のサービスを利用したいとき
サービスによっては、居住国以外からのアクセスが制限(ジオブロック)されているケースがあります。
これはサービスの運営側が、ユーザーのIPアドレスでどの地域からアクセスしているのか判定し、サービス対象外地域から利用できないようにブロックしていることが原因です。
VPNを利用すると、利用者のアクセス元は第三者から特定されず、VPNサーバのある国に接続すれば、そこがアクセス元と判断されます。
つまり、アメリカのVPNサーバに接続するとアメリカ国内から、イギリスのVPNサーバに接続すればイギリス国内からのアクセスと判断されるのです。
そのため、地域限定サービスでもジオブロックを回避してサービスを楽しめるようになります。
国やサービスによってはVPNを禁止しているケースもありますが、VPNはジオブロックの回避手段として一般的に活用されている方法です。
安いVPNを価格順に紹介
ここでは、主要なVPNを価格の安い順に紹介します。
VPN名 | PIA |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
NordVPN |
ProtonVPN |
ExpressVPN |
セカイVPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 250円〜1,480円 | 288円~2,238円 | 290円〜1,790円 | 396円~1,738円 | 480円〜2,070円 | 3.59USD〜9.99USD (約539円~約1,499円) |
6.67 USD~12.95 USD (約1,001円~約1,943円) |
1,100円 |
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ー | ||||||
サーバ設置国 | 84ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 | 111ヶ国 | 68ヶ国 | 105ヶ国 | 10ヶ国 |
サーバ台数 | 25,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 | 6,445台 | 2,979台 | 3,000台以上 | 非公開 |
最大同時接続 デバイス数 |
10 | 無制限 | 7 | 10 | 6 | 10 | 8 | 3 |
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 | 2ヶ月(無料体験) |
いずれも契約期間が長くなるほど月額が安くなる料金体系ですが、契約期間ごとの金額は下記を参考ください。
VPN名 | PIA |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
NordVPN |
ProtonVPN |
ExpressVPN |
セカイVPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 (1ヶ月契約) |
1,480円 | 2,238円 | 1,790円 | 1,738円 | 2,070円 | 9.99 USD (約1,499円) |
12.95 USD (約1,943円) |
1,100円 |
月額料金 (6ヶ月契約) |
920円 | – | 1,000円 | – | – | – | 9.99 USD (約1,499円) |
– |
月額料金 (1年契約) |
– | 428円 | – | 594円 | 730円 | 3.99 USD (約599円) |
6.67 USD (約1,001円) |
– |
月額料金 (2年契約) |
250円 | 288円 | 290円 | 396円 | 480円 | 3.59 USD (約539円) |
– | – |
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
1位:PIA(Private Internet Access)
本記事で紹介する中でも、もっとも安いVPNがPIA(Private Internet Access)です。
2年 + 2ヶ月のプランでは月額250円とかなりの低価格で、長期利用を検討している人には特におすすめです。
通信速度は、速度が速い大手VPNと比べると遅めですが、比較的安定しているので海外サービスを問題なく利用できるでしょう。
84ヶ国に25,000台以上と圧倒的なサーバ数で、ユーザーが混雑しても不安定になりにくいです。
また、デバイスの同時接続台数が10台までと豊富なのもメリットの一つ。
サポートが24時間年中無休で利用可能ですが、日本語に対応していないので、英語が苦手な人は注意しましょう。
PIAの評判は、以下の記事でくわしく紹介しています。
2位:Surfshark
デバイスの接続台数が多いVPNを求めている人には、Surfsharkがおすすめです。
24ヶ月プランでは月額288円で利用でき、PIA(Private Internet Access)と同じくらいの安さで利用できます。
デバイスの同時接続台数が無制限なので、1つのアカウントを作成するだけで、家族全員のセキュリティレベルを向上できるのが人気な理由です。
広告やマルウェアをブロックする機能の「Clean Web」があり、より安全にインターネットを楽しめます。
Surfsharkの詳細は、以下の記事でも解説しています。
30日間返金保証
2年プランなら最大86%OFF + 3ヶ月無料
3位:CyberGhost
使い心地をしっかり確かめたい人には、CyberGhostがおすすめです。
2年契約すると月額290円で利用でき、100ヶ国に9000台以上のサーバを設置しているのが魅力的です。
速度はやや遅めですが、動画視聴やゲーム用などの専用サーバが用意されているため、用途による支障が出ないようになっています。
返金保証期間が14〜45日間と、プランによって異なるため、状況に応じて契約できるのも利点です。
CyberGhostは、以下の記事でくわしく取り上げています。
最大45日間返金保証
2年プランなら最大82%OFF + 2ヶ月無料
4位:MillenVPN
日本語サポートがあるVPNを探している人におすすめなのは、MillenVPNです。
運営会社が日本にあるため、公式サイトやサポートがすべて日本語に対応しているVPNです。
日本の法律に遵守した運営で信頼性が高く、英語が苦手な人でも使いやすいでしょう。
2年プランで月額396円とリーズナブルで、日本の動画配信サービスのほとんどに対応しているので、動画視聴がメインの人におすすめできます。
ただし、速度が安定しないことが多いため、ビジネス用で検討している人は注意してください。
MillenVPNの詳細は、こちらの記事にまとめています。
30日間返金保証
2年プランなら最大62%OFF
5位:NordVPN
NordVPNは、価格とクオリティのバランスがすぐれているVPNです。
2年プランで月額480円からとお手頃価格で、通信速度が高速かつ安定しています。
速度は500Mpps以上になることもあり、動画視聴だけでなくオンラインゲームも問題なく使用可能です。
サーバ台数も6,400台を超え、十分な数を提供しています。
NordVPNは、以下の記事でくわしく取り上げています。
30日間返金保証
2年プランなら最大69%OFF + 3ヶ月無料
6位:ProtonVPN
ProtonVPNは、複数のVPNを使い分けたい人におすすめです。
2年契約すれば月額539円ほどで利用でき、有料のVPNサービスには少ない無料プランも利用可能です。
セキュリティを高める「セキュアコア」という技術が使用され、これを活用すると、利用者は接続先のVPNサーバを2つ同時に使用できるようになります。
なお、無料プランはサーバ数が格段に少なく、通信速度が低下しやすい傾向があります。
メインのVPNサービスが使えないときのサブ用としての使用がおすすめです。
ProtonVPNは、以下の記事でくわしく紹介しています。
7位:ExpressVPN
高度なセキュリティを求めているなら、ExpressVPNがおすすめです。
業界最高水準の品質を、2年プランだと+3ヶ月無料でつくので実質月額1,001円から利用できます。
通信を暗号化するためのアルゴリズムに「AES-256bit」を使用し、これまでに破られた前例がありません。
2024年時点での暗号強度がもっとも高いといわれているので、最強ともいえるセキュリティです。
また対応デバイスの種類も多く、状況に応じて使い分けできるのも人気の理由の一つになります。
ExpressVPNの詳細をよりくわしく知りたい人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
30日間返金保証
1年プランなら当サイト限定で3ヶ月無料
8位:セカイVPN
無料体験期間が長いものを探している人には、セカイVPNがおすすめです。
月額1,100円と、本記事で紹介するVPNの中で一番高いVPNですが、無料体験期間が2ヶ月と長く、日本語に完全対応しています。
また、セカイブラウザという専用ブラウザを提供しているのも、大きな特徴です。
セカイブラウザでアクセスするサイトやサービスは、すべてVPN経由のアクセスになり、設定ミスを原因とした情報漏えいのリスクを軽減できます。
ただし、料金プランは1ヶ月契約のみになるため、長期契約する場合は費用がかさむので注意してください。
セカイVPNの詳細は、以下の記事でも解説しています。
無料期間は最大2ヶ月
安いVPNで失敗しないためのポイント
安いVPNは、以下5つのポイントをおさえておくと、失敗せずに自身に合うものを選べます。
サーバ数
VPNサーバの数は、VPN選びで失敗しないためにも重要なポイントです。
VPN名 | PIA |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
NordVPN |
ProtonVPN |
ExpressVPN |
セカイVPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サーバ設置国 | 84ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 | 111ヶ国 | 68ヶ国 | 105ヶ国 | 10ヶ国 |
サーバ台数 | 25,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 | 6,445台 | 2,979台 | 3,000台以上 | 非公開 |
とくに、さまざまな国のサービスを利用したい場合、自分の接続したい国にサーバがなければ意味がありません。
サーバ数が多いと接続可能国が増えるだけでなく、障害が発生したりVPN規制が強化されたりしても、すぐに対処できます。
まずは使いたい国にサーバが設置されているかと設置台数を確認しましょう。
通信速度
価格に満足していても、通信速度が遅くストレスを感じてしまっては本末転倒です。
大容量データの送受信や動画視聴を目的とするなら、返金保証や無料体験期間を活用し、快適な速度かも忘れずにチェックしましょう。
目安として、50〜100Mbps程度の速度が出ていれば、ほとんどの用途でストレスを感じずに利用できます。
安さと速度を重視している人は、500Mbps以上の速度が出るNordVPNがおすすめです。
同時接続台数
複数のデバイスを同時接続したい人は、同時接続台数の確認も必要です。
VPN名 | PIA |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
NordVPN |
ProtonVPN |
ExpressVPN |
セカイVPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最大同時接続 デバイス数 |
10 | 無制限 | 7 | 10 | 6 | 10 | 8 | 3 |
接続したいデバイスが多い場合、Surfsharkのように同時接続台数が無制限のVPNを選びましょう。
なかには3台しか同時接続ができないVPNもあります。
上限を超えてしまう場合、デバイスの数に合わせてアカウントを増やしていかなければならないので、費用がかさみがちです。
多くのデバイスを接続したい人や家族での利用を検討している人は、最初から同時接続台数の多いVPNを選ぶようにしてください。
ノーログポリシー
セキュリティにこだわりたい人は、VPNがノーログポリシーかどうかを忘れずにチェックしましょう。
VPN名 | PIA |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
NordVPN |
ProtonVPN |
ExpressVPN |
セカイVPN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ー |
多くのVPNは、運営元が接続ログを保持しない「ノーログポリシー」を掲げ、どのサイトにアクセスしてどのファイルをダウンロードしたかといった、アクセスログを残さないようにしています。
セキュリティを重視するなら、ノーログポリシーを掲げているVPNがおすすめです。
ログを保存するVPNを利用する場合は情報が流出するリスクがあるので、できるだけ個人情報を必要としないサービスを使うときに利用してください。
利用目的に適している
VPNが自身の利用目的に適しているかも、大切なポイントです。
動画視聴がメインなら速度や安定性が十分なVPN、ビジネスや政府機関の検閲回避が目的なら、セキュリティ面で定評があるVPNが適しています。
各VPNサービスの利用規約やセキュリティポリシーをチェックし、無料期間を活用して使い心地を確かめましょう。
価格が安いVPNに関するよくある質問
価格が安いVPNに関するよくある質問と回答を紹介します。
安いVPNは品質が悪いって本当?
「安い = 品質が悪いVPN」ではありません。
安いVPNでも、サーバ数が多くて通信が安定しているものも多くあります。
しかし、なかには通信が遅く、サポート体制が整っていなかったり、解約まで必要以上の時間をとられるなどクオリティに懸念があるVPNサービスがあるのも事実です。
利用規約や運営会社情報などをしっかり確認してから契約してください。
VPN Gateなどの無料VPNは使っちゃダメ?
無料VPNは、情報漏えいのリスクが有料VPNよりも高く、通信速度が安定していないケースが多いです。
また、サーバ数や接続できる国が少ないなど懸念点が多くあり、基本的にはおすすめしてないです。
ただし「VPN Gate」は、筑波大学が学術研究の目的で運用しているため、比較的安心できます。
無料VPNの中ではサーバ設置台数も多く、接続サーバも自由に選べるので、セキュリティをあまり重視しないサービスを利用するなら使っても良いでしょう。
コスパ最強のVPNは?
Surfsharkがコスパ最強のVPNです。
長期契約では月額288円で利用でき、デバイス数の制限なく接続できます。
リーズナブルで、1つのアカウントを作成すれば複数のデバイスを保護できるので、すぐれたコストパフォーマンスをほこります。
一番安全なVPNは?
NordVPNとExpressVPNの2つが安全性の高いVPNです。
どちらのVPNも、通信を暗号化するアルゴリズムに軍事や政府機関でも採用されている「AES-256bit」を使用しています。
また、どちらもノーログポリシーを掲げ、これまでに監査などで実際に保存しているログが見つからなかったため、ノーログであることを証明されたケースもあります。
一部のVPNサービスには、ノーログと謳いながらログを保存している悪質なものもあるので、快適にインターネットをするためにもNordVPNやExpressVPNのような安全性の高いVPNを利用しましょう。
まとめ:自身の環境と用途に応じた適切なVPNを検討しよう
本記事では、安いVPNを価格順に紹介し、契約するときに失敗しないポイントも解説しました。
安いVPNでも、通信が高速で安定していたり、サーバ数が豊富なものは多くあります。
安いVPNで失敗しないためには、動画視聴用なのかビジネス用なのかを明確にしておくと、自身に合うVPNをスムーズに選択できるでしょう。