どうも、PCゲーマーのマクリンです。
VPN(Virtual Private Network)は、安全にデータ通信するために開発された技術で、機密情報を扱うビジネスや海外の地域限定サービスを利用するシーンで活用されています。
とはいえ、VPNを利用するメリットをイメージできない人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、VPNを利用する必要性を解説し、ゲームにおすすめのVPNを紹介します。
タップできるもくじ
ゲームプレイでVPNを利用するメリット
VPNは、インターネットとスマホやパソコンの間を、仮想専用線でトンネルのようにつなぐことで、悪意のある第三者からの侵入や攻撃を防ぎます。
通信が暗号化され、情報漏えいのリスクを抑えることができます。
ここではゲームプレイでVPNを利用するメリットを5つ紹介します。
ゲームプレイ中の遅延問題(ラグ)を解消できる
オンラインゲームでは、ネットワークが安定していないとラグが発生し、思うように操作できないことがあります。
ネットワークの品質は、プロバイダーや居住環境(とくにマンションのような集合住宅)に左右されることがあり、簡単には解決できないケースが多いでしょう。
この通信品質の問題を解消できるのがVPNです。
NordVPNやExpressVPNなど高速かつ安定した通信のVPNを利用すれば、ラグや遅延の発生を改善し、ストレスなくゲームを楽しめます。
ただし、VPNサービスや接続するサーバーによって通信速度の応答時間(ping値)が異なるので、自身の環境に適しているかどうかを検証したほうがいいでしょう。
ゲームサーバーにおけるセキュリティを確保できる
海外のプレイヤーも参加するような人気のあるゲームでは、IPアドレスを特定し、PCやアカウントのハッキングを試みるユーザーが存在します。
そこでVPNを利用すれば、インターネット上の通信は常に暗号化されるため、第三者によるデータの盗聴や漏洩を防げます。
また、VPN利用中は自分のIPアドレスが第三者から見れなくなるので、安心してゲームを楽しめるでしょう。
日本で未公開(地域制限)の海外ゲームを遊べる
海外のゲーム企業が開発した場合、リリース当初はその国あるいはその周辺諸国のユーザーに限定されているケースがあります。
ゲームの運営会社がユーザーのアクセス元(IPアドレス)から居住地を判定し、サービス提供外の国であればアクセスを禁止するため、通常は遊べません(ジオブロック)。
しかし、VPNを利用すればジオブロックを回避し、サービス提供外のゲームでもプレイできるようになります。
接続したVPNサーバーのIPアドレスがアクセス元とみなされるので、たとえば韓国限定のオンラインゲームでも、韓国のVPNサーバーに接続すれば韓国からのアクセスと判断され、ジオブロックをすり抜けられるのです。
対戦ゲームのマッチング効率をアップできる
VPNを利用すれば、通常アクセスできない海外のサーバーにアクセスできるので、対戦ゲームのマッチング効率を改善できます。
日本ではプレイヤーが少なく、なかなかマッチングできないケースでも、プレイヤーの多い国のVPNサーバーにつないでゲームをプレイすれば、マッチングするまでの時間を短縮可能です。
また、ふだん遊んでいるサーバーにはチーター(不正プレイヤー)が多い場合でも、チーターの少ない別の国のVPNサーバーにつなげば不正プレイヤーとの遭遇を避けられる可能性が高くなります。
IPアドレスの誤BAN対策になる
オンラインゲームでは、運営会社が不正プレイヤーをBAN(禁止または削除)するケースがありますが、不正をしていないのに誤ってBANされてしまうケース(誤BAN)もあります。
運営会社はIPアドレスを特定してBANするため、一度BANされてしまうとアカウントを再作成してもゲームをプレイできません。
そこでIPアドレスの異なる別のVPNサーバーに接続すれば、BANされたユーザーとは別のユーザーと判断されるため、アカウントを再作成できます。
誤BANであっても、復旧してもらうまでに運営会社とのやり取りで時間がかかりますが、VPNを利用すればゲームプレイと同時並行でアカウントの復旧対応が可能なのです。
ゲームでVPNを利用する方法
価格と通信速度に定評のあるNordVPNを利用し、オンラインゲームでVPNを活用する手順を紹介します。
VPNを契約する
NordVPNの契約手順は以下のとおりです。
VPNをダウンロードする
アカウントが有効化できたら、Windows版のNordVPNをダウンロードしましょう。
ダウンロードが終わったら画面左下に表示される「NordVPNsetup.exe」をクリックし、開きます(エクスプローラーからでも開くことが可能)。
NordVPNをインストールする場所を選択して右下にある「Next」をクリックし、ダウンロードを開始します。
デフォルトだと、デスクトップショートカット・スタートメニューショートカットがオンになっています。
ショートカットはあったほうが便利なので、そのままオンにしておくのがおすすめです。
「Install」をクリックすると、NordVPNのダウンロードが開始されます。
インストールが終わったら「Finish」をクリックしましょう。
NordVPNが自動的に立ち上がるので、つづいて設定をしていきます。
VPNを設定する
NordVPNが立ち上がったら「ログイン」をクリックします。
ブラウザが自動的に立ち上がるので、メールアドレスとパスワード(アカウント有効化の際に作成したもの)を入力して続行します。
ブラウザ上部にポップアップが表示されるので「開く」をクリックしましょう。
少し待つとNordVPNが開くので、アメリカをクリックして接続します。
これでIPアドレスがアメリカのものになったので、あとはタルコフに設定すれば、いろいろなサーバーを選択できるようになります。
ゲームにVPNを設定する
NordVPNでアメリカに接続した状態で、タルコフを起動します。
なにもせずに「EXIT」をクリックし、タルコフを終了しましょう。
NordVPNを起動し、一時停止の横にある電源マークをクリックしてVPNを切断します。
VPNを切断してからタルコフのランチャーを起動し「Change server」をクリックしましょう。
サーバーをたくさん選べるようになっているので、好みのサーバーにチェックを入れ、右下の「Apply」をクリックすればサーバーを利用できます。
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実際のやり方は、こちらの記事でもくわしく紹介しているのであわせて参考ください。
ゲームにおすすめの有料VPN4選
VPNには有料と無料のサービスがあります。
有料VPNでは、高速かつ安定した速度での通信ができるほか、データ量の多い通信でも高速ダウンロードを実現します。
ここではゲームにおすすめの有料VPNを4つ紹介します。
VPN名
NordVPN
ExpressVPN
CyberGhost
Surfshark
月額料金
480円〜2,070円
6.67 USD~12.95 USD
(約1,001円~約1,943円)
290円〜1,790円
288円~2,238円
プライバシー
ポリシー
ノーログポリシー
サーバ設置国
111ヶ国
105ヶ国
100ヶ国
100ヶ国
サーバ台数
6,445台
3,000台以上
11,605台以上
3,200台以上
最大同時接続
デバイス数
6
8
7
無制限
返金保証
30日間
14〜45日間
30日間
VPNプロトコル
- IKEv2
- OpenVPN
- NordLynx
- Lightway
- L2TP
- IPsec VPN
- OpenVPN
- IKEv2
- PPTP
- WireGuar
- IKEv2
- OpenVPN
- WireGuard
- IKEv2
- OpenVPN
- WireGuard
注意ドル表記の金額は1ドル150円で換算しています。また、いずれのサービスも割引率が時期によって異なる可能性があります。
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
NordVPN
NordVPNは、通信速度が速く、安定していると評判のVPNです。
VPNサーバに接続した状態で500Mbpsを超える速度が出るときもあるので、ラグや遅延が発生することなくオンラインゲームを楽しめます。
サーバ設置台数も6,400台を超えているので、サーバー障害や一時的な利用制限があっても代替サーバーを簡単に見つけられます。
NordVPNの詳細をよりくわしく知りたい人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
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ExpressVPN
ExpressVPNも通信速度と安定性に定評のあるVPNです。
実際に利用してみると500Mbpsを超える速度が出るケースもあり、オンラインゲームを楽しむのに十分な通信品質を確保できるものの、月額料金は1,001円からと高め。
マクリン料金にはこだわらず、通信品質をもっとも重視するのであればおすすめですよ!
ExpressVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
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CyberGhost
なるべく価格は抑えつつ、長期間使いたい人にはCyberGhostがおすすめです。
2年契約すると1ヶ月あたりの料金が290円になり、ほかのVPNとくらべてリーズナブルな点がポイントです。
また、100ヶ国に11,605台以上の豊富なサーバー設置台数にくわえ、ゲームに特化したサーバーがあらかじめ用意されているのもCyberGhostならではの特徴のひとつ。
速度に定評のあるNordVPNやExpressVPNと比べてやや遅めですが、オンラインゲームをするうえで支障のない速度は出ています。
6ヶ月以上のプランを選ぶと45日間の返金保証を受けられるので、使い勝手や実際の通信品質をじっくり試したい人にもおすすめです。
CyberGhostの詳細は、こちらの記事にまとめています。
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SurfShark
さまざまなデバイスでゲームを楽しみたい人にはSurfsharkがおすすめです。
同時接続台数が無制限なので、PCやスマホ、タブレットをはじめ、多種多様なデバイスを何台つないでも利用料金は変わりません。
ルーターに設定すれば、PS4やNintendo Switchなどのコンシューマー機でもVPNを利用できるので、ゲームデバイスをたくさん持っている人やゲーム好きな家族の多い家庭におすすめです。
サーバが90ヶ国以上に設置されているので、さまざまな国のゲームを楽しめるのもメリットのひとつでしょう。
Surfsharkは、以下の記事でくわしく取り上げています。
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ゲームにおすすめの無料VPN2選
ゲームにおすすめの無料VPNを2つ紹介します。
VPN名
Proton VPN
VPN Gate
月額料金
Proton VPN Free:無料
※Proton VPN Plusは3.59~9.99USD
無料
プライバシーポリシー
ノーログポリシー
ログあり
サーバ設置国
3ヶ国
20ヶ国
サーバ台数
約100台
約7,000台
最大同時接続デバイス数
1
8
VPNプロトコル
- OpenVPN
- IKEv2
- WireGuard
- Stealth
- SoftEther VPN
- L2TP/IPsec
- OpenVPN
- MS-SSTP
Proton VPN
Proton VPNはほかのサービスと同様に有料ですが、機能制限版を無料プランとして提供しています。
無料プランでもセキュリティポリシーは有料プランと同様で帯域制限もないのが魅力です。
ただし、無料で利用できるVPNサーバは約100台と限られているため、ゲーム中に障害が発生した場合、代替経路を確保するのが難しいケースもあるでしょう。
また無料で接続できるサーバは、有料版より低速になる傾向があります。
したがって、通信速度をあまり必要としないオンラインゲームやお試しで遊んでみたいときなど、一時的な利用であれば検討してもいいでしょう。
Proton VPNのくわしい情報を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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VPN Gate(筑波大学)
筑波大学が学術研究目的で運営し、すべてのサービスを完全無料で使用できるのがVPN Gateです。
海外版オンラインゲームのベータテスト参加で利用している日本ユーザーが多いので、使用方法に困ってもユーザー間で解決しやすい無料VPNでもあります。
ただし、サーバの接続ログを保有している点が、セキュリティ面で大きなデメリットです。
サーバ自体も一般ユーザーが提供しているため、悪意を持ったユーザーが紛れている可能性を否定できません。
したがって、課金できるゲームでの利用は避け、課金など個人情報が発生しないベータテストでの参加などに限定した利用がおすすめです。
以下の記事では、VPN Gateの情報をさらにくわしく紹介しています。
ゲームで利用するVPNを選ぶポイント
ゲームで利用するVPNを選ぶときにチェックしたいポイントを6つ紹介します。
ゲーム向けVPNを選ぶポイント
通信速度と安定性(Mbpsとping値)
ゲームを快適に遊ぶには、十分な通信速度(Mbps)と安定した通信応答速度(ping値)が欠かせません。
上り下りの通信速度も重要ですが、通信応答速度が遅いと通信が安定せず、ゲーム中にラグや遅延が発生して思いどおりの操作ができなくなります。
マクリン最悪の場合、ゲームサーバー自体から接続が切られてしまう可能性も…!
オンラインゲームの場合の通信速度は、上り30Mbps以上、下り100Mbs以上が目安です。
有料VPNであれば、この数値は楽にクリアできるでしょう。
しかし、通信応答速度は有料のVPNサービスであっても、VPNサーバーが居住地から離れるにしたがって遅くなる傾向にあります。
オンラインゲームのサーバーの位置によっても違いが出てくるので、返金保証を十分に活用し、ラグの発生しにくいVPNを選ぶのがベストです。
一般的に、オンラインゲームを快適に遊ぶための通信応答速度は、FPSなら10~30ms、MMORPGなら50ms程度、あまり画面に動きのないゲームで100~200ms程度といわれています。
居住国内のVPNサーバーにつなぎ、この数字が出るかどうかを通信応答速度の目安にするといいでしょう。
また、通信応答速度が300ms以上の場合、オンラインゲームのサーバーから切断されてしまう可能性が高い点も覚えておいてください。
利用料金
VPNサービスの利用料金体系も、しっかりチェックしておきましょう。
多くのVPNは、1年や2年などの長期契約にすると、1ヶ月あたりが安くなる料金体系を採用しています。
VPN名
NordVPN
ExpressVPN
Surfshark
CyberGhost
MillenVPN
月額料金
(1ヶ月契約)
2,070円
12.95 USD
(約1,878円)
2,238円
1,790円
1,738円
月額料金
(6ヶ月契約)
–
9.99 USD
(約1,449円)
–
1,000円
–
月額料金
(1年契約)
730円
6.67 USD
(約1,001円)
428円
–
594円
月額料金
(2年契約)
480円
–
288円
290円
396円
注意ドル表記の金額は1ドル150円で換算しています。また、いずれのサービスも割引率が時期によって異なる可能性があります。
1年以上の使用を前提としているのであれば、長期契約することをおすすめします。
また、大幅に安いサービスはクオリティに懸念があるため、通信品質やセキュリティ面などのサービス内容が十分かどうかも確認しましょう。
セキュリティポリシー
オンラインゲームで個人情報が使われるケースは、ゲームのサービス料金やゲームアイテムの課金で必要になるクレジットカードなどの支払い情報です。
オンラインゲームで課金する可能性がある場合、利用するVPNービスのセキュリティポリシーもしっかり確認しておきましょう。
多くのVPNでは、運営元が接続ログを保持しない「ノーログポリシー」を掲げています。
セキュリティを重視するなら、ノーログポリシーを掲げているVPNがおすすめです。
VPN Gateのような無料VPNサービスでは、ログを保存しているVPNケースが多いので注意してください。
ログ保存VPNだと接続ログがサーバに残ってしまうため、ログが流出するリスクがあります。
セキュリティを重視するのであれば、ログを保存しているVPNサービスは選ばないほうがいいでしょう。
サーバー設置国とサーバー台数
VPNのサーバ台数が多ければ接続経路の選択肢が増えるため、障害が発生したりVPNに対する規制が強化されたりしたときに柔軟に対応できます。
VPNを選ぶときは「オンラインゲームの提供エリアにサーバを設置しているか」と「設置台数」に着目しましょう。
大手VPNでは70~90ヶ国に3,000~9,000台程度のVPNサーバを設置しています。
サーバの少ないVPNでは1,000台程度しか存在しないこともあるため、契約前に必ずチェックすることをおすすめします。
返金保証・無料体験の有無
通信速度や接続の安定性は状況によって大きく変化するため、多くのVPNでは、使い勝手を確かめるための返金保証期間や無料体験期間が用意されています。
VPN名
NordVPN
ExpressVPN
Surfshark
CyberGhost
MillenVPN
返金保証
30日間
14〜45日間
30日間
返金保証期間は、30日程度に設定されていることが多いので、この期間内に使い勝手や実際の通信速度を確認しましょう。
ただし、VPNによっては契約期間に応じて返金保証期間が30日以下に設定されているケースもあります。
トライアル利用を前提としている場合、返金保証・無料体験の期間を事前にしっかり確認しておくことが大切です。
同時接続台数
VPNを利用したいゲームデバイスが複数ある場合、VPNサービスで保証している同時接続台数も、必ずチェックしておきましょう。
多くの有料VPNサービスでは5〜7台程度で、Surfsharkのように無制限に接続できるケースもあります。
無料VPNサービスでは同時接続台数が1台のケースが多く、VPN Gateのように複数台接続可能なケースはレアです。
VPNに同時接続するデバイスが多いのであれば、有料VPNサービスの中から探すのが無難です。
VPNに関するよくある質問
ゲームでVPNを利用するときによくある質問をまとめてみました。
ゲームに最適なVPNは?
NordVPNがおすすめです。
通信が高速で品質も安定しているので、ラグや遅延のない快適なプレイを堪能できるでしょう。
サーバー設置台数も6,400台以上と豊富なので、サーバーに障害が発生しても簡単に代替サーバーへと切り替えられます。
VPNに接続すると遅くなる?
VPNに接続すると通信が遅くなるケースはあります。
VPN接続で通信が遅くなる理由
- 暗号化と復号化 VPNはデータを暗号化・復号化するので、PCやネットワーク機器に処理負荷がかかり、速度が遅くなることがあります。
- サーバーの距離 経由するVPNサーバーが遠くにあると、データの送受信に時間がかかり、速度が遅くなる可能性があります。
- サーバーの混雑 同時接続ユーザーが多い場合、VPNサーバーが混雑し、速度が遅くなることがあります。
- 帯域幅制限 一部のVPNサービスは帯域幅を制限しているため、特定の期間やデータ使用量に達すると速度が遅くなります。
- インターネット接続自体の問題 元々のインターネット接続速度が遅い、または一時的に接続の問題が発生している場合、VPNの速度も遅くなることがあります。
VPNサービスや接続するサーバーによって通信速度は異なるうえ、自身の環境とゲームサーバーのある場所によっても左右されます。
有料VPNには返金保証期間や無料お試し期間があるので、どれぐらいの速度が出るかを実際に検証し、自身の環境に最適なVPNを選ぶことをおすすめします。
VPNは有料と無料のどちらがおすすめ?
通信品質とセキュリティの観点から、有料VPNが断然おすすめです。
無料VPNの利用は、正式サービス開始前のベータ版テスト参加など、一時的な利用に限定するのが無難でしょう。
価格を安く済ませたいのであれば、CyberGhostやSurfsharkをおすすめします。
ゲーム機でVPNを利用する方法は?
現時点でコンシューマーゲーム機用のVPNサービスは存在しませんが、CyberGhostやSurfsharkのように、ルーターに設定可能なVPNサービスを利用すれば、PS4やNintendo SwitchでもVPNを利用できます。
ただしルーターに設定すると、そのルーターを経由するデバイスのすべてがVPNを利用することになる点に注意してください。
VPNを使ってゲームするとBANになる?
ゲーム中にVPNを使うとBANされるかどうかは、そのゲームの運営会社の規約によります。
一部のゲームでは、VPNが不正行為や地域制限の回避手段に使われるケースがあることから、VPNの使用自体を禁じていることがあります。
ただ多くのゲームではVPNの使用を禁止しておらず、たとえばタルコフの場合、VPNを利用してもBANされないことを運営会社が公言しています。
とはいえチーターの多いゲームでは、利用規約に記載されていなくてもBANされてしまうケースがあります。
運営会社の動向やゲームプレイヤー同士の情報交換で、最新の状況を常に入手するのがおすすめです。
まとめ:VPNを利用して海外のオンラインゲームを満喫しよう
本記事では、ゲームでVPNを利用するメリットにくわえ、おすすめのVPNを紹介しました。
有料VPN
無料VPN
VPNを利用すればゲームプレイ中のラグや遅延を解消できるうえ、海外限定のオンラインゲームを楽しめるので、状況に合わせてうまく活用しましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
【2024年】VPNのおすすめを徹底比較!100人が選んだランキング結果を大公開
タルコフのマッチング時間が速くなるVPNのおすすめ6選!実際のやり方も解説
VPNには有料と無料のサービスがあります。
有料VPNでは、高速かつ安定した速度での通信ができるほか、データ量の多い通信でも高速ダウンロードを実現します。
ここではゲームにおすすめの有料VPNを4つ紹介します。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
CyberGhost |
Surfshark |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 480円〜2,070円 | 6.67 USD~12.95 USD (約1,001円~約1,943円) |
290円〜1,790円 | 288円~2,238円 |
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | |||
サーバ設置国 | 111ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 |
サーバ台数 | 6,445台 | 3,000台以上 | 11,605台以上 | 3,200台以上 |
最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 7 | 無制限 |
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 | |
VPNプロトコル |
|
|
|
|
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
NordVPN
NordVPNは、通信速度が速く、安定していると評判のVPNです。
VPNサーバに接続した状態で500Mbpsを超える速度が出るときもあるので、ラグや遅延が発生することなくオンラインゲームを楽しめます。
サーバ設置台数も6,400台を超えているので、サーバー障害や一時的な利用制限があっても代替サーバーを簡単に見つけられます。
NordVPNの詳細をよりくわしく知りたい人は、以下の記事もあわせて確認してみてください。
30日間返金保証
2年プランなら最大69%OFF + 3ヶ月無料
ExpressVPN
ExpressVPNも通信速度と安定性に定評のあるVPNです。
実際に利用してみると500Mbpsを超える速度が出るケースもあり、オンラインゲームを楽しむのに十分な通信品質を確保できるものの、月額料金は1,001円からと高め。
ExpressVPNの詳細は、こちらのページで解説しています。
30日間返金保証
1年プランなら当サイト限定で3ヶ月無料
CyberGhost
なるべく価格は抑えつつ、長期間使いたい人にはCyberGhostがおすすめです。
2年契約すると1ヶ月あたりの料金が290円になり、ほかのVPNとくらべてリーズナブルな点がポイントです。
また、100ヶ国に11,605台以上の豊富なサーバー設置台数にくわえ、ゲームに特化したサーバーがあらかじめ用意されているのもCyberGhostならではの特徴のひとつ。
速度に定評のあるNordVPNやExpressVPNと比べてやや遅めですが、オンラインゲームをするうえで支障のない速度は出ています。
6ヶ月以上のプランを選ぶと45日間の返金保証を受けられるので、使い勝手や実際の通信品質をじっくり試したい人にもおすすめです。
CyberGhostの詳細は、こちらの記事にまとめています。
最大45日間返金保証
2年プランなら最大82%OFF + 2ヶ月無料
SurfShark
さまざまなデバイスでゲームを楽しみたい人にはSurfsharkがおすすめです。
同時接続台数が無制限なので、PCやスマホ、タブレットをはじめ、多種多様なデバイスを何台つないでも利用料金は変わりません。
ルーターに設定すれば、PS4やNintendo Switchなどのコンシューマー機でもVPNを利用できるので、ゲームデバイスをたくさん持っている人やゲーム好きな家族の多い家庭におすすめです。
サーバが90ヶ国以上に設置されているので、さまざまな国のゲームを楽しめるのもメリットのひとつでしょう。
Surfsharkは、以下の記事でくわしく取り上げています。
30日間返金保証
2年プランなら最大86%OFF + 3ヶ月無料
ゲームにおすすめの無料VPN2選
ゲームにおすすめの無料VPNを2つ紹介します。
VPN名 | Proton VPN |
VPN Gate |
---|---|---|
月額料金 | Proton VPN Free:無料 ※Proton VPN Plusは3.59~9.99USD |
無料 |
プライバシーポリシー | ノーログポリシー | ログあり |
サーバ設置国 | 3ヶ国 | 20ヶ国 |
サーバ台数 | 約100台 | 約7,000台 |
最大同時接続デバイス数 | 1 | 8 |
VPNプロトコル |
|
|
Proton VPN
Proton VPNはほかのサービスと同様に有料ですが、機能制限版を無料プランとして提供しています。
無料プランでもセキュリティポリシーは有料プランと同様で帯域制限もないのが魅力です。
ただし、無料で利用できるVPNサーバは約100台と限られているため、ゲーム中に障害が発生した場合、代替経路を確保するのが難しいケースもあるでしょう。
また無料で接続できるサーバは、有料版より低速になる傾向があります。
したがって、通信速度をあまり必要としないオンラインゲームやお試しで遊んでみたいときなど、一時的な利用であれば検討してもいいでしょう。
Proton VPNのくわしい情報を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
VPN Gate(筑波大学)
筑波大学が学術研究目的で運営し、すべてのサービスを完全無料で使用できるのがVPN Gateです。
海外版オンラインゲームのベータテスト参加で利用している日本ユーザーが多いので、使用方法に困ってもユーザー間で解決しやすい無料VPNでもあります。
ただし、サーバの接続ログを保有している点が、セキュリティ面で大きなデメリットです。
サーバ自体も一般ユーザーが提供しているため、悪意を持ったユーザーが紛れている可能性を否定できません。
したがって、課金できるゲームでの利用は避け、課金など個人情報が発生しないベータテストでの参加などに限定した利用がおすすめです。
以下の記事では、VPN Gateの情報をさらにくわしく紹介しています。
ゲームで利用するVPNを選ぶポイント
ゲームで利用するVPNを選ぶときにチェックしたいポイントを6つ紹介します。
通信速度と安定性(Mbpsとping値)
ゲームを快適に遊ぶには、十分な通信速度(Mbps)と安定した通信応答速度(ping値)が欠かせません。
上り下りの通信速度も重要ですが、通信応答速度が遅いと通信が安定せず、ゲーム中にラグや遅延が発生して思いどおりの操作ができなくなります。
オンラインゲームの場合の通信速度は、上り30Mbps以上、下り100Mbs以上が目安です。
有料VPNであれば、この数値は楽にクリアできるでしょう。
しかし、通信応答速度は有料のVPNサービスであっても、VPNサーバーが居住地から離れるにしたがって遅くなる傾向にあります。
オンラインゲームのサーバーの位置によっても違いが出てくるので、返金保証を十分に活用し、ラグの発生しにくいVPNを選ぶのがベストです。
一般的に、オンラインゲームを快適に遊ぶための通信応答速度は、FPSなら10~30ms、MMORPGなら50ms程度、あまり画面に動きのないゲームで100~200ms程度といわれています。
居住国内のVPNサーバーにつなぎ、この数字が出るかどうかを通信応答速度の目安にするといいでしょう。
また、通信応答速度が300ms以上の場合、オンラインゲームのサーバーから切断されてしまう可能性が高い点も覚えておいてください。
利用料金
VPNサービスの利用料金体系も、しっかりチェックしておきましょう。
多くのVPNは、1年や2年などの長期契約にすると、1ヶ月あたりが安くなる料金体系を採用しています。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 (1ヶ月契約) |
2,070円 | 12.95 USD (約1,878円) |
2,238円 | 1,790円 | 1,738円 |
月額料金 (6ヶ月契約) |
– | 9.99 USD (約1,449円) |
– | 1,000円 | – |
月額料金 (1年契約) |
730円 | 6.67 USD (約1,001円) |
428円 | – | 594円 |
月額料金 (2年契約) |
480円 | – | 288円 | 290円 | 396円 |
1年以上の使用を前提としているのであれば、長期契約することをおすすめします。
また、大幅に安いサービスはクオリティに懸念があるため、通信品質やセキュリティ面などのサービス内容が十分かどうかも確認しましょう。
セキュリティポリシー
オンラインゲームで個人情報が使われるケースは、ゲームのサービス料金やゲームアイテムの課金で必要になるクレジットカードなどの支払い情報です。
オンラインゲームで課金する可能性がある場合、利用するVPNービスのセキュリティポリシーもしっかり確認しておきましょう。
多くのVPNでは、運営元が接続ログを保持しない「ノーログポリシー」を掲げています。
セキュリティを重視するなら、ノーログポリシーを掲げているVPNがおすすめです。
VPN Gateのような無料VPNサービスでは、ログを保存しているVPNケースが多いので注意してください。
ログ保存VPNだと接続ログがサーバに残ってしまうため、ログが流出するリスクがあります。
セキュリティを重視するのであれば、ログを保存しているVPNサービスは選ばないほうがいいでしょう。
サーバー設置国とサーバー台数
VPNのサーバ台数が多ければ接続経路の選択肢が増えるため、障害が発生したりVPNに対する規制が強化されたりしたときに柔軟に対応できます。
VPNを選ぶときは「オンラインゲームの提供エリアにサーバを設置しているか」と「設置台数」に着目しましょう。
大手VPNでは70~90ヶ国に3,000~9,000台程度のVPNサーバを設置しています。
サーバの少ないVPNでは1,000台程度しか存在しないこともあるため、契約前に必ずチェックすることをおすすめします。
返金保証・無料体験の有無
通信速度や接続の安定性は状況によって大きく変化するため、多くのVPNでは、使い勝手を確かめるための返金保証期間や無料体験期間が用意されています。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 |
返金保証期間は、30日程度に設定されていることが多いので、この期間内に使い勝手や実際の通信速度を確認しましょう。
ただし、VPNによっては契約期間に応じて返金保証期間が30日以下に設定されているケースもあります。
トライアル利用を前提としている場合、返金保証・無料体験の期間を事前にしっかり確認しておくことが大切です。
同時接続台数
VPNを利用したいゲームデバイスが複数ある場合、VPNサービスで保証している同時接続台数も、必ずチェックしておきましょう。
多くの有料VPNサービスでは5〜7台程度で、Surfsharkのように無制限に接続できるケースもあります。
無料VPNサービスでは同時接続台数が1台のケースが多く、VPN Gateのように複数台接続可能なケースはレアです。
VPNに同時接続するデバイスが多いのであれば、有料VPNサービスの中から探すのが無難です。
VPNに関するよくある質問
ゲームでVPNを利用するときによくある質問をまとめてみました。
ゲームに最適なVPNは?
NordVPNがおすすめです。
通信が高速で品質も安定しているので、ラグや遅延のない快適なプレイを堪能できるでしょう。
サーバー設置台数も6,400台以上と豊富なので、サーバーに障害が発生しても簡単に代替サーバーへと切り替えられます。
VPNに接続すると遅くなる?
VPNに接続すると通信が遅くなるケースはあります。
- 暗号化と復号化 VPNはデータを暗号化・復号化するので、PCやネットワーク機器に処理負荷がかかり、速度が遅くなることがあります。
- サーバーの距離 経由するVPNサーバーが遠くにあると、データの送受信に時間がかかり、速度が遅くなる可能性があります。
- サーバーの混雑 同時接続ユーザーが多い場合、VPNサーバーが混雑し、速度が遅くなることがあります。
- 帯域幅制限 一部のVPNサービスは帯域幅を制限しているため、特定の期間やデータ使用量に達すると速度が遅くなります。
- インターネット接続自体の問題 元々のインターネット接続速度が遅い、または一時的に接続の問題が発生している場合、VPNの速度も遅くなることがあります。
VPNサービスや接続するサーバーによって通信速度は異なるうえ、自身の環境とゲームサーバーのある場所によっても左右されます。
有料VPNには返金保証期間や無料お試し期間があるので、どれぐらいの速度が出るかを実際に検証し、自身の環境に最適なVPNを選ぶことをおすすめします。
VPNは有料と無料のどちらがおすすめ?
通信品質とセキュリティの観点から、有料VPNが断然おすすめです。
無料VPNの利用は、正式サービス開始前のベータ版テスト参加など、一時的な利用に限定するのが無難でしょう。
価格を安く済ませたいのであれば、CyberGhostやSurfsharkをおすすめします。
ゲーム機でVPNを利用する方法は?
現時点でコンシューマーゲーム機用のVPNサービスは存在しませんが、CyberGhostやSurfsharkのように、ルーターに設定可能なVPNサービスを利用すれば、PS4やNintendo SwitchでもVPNを利用できます。
ただしルーターに設定すると、そのルーターを経由するデバイスのすべてがVPNを利用することになる点に注意してください。
VPNを使ってゲームするとBANになる?
ゲーム中にVPNを使うとBANされるかどうかは、そのゲームの運営会社の規約によります。
一部のゲームでは、VPNが不正行為や地域制限の回避手段に使われるケースがあることから、VPNの使用自体を禁じていることがあります。
ただ多くのゲームではVPNの使用を禁止しておらず、たとえばタルコフの場合、VPNを利用してもBANされないことを運営会社が公言しています。
運営会社の動向やゲームプレイヤー同士の情報交換で、最新の状況を常に入手するのがおすすめです。
まとめ:VPNを利用して海外のオンラインゲームを満喫しよう
本記事では、ゲームでVPNを利用するメリットにくわえ、おすすめのVPNを紹介しました。
VPNを利用すればゲームプレイ中のラグや遅延を解消できるうえ、海外限定のオンラインゲームを楽しめるので、状況に合わせてうまく活用しましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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