どうも、IPアドレスに敏感なマクリンです。
インターネットを利用していると「あなたのIPアドレスは公開されています」という表示を突然目にすることがあります。
マクリン結論、IPアドレスが公開されているのは普通のことなので、必ずしも危険な状態とはいえません。
そこで本記事では「あなたのIPアドレスは公開されています」が表示される原因と、どのような場合に対策が必要なのかをくわしく解説していきます。
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「あなたのIPアドレスは公開されています」が表示される原因
「あなたのIPアドレスは公開されています」が表示される主な原因を解説します。
詐欺サイトにアクセスしている
詐欺サイトでは、ユーザーを不安にさせてIPアドレスを収集し、個人を特定して悪用しようとする場合があります。
フィッシング詐欺やワンクリック詐欺などの手口として使用され、IPアドレスから位置情報や個人情報を特定し、金銭をだまし取ろうとするケースもあります。
通常のサイト閲覧でもIPアドレスは公開されますが、詐欺サイトでは悪用する可能性が高いため、以下のポイントで判断しましょう。
- URLが不自然（大手サイトと微妙に異なる文字を使用していないか）
- HTTPSではなくHTTPでの接続
- 日本語の文法や表現が不自然
- 過度に焦らせたり、警告めいた表示で不安を煽る
- サイトの運営者や所在地が不明確
不審なサイトと少しでも感じた場合、ページをすぐに閉じ、アクセスを控えることをおすすめします。
信頼性の低い無料アプリを利用している
信頼性の低い無料アプリの中には、必要以上に個人情報を収集し、それらを不適切に利用するものがあります。
IPアドレスもその一つで、収集されたIPアドレスは以下のように悪用される可能性もあります。
- ユーザーの居住地域の特定
- 他の個人情報と組み合わせた個人の特定
- インターネット上での行動の監視や追跡
そのため、以下のような症状が出た場合、無料アプリのアンインストールを検討しましょう。
- インストール後に予期せぬ広告が表示される
- デバイスの動作が急に重くなった
- バッテリーの消費が早くなった
- 不審な通知が表示される
マクリン
AvastやArivaなどのセキュリティソフトを利用している
AvastやArivaなどのセキュリティソフトは、ユーザーを保護するためにIPアドレスの状態を監視し、以下のケースで警告を表示することがあります。
- セキュリティソフトのVPN機能が無効になっている
- セキュリティチェック機能の一環としてIPアドレスの状態を通知
- ネットワーク保護機能による定期的な警告
- アプリのアップデートや再起動後の自動チェック
これらの場合の表示は、必ずしも危険な状態を示すものではなく、以下の対応で警告を解消可能です。
- セキュリティソフトの設定で通知をオフにする
- VPN機能を有効化する（必要な場合のみ）
- セキュリティソフトを最新バージョンにアップデートする
とくに公共のWi-Fiを利用している場合、VPN機能を有効にすることで安全性を向上できます。
ExpressVPNなどVPNの公式サイトにアクセスしている
ExpressVPNなどのVPN公式サイトでは、ユーザーの現在のIPアドレスを意図的に表示することがあります。
VPN接続前後でIPアドレスがどのように変化するかを視覚的に示し、サービスの必要性を伝えるためのマーケティング手法の一環です。
VPN公式サイト以外でも、以下のようなサービスでIPアドレスが表示されます。
- ネットワーク診断ツールのサイト
- セキュリティチェックサービス
- 接続速度測定サイト
いずれも信頼できるサイトであれば問題はなく、対策も必要ありません。
IPアドレスの公開・非公開の判断基準
IPアドレスの公開・非公開の判断基準を解説します。
公開していても安全な場合
IPアドレスは、インターネットを利用するうえで必ず必要となる情報で、通常公開されています。
そのため、以下のような場合、とくに対策を講じる必要はありません。
- 社内や自宅など、管理された安全なネットワークから接続している
- 一般的なウェブサイト閲覧やSNSの利用など、機密性の低い作業を行う
- 動画視聴や音楽ストリーミングなど、地域制限のないコンテンツを利用する
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非公開にしたほうがいい場合
以下のような状況では、IPアドレスは非公開にしたほうがいいでしょう。
- 公共のWi-Fiなど、不特定多数が利用するネットワークを使用している
- 機密性の高い業務をリモートで行う
- 地域ブロックを回避して海外の動画配信サービスを利用する
- 中国・ロシアなどインターネット規制のある国での監視や制限を回避する
公共のフリーWi-Fiはとくに、悪意のある第三者と同じネットワークを共有している可能性があるので注意が必要です。
フリーWi-Fiの危険性は、以下の記事でくわしく解説しています。
IPアドレスを非公開にするならVPNがおすすめ
IPアドレスを非公開にするならVPN（Virtual Private Network）がおすすめです。
VPNは、PCやスマホをリモートサーバー（VPNサーバー）に接続し、居住国とは別の地域からインターネットにアクセスできるようにする技術です。
そのため、実際のIPアドレスは非公開となり、第三者に公開されるのは、接続しているVPNサーバーのIPアドレスになります。
VPNに接続中は通信内容が常に暗号化されるため、第三者による解析や盗み見を防止できるなど、安全性も高いです。
IPアドレスを居住国以外に変更する方法は、こちらの記事でもくわしく解説しています。
VPN以外だと、プロキシサーバーを利用する方法もあります。
VPNと似たような仕組みでIPアドレスを非公開にできますが、通信は暗号化されず、通信ログも記録される点に注意ください。
また、設定を手動で行うケースが多く、正しく設定しないとインターネットを一時的に使えなくなるなど初心者にはハードルが高いです。
会社や組織で、セキュリティの観点からインターネットの利用を制限・監視する場合によく利用されますが、個人利用の場合はVPNを利用するほうがいいでしょう。
VPNでIPアドレスを非公開にする方法
高速通信で定評のあるNordVPNを例に、IPアドレスを非公開にする方法を解説します。
以上の手順で、元々のIPアドレスは非公開になり、外部にはVPNサーバーのIPアドレスが公開されます。
IPアドレスを確認できるサイトでチェックすると、普段のIPアドレスとは違うものが公開されていることを確認可能です。
VPN接続前（普段のIPアドレス）
VPN接続後（トルコのIPアドレス）
また、動画配信サービスにアクセスすると、普段とは違うIPアドレスになっていることがわかります。
これを活かし、トルコサーバーにつないだままNetflixにアクセスすると、日本版のNetflixでは表示されないジブリの作品が表示されます。
IPアドレスを変更する方法は、こちらの記事でもくわしく解説しています。
IPアドレスを非公開にするのにおすすめのVPN5選
IPアドレスを非公開にするのにおすすめのVPNを5つ紹介します。
| VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 430円〜1,790円 | 4.99 USD～12.95 USD （約749円～約1,943円） |
298円～2,308円 | 290円〜1,790円 | 396円～1,738円 |
| プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ||||
| サーバ設置国 | 117ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 137ヶ国 |
| サーバ台数 | 7,346台 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 11,724台 | 2,000台以上 |
| 最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 無制限 | 7 | 無制限 |
| 返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 | ||
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
NordVPN
NordVPNは、低価格ながら安定した高速通信で好評のVPNです。
月額換算430円からで直感的に操作できるため、初心者にもおすすめできます。
通信速度は、状況によっては500Mbps以上が出るため、インターネットの利用でストレスを感じることは少ないでしょう。
サーバー数が117ヶ国以上に7,000台以上と、さまざまな国に設置されているため、楽天Vikiなどで地域限定コンテンツの視聴にもおすすめです。
マクリンNordVPNの内容をよりくわしく知りたい人は、こちらの記事で解説しています。
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ExpressVPN
ExpressVPNは、ビジネスシーンでも活躍の場があるVPNです。
セキュリティレベルが業界最高水準で、暗号化技術はNordVPNと同じ「AES -256bit」を採用しています。
通信速度も高速で、500Mbpsを超えることもあり、上りと下りの速度が安定しているのが特徴です。
また、105ヶ国に3,000台以上のサーバを設置しているため、海外の動画配信サービスやコンテンツの利用にも向いています。
月額換算749円からと他社よりも少し高めですが、値段以上のクオリティを提供しています。
ExpressVPNの詳細は、以下の記事を参考ください。
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Surfshark
タブレットやスマホなど複数のデバイスを同時接続したい人におすすめなのがSurfsharkです。
デバイスの同時接続台数が無制限なので、家族や同居人もふくめてVPNを利用したい人に向いています。
長期契約すると月額298円から利用できるため、同時接続台数が無制限の点もふくめるとコスパ最強のVPNといえます。
サーバー設置国も90ヶ国と多く、海外のさまざまなサービスにも活用できるので、できるかぎりコストを抑えたい人は検討してみるといいでしょう。
Surfsharkの詳細は、以下の記事で確認ください。
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CyberGhost
CyberGhostは、サーバーを探す手間を最小限にしたい人におすすめです。
サーバー数が100ヶ国に11,724台以上と、本記事で紹介しているVPNサービスのなかでも圧倒的な点が最大の特徴です。
動画視聴用やゲーム用など用途に適した専用サーバーが提供されているので、さまざまな国の動画やエンタメサービスを利用したい人に向いています。
最大45日間と返金保証期間が他にくらべて長いので、使い勝手を十分に確認して判断するといいでしょう。
CyberGhostの詳細は、以下の記事で取り上げています。
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MillenVPN
日本語対応のVPNを探している人におすすめなのがMillenVPNです。
「アズポケット株式会社」という日本の企業が運営し、日本の法律を遵守して運用しているので、安心感と信頼性が高いと好評です。
日本語サポートに完全対応し、日本企業ならではの丁寧なサポートがあるため、VPNを利用中に問題が発生しても安心です。
デバイスの同時接続数も無制限で固定IPも使えるため、汎用性にもすぐれています。
MillenVPNの内容は、こちらの記事でくわしくまとめています。
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「あなたのIPアドレスは公開されています」に関するよくある質問
「あなたのIPアドレスは公開されています」に関するよくある質問に回答していきます。
IPアドレスが公開されるとどうなる？
IPアドレスが公開されると、以下のリスクが生じる可能性があります。
- サイバー攻撃の標的にされやすくなる
- おおよその居住地域が特定される
- オンラインでの行動履歴が追跡される
- ターゲティング広告の対象になる
ただしインターネットの仕組み上、IPアドレスは必ず公開されます。
前述のリスクを軽減するには「不審なサイトへのアクセスを控える」「セキュリティソフトを導入する」などのセキュリティ対策を行うことが重要です。
そのうえで、フリーWi-Fiの安全性向上や、通常のIPアドレスでは利用できない地域限定サービスの利用を目的とする場合、IPアドレスを非公開にできるVPNを活用するのがおすすめです。
IPアドレスを非公開にするデメリットは？
VPNやプロキシサーバーを利用してIPアドレスを非公開にする場合、以下のデメリットがあります。
- 通信速度は低下する可能性がある
- 一部のサービスが利用できなくなる
- VPNなど、有料のサービスを利用する場合は費用が発生する
- 接続の設定や管理が必要になる
例えばVPNを使用する場合、サーバーとの距離や暗号化の処理により通信速度が低下する可能性があります。
オンラインバンキングなど、セキュリティ上の理由でVPN経由のアクセスを制限しているサービスもあります。
そのため、IPアドレスを常に非公開にするのではなく、用途や状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
NordVPNやExpressVPNのように、通常とあまり変わらない速度を出せるVPNを選ぶといいでしょう。
「あなたのIPアドレスは公開されています」の消し方は？
「あなたのIPアドレスは公開されています」という表示を消すには、以下の方法があります。
- 表示しているサイトやアプリを閉じる
- VPNやプロキシサーバーでIPアドレスを非公開にする
- セキュリティソフトの通知設定を変更する
- ブラウザの設定でポップアップをブロックする
ただし、この表示が出る原因は状況によって異なります。
例えば不審なサイトによる警告の場合、サイトをすぐに閉じるのがおすすめです。
一方、セキュリティソフトによる通知の場合、設定で表示のオン/オフを切り替え可能です。
IPアドレスの公開自体はインターネット利用では避けられないため、表示を消すことよりも、状況に応じて適切な対策をとるようにしましょう。
「あなたのIPアドレスは公開されています」という音声が出る原因は？
音声で「あなたのIPアドレスは公開されています」という通知が出る場合、以下が考えられます。
- 不審なサイトによる警告
- セキュリティソフトの通知設定
- マルウェアによる誤った警告
まずは、ブラウザやセキュリティソフトの設定を確認し、不要な通知をオフにしましょう。
突然このような音声が流れる場合、マルウェアの可能性もあるため、セキュリティソフトでの検査も実行してみてください。
また、音声とともにポップアップが表示され、連絡先やクレジットカード情報の入力を求められる場合は詐欺の可能性が高いので要注意です。
iPhoneでIPアドレスを非公開にする方法を知りたい
iPhoneでIPアドレスを非公開にするには、VPNアプリを利用するのがおすすめです。
利用手順は簡単で、App StoreからVPNアプリをダウンロードし、アプリでVPNサービスのアカウントを作成するだけです。
App Storeには多くのVPNアプリが存在しますが、無料のVPNサービスは安全性が低いため、おすすめできません。
安全性を考慮すると、NordVPNやExpressVPNなど、信頼できる有料VPNの利用をおすすめします。
VPNアプリのおすすめは、以下の記事でくわしく解説しています。
まとめ：「あなたのIPアドレスは公開されています」が表示されても焦らず対処しよう
本記事では、「あなたのIPアドレスは公開されています」という表示が出る原因と対処法をくわしく解説しました。
IPアドレスはインターネット利用に必要な情報で、通常は公開されているものです。
そのため、この表示が出ても危険な状態ではなく、むしろ普通の状態なので安心してください。
ただし、公共のWi-Fiの利用時など、状況によってはIPアドレスを非公開にしたほうが安全なケースもあります。
その場合は、VPNがもっとも安全で確実な方法です。
VPNは地域制限のあるサービスの利用など、IPアドレスの非公開以外にも活用範囲が広いので、この機会に検討してみるのもいいでしょう。
どうも、マクリン（
@Maku_ring）でした。
【2025年】VPNのおすすめを徹底比較！100人が選んだランキング結果を大公開
最後にもう一度、僕のおすすめをお伝えします。
おすすめVPN：迷ったら「NordVPN」
2025年現在、価格・速度・使いやすさのバランスを重視するなら、いま選ぶべきVPNサービスは「NordVPN」一択です。
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Makurin
プロフィール
株式会社makuri 代表取締役。
VPN・ネット回線に強い特化サイト「マクリンネット」を運営中。YouTube「マクリン / ガジェット比較」でも解説。
レビュー歴7年以上、通信系やITツールの実機レビューも豊富。VPNや光回線など、失敗しない選び方をわかりやすく発信しています。
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