自宅・事務所・運営中のコワーキングスペースともにメッシュルーターのマクリン( @Maku_ring)です。
Wi-Fiルーターの中でも通信速度にこだわるなら、Wi-Fi6対応かつトライバンドのメッシュルーターがおすすめですが、万人に推しづらい理由がその価格。
Orbi WiFi6やVelop MX5300なんかは、2個セットで7万円前後というハイプライス。
なかなかおいそれと手が伸びる価格ではありません。
Wi-Fi6・トライバンド・メッシュ対応となると、なかなか安いモデルはありませんが、その中でも比較的抑えているのが、Linksysの「Velop MX4200」です。
メッシュルーターで人気を博すVelopシリーズのひとつで、デュアルバンド・トライバンド・本機(MX 4200)・最上位(MX 5300)の中で、二番目に位置するプレミアムモデルにあたります。
2個セットで5万円台と決して安くはないものの、最上位と遜色ない最大通信速度と適用範囲を有しています。
そんなわけで本記事は「【Velop AX MX4200レビュー】Wi-Fi6・トライバンド対応で上位モデルよりコスパの良いメッシュルーター」について書いていきます。
タップできるもくじ
Velop MX4200の外観と付属品
Velop MX4200は2.4GHzと5.0GHz x 2、3種類の電波を持つトライバンドタイプのメッシュWi-Fiルーターです。
製品 | ||||
ワイヤレス規格 | 2.4GHz:IEEE 802.11b/g/n 5.0GHz:IEEE 802.11n/ac |
2.4GHz:IEEE 802.11b/g/n/ax 5.0GHz:IEEE 802.11n/ac/ax |
||
周波数 | 2.4GHz+5.0GHz | 2.4GHz+5.0GHz+5.0GHz | ||
ストリーム数 | 4本 | 6本 | 8本 | |
最大通信速度(理論値) | 2.4GHz:400Mbps 5.0GHz:867Mbps |
2.4GHz:400Mbps 5.0GHz:867Mbps 5.0GHz:867Mbps |
2.4GHz:574Mbps 5.0GHz:2,402Mbps 5.0GHz:1,201Mbps |
2.4GHz:1,147Mbps 5.0GHz:2,402Mbps 5.0GHz:1,733Mbps |
適用範囲 | 140平米 | 185平米 | 185平米 | 190平米 |
接続端末数 | 最大30台 | 最大50台 | 最大250台 | 最大250台 |
ワイヤレスセキュリティ | WPA2 | WPA3 | ||
CPU | 716MHz クアッドコアCPU | 1.4GHz クアッドコアCPU | 2.2GHz クアッドコアCPU | |
インターフェース | ギガビット対応LAN/WAN互換ポート x 2 | ギガビット対応WANポート x 1 ギガビット対応LANポート x 3 |
ギガビット対応WANポート x 1 ギガビット対応LANポート x 4 |
|
2個パックの価格 | 17,373円前後 | 25,350円前後 | 57,895円前後 | 66,622円前後 |
MX4200は、CPUのクロック数とLANポート数こそフラグシップのMX5300にゆずるものの、最大通信速度の2.4Gbps(合計値はMX5300が上)や適用範囲はほとんど変わりありません。
それでいて1万円近く下がっているので、それなりにオトクなモデルといえます(高いっちゃ高いですが……)。
ストリーム数でも、デュアルバンドの3本、トライバンドの6本に対し、MX4200とMX5300は最多の8本であり、接続端末数の多さにつながっています。
MX4200とMX5300のサイズは99 x 99 x 239mmとそれなりにゴツく、片手で支えるにはギリギリの大きさ。
500mlペットボトルよりもひと回り大きく、Velopの特徴であったスリムさは、本モデルに関してはありません。
重量は1kgを切り、MX5300が約1.6kgだったことを踏まえると、かなりの軽量化が図られています。
天面はおなじみのメッシュ加工で、冷却性を高めるデザインとなっています。
底面にはセットアップ用Wi-Fiの情報が記載され、電源ボタンとWPSボタン、RESETボタンも付いています。
インターフェースは、USB-Aポート(USB3.0)にギガビットLANポート x 3、ギガビットWANポートをそなえています。
せっかく最大9.6Gbps対応のWi-Fi6モデルなので、WANポートは最大2.5Gbpsのマルチギガビットに対応してほしかったところ。
同梱品はMX4200本体に電源アダプタ、イーサネットケーブルです。
Velop MX4200の接続設定
Velop MX4200ふくめ、Velopシリーズは専用アプリのUIが分かりやすく、接続設定も画面に沿って進めるだけなので簡潔です。
Linksys
Belkin International, Inc.無料posted withアプリーチ
接続設定方法を紹介します。
Velop MX4200の通信速度を計測
我が家のプロバイダーは「enひかり」で、最大10Gbps(10,000Mbps)対応の光ファイバー回線を敷いています。
参考までに、過去に計測したVelopトライバンドならびにVelop MX5300の通信速度です(いずれも正午に測定)。
- 下り(ダウンロード) ネット閲覧・アプリダウンロード・動画鑑賞時の速度
- 上り(アップロード) メール送信・データアップロードの速度
ということで、Linksys MX4200の速度をWi-Fi6対応のノートPCとスマホで測定しました。
下りではいずれも600Mbps以上とかなり速く、最上位のMX5300とほぼ変わらぬ値が出ていました。
スペック面でも両者の最大通信速度にほとんど差はなかったので、それが如実に実測でも出た結果といえます。
Velop MX4200レビューまとめ
本記事は「【Velop AX MX4200レビュー】Wi-Fi6・トライバンド対応で上位モデルよりコスパの良いメッシュルーター」について書きました。
「Velop MX4200」は、Wi-Fi6・トライバンド・メッシュと全部入りのルーターではこなれた価格におさまり、使いやすいモデルに仕上がっています。
Velopらしいコンパクトスリム仕様ではないものの、フラグシップとほぼ変わらぬ高速性を実現しています。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
こんにちは
購入を迷っている初心者です
非常に参考になる記事、大変感謝いたします
ひとつ教えていただきたくコメントいたします
2ないし3つのノードがうまくつながらない場合、それぞれを有線接続することは可能でしょうか?
家庭内LANを敷いているのですが、これを有効利用して設置場所を決めたいのです
知りたいことがうまく伝わっているかすらわかりませんが、、、
ご迷惑でなければよろしくお願いいたします