どうも、固定費にうるさいマクリンです。
毎月のYouTubeプレミアムの料金もバカにならないので、VPNを使って出費をおさえています。
と心配な人もいるかもしれませんが、日本国内であれば違法ではありません。
ただしグレーな部分もあるので、どんなリスクがあるのかは把握しておく必要があります。
そこで本記事では、VPN経由でYouTubeプレミアムを契約する違法性を解説します。
その他のデメリットやYouTubeプレミアムを登録するやり方もあわせて解説するので、ひととおりチェックしておきましょう。
タップできるもくじ
YouTubeプレミアムをVPN経由で登録するのは違法ではない
VPN経由でYouTubeプレミアムに登録する場合「VPNの利用自体」「VPN経由でのYouTubeプレミアム登録」の2点に注意が必要です。
VPNの利用自体に違法性はない
まず、日本でのVPNの利用は違法ではありません。
VPN(Virtual Private Network)はそもそも、ユーザーのプライバシー保護やセキュリティ強化のために通信を暗号化する技術です。
犯罪目的で利用すれば罰せられることもありますが、普通に使う分には全く問題ありません。
実際に日本や多くの欧米諸国では「VPNの利用は合法」となっています。
ただしVPNの利用を禁止・制限している国もあり、ロシア・イラク・北朝鮮などはVPNの利用自体が違法なので注意ください。
VPNが違法かどうかはこちらの記事でもくわしく解説しています。
YouTubeの規約上はグレーゾーン
ヨメ
マクリン
YouTubeの利用規約には、次の記載があります。
2.3 地理的な制限事項
有料サービス、および有料サービスで利用可能な一部のコンテンツは、特定の国でのみ利用できる場合があります。お客様は、ご自身の居住国を偽るために虚偽、不正確、または誤解を招くような情報を提供しないこと、また有料サービスまたは有料サービス内のコンテンツへのアクセスや利用に関する制限の回避を試みないことに同意します。
YouTubeプレミアムの費用をおさえるために、VPN経由で居住国以外(例えばカザフスタン)のサーバから契約したとしましょう。
この場合、居住国を偽ったとして規約違反になる恐れがあります。
また最近、YouTube側の対応に変化があり、実際の居住地とは異なる国で契約したことが判明した場合、YouTubeプレミアムの契約を強制キャンセルする方針に固めたようです。
為替差を利用してYouTubeプレミアムを契約した複数のユーザーが、いつの間にか契約をキャンセルされていた事例が実際にありました。
今のところ、アカウントがBANされるほどの罰則はないようですが、為替差を利用した契約は慎重に対応したほうがよさそうです。
YouTubeプレミアムをVPN経由で利用するデメリット
ヨメ
マクリン
規約違反によりアカウントがBANされるリスクがある
YouTubeプレミアムをVPN経由で登録する行為は規約違反となる恐れがあるため、アカウント停止(BAN)のリスクがあります。
実際、為替差を利用して契約した複数のユーザーが、契約をいつの間にかキャンセルされているケースも出てきています。
今後もさらなる問題がないという保証はありません。
VPN経由で登録する際には念のため、新しいGoogleアカウントを作成しておくのがベターでです。
無料VPNはセキュリティリスクがある
無料VPNは「有料VPNと比べてセキュリティリスクが大きい」というデメリットがあります。
理由は以下の4つです。
- 信頼できない運営元が提供しているケースがある
- 基本的なセキュリティ機能が存在しないケースがある
- 不特定多数がサーバを提供しているVPNがある
- 専用アプリが無いケースが多い
有料VPNのおすすめは、こちらの記事でくわしく解説しているのであわせて参考ください。
支払いのときに為替リスクがある
VPN経由でYouTubeプレミアムに登録すると、月額料金を現地通貨で支払うことになります。
つまり、為替レートにより支払う金額が毎月変動します。
大幅に円安が進んだ場合など、想定よりも料金が高くなることもあるので注意ください。
したがって、多少の為替変動があっても問題ないくらい安い国で登録しましょう。
YouTubeプレミアムをVPN経由で登録するやり方
リスクを理解したところで、次は実際に登録するやり方を見ていきましょう。
おすすめの国はカザフスタン
現時点でYouTubeプレミアムの料金が安い国の一例は以下のとおりです。
国 | 月額プラン | 日本のクレジットカード利用可否 |
---|---|---|
ナイジェリア | 1,100 NGN/月 (約101円) |
|
インド | 129 INR/月 (約230円) |
|
トルコ | 57.99 TRY/月 (約253円) |
|
アルゼンチン | 1,899 ARS/月 (約290円) |
|
ウクライナ | 99 UAH/月 (約359円) |
|
フィリピン | 159 PHP/月 (約414円) |
|
ベトナム | 79,000 VND/月 (約468円) |
|
インドネシア | 59,000 IDR/月 (約570円) |
|
マレーシア | 17.9 MYR/月 (約623円) |
|
ブラジル | 24.9 BRL/月 (約659円) |
|
ペルー | 20.9 PEN/月 (約832円) |
|
カザフスタン | 2,700 KZT/月 (約840円) |
|
チリ | 5,500 CLP/月 (約865円) |
|
モロッコ | 60 MAD/月 (約904円) |
|
ブルガリア | 10.99 BGN/月 (約913円) |
|
サウジアラビア | 23.99 SAR/月 (約958円) |
|
ポーランド | 25.99 PLN/月 (約980円) |
△ ※現地の住所の入力が必要 |
日本 | 1,280円 |
現時点で一番安い国はナイジェリアですが、日本のクレジットカードを利用できる前提の場合、ペルー(約832円/月)が最安値、その次がカザフスタン(約840円/月)です。
日本ではYouTubeプレミアムの個人プランが月額1,280円で、ペルーやカザフスタンなら日本の3分の2程度の金額におさまります。
VPNサービスで安い国にサーバーが設置されていてもYouTube側で国を正しく判定できないことが多く、VPNサービスによってはペルーもこのケースに該当します。
そのため、VPNを利用して最安値で契約できる国はカザフスタン(約840円/月)になります。
カザフスタンの場合、NordVPN・Surfshark・CyberGhostであれば正しく国を判定されますが、ExpressVPNでは国を判別できないエラーとなり、購入手続きを進められません。
VPNを利用してYouTubeプレミアムを登録する手順
VPNを利用してYouTubeプレミアムを契約する手順は、以下のとおりです。
このとき用意するVPNは「できるだけ安く契約できる国にVPNサーバーが設置されているVPN」かつ「YouTube側で接続国を正しく認識してくれるVPN」です。
その観点では以下5つのVPNいずれかがおすすめです。
VPN名 | 安く契約できるサーバー | YouTubeプレミアム料金 |
---|---|---|
カザフスタン |
2,700 KZT/月 (約840円) |
|
モロッコ |
60 MAD/月 (約904円) |
|
カザフスタン |
2,700 KZT/月 (約840円) |
|
カザフスタン |
2,700 KZT/月 (約840円) |
|
チリ |
5,500 CLP/月 (約865円) |
具体的なやり方は、こちらの記事で解説しているのであわせて参考ください。
YouTubeプレミアムをVPNで利用するときによくある質問
VPN経由でYouTubeプレミアムを利用するときによくある質問をチェックしていきましょう。
YouTubeプレミアムを解約するときもVPNは必要?
YouTubeプレミアムを解約するときは、VPNは不要です。
YouTubeで動画を見るときもVPNは不要です。
したがって、YouTubeプレミアムの契約時だけVPNに接続し、そのあとVPNサービスを解約しても、料金は安いままということになります。
VPNネコを使っても大丈夫?
VPNネコ(VPN cat master)は、永久無料で使えるVPNサービスです。
無料VPNのなかでも設定が簡単で使いやすいと評判です。
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しかし、公式サイトをチェックしても運営元の情報やVPN仕様、セキュリティポリシーなどの情報が一切公開されていません。
このような信頼できない運営元が提供しているサービスは、個人情報を取られる恐れがあります。
また通信速度が遅かったり、数分~数時間ごとに接続が切れたりなど、性能面でも有料VPNに劣ります。
安心と快適のためにも利用しないほうが賢明でしょう。
まとめ:違法ではないがデメリットも理解して利用しよう
VPN経由でのYouTubeプレミアム登録は違法ではありませんが、グレーな部分があります。
リスクをしっかり理解し、対策をしたうえで利用するようにしましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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