どうも、VPNユーザーのマクリンです。
安全にインターネットを利用したい人や、テレワークによりPCのセキュリティを強化したい人におすすめなのがVPN(Virtual Private Network)。
無料VPNはゼロ円で利用できて便利ですが、安定した通信速度や高いセキュリティレベルを求めるなら有料VPNが最適です。
しかし、有料のVPNサービスは種類が多く、どれが自身に合うのか比較するのも探すのも時間がかかります。
マクリン
そこで本記事では、有料VPNのおすすめを紹介したうえで、選ぶポイントもくわしく解説します。
タップできるもくじ
VPNが必要になるケース
インターネットを利用するうえで、VPNが必要になるケースは主に以下の3点が挙げられます。
無料Wi-Fiを利用したいとき
外出先で無料Wi-Fiを利用するときはVPNを使うと安全性確保につながります。
駅やコンビニなどの多くの人が集まる施設には、無料Wi-Fiが設置されていることがほとんどです。
無料Wi-Fiは誰もが気軽に利用できますが、悪意を持ったユーザーが接続してしまうと、情報を盗み見られる可能性があります。
そのようなユーザーと無料Wi-Fiを同時に使用してしまうと、個人情報や会社の機密事項などの重要な情報が漏えいする危険性があるのです。
VPNはインターネット中に仮想的な専用ネットワークを形成し、そこを通る情報を常に暗号化される仕組みなため、こういった情報漏洩のリスクを格段に低くしてくれます。
そのため、無料Wi-FiはVPN経由で利用するのがおすすめです。
居住国以外のサービスを利用したいとき
海外でしか利用できないサービスを楽しみたいときにも、VPNが必要です。
サービスによっては特定の地域でのみ利用できるよう、運営元が対象地域以外からのアクセスをIPアドレスから判別し、ブロック(ジオブロック)してしまうケースがあります。
このジオブロックを回避できる手段がVPNです。
VPNは、利用したい国のサーバに接続すると、IPアドレスを対象地域に変更できます。
たとえば居住国が日本でも、VPNでアメリカのサーバに接続すると、運営元にはアメリカからアクセスしているように見えるのです。
IP電話を利用したいとき
IP電話の安全性を高めたい場合も、VPNは欠かせません。
IP電話とは、インターネット回線を利用した「050」から始まる電話で、セキュリティが弱いと通話内容が盗聴・録音される可能性があります。
ビジネスにおいて、万が一電話で話した機密情報が漏えいすると、これまでの信頼や企業イメージを失いかねません。
その点VPNなら通話内容も暗号化されるため、それらのリスクを軽減できます。
また、LINEやSkype、Discordなどのネット回線を利用するVoIP(Voice over Internet Protocol)にも有効です。
会議や取引内容など、第三者に知られたくない会話をする場合は、セキュリティ確保のためにもVPNを利用しましょう。
信頼性の高い有料VPNのおすすめ5選
数ある有料VPNのなかで、特に信頼性が高いおすすめのVPNを5つ紹介します。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 480円〜2,070円 | 6.67 USD~12.95 USD (約1,001円~約1,943円) |
288円~2,238円 | 290円〜1,790円 | 396円~1,738円 |
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー | ||||
サーバ設置国 | 111ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 |
サーバ台数 | 6,445台 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 |
最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 無制限 | 7 | 10 |
返金保証 | 30日間 | 14〜45日間 | 30日間 |
総合的におすすめのVPNは、こちらの記事でも紹介しているのであわせて参考ください。
NordVPN
NordVPNは、低価格なうえに安定した高速通信で好評のVPNです。
月額換算480円からで、直感的に操作できるため、初心者にもおすすめできます。
サーバ数は111ヶ国以上に6,400台以上と、さまざまな国のサービスが利用可能です。
通信速度は、状況によっては500Mbps以上の速度が出ることもあり、VODサービスやオンラインゲームなどに利用しても、ストレスはほぼ感じません。
NordVPNの内容をよりくわしく知りたい人は、こちらの記事で解説しています。
30日間返金保証
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ExpressVPN
ビジネス用でVPNを探している人におすすめなのがExpressVPNです。
セキュリティレベルが業界最高水準で「AES -256bit」という暗号化技術を採用したVPNです。
この技術は米国でも採用されているセキュリティで、これまでに破られた前例はありません。
通信速度も高速で、500Mbpsを超える速度が出ることもあります。
また、105ヶ国に3,000台以上のサーバを設置しているため、ネットワーク障害や規制強化があっても代替サーバを確保しやすいです。
月額換算1,001円からと、他社よりも少し高めですが、値段以上のクオリティを提供しています。
ExpressVPNの詳細は、以下の記事で解説しています。
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Surfshark
多くのデバイスを同時接続したい人におすすめなのがSurfsharkです。
デバイスの同時接続台数が無制限なので、家族や同居人と利用したい人やオフィスでの利用を検討している人におすすめのVPNです。
対応デバイスも多く、LinuxやChromebookなどにも対応しています。
長期契約すると月額288円から利用でき、サーバ設置国も90ヶ国と多いです。
「Clean Web」という広告やマルウェアをブロックしてくれる機能もあり、安心して利用できます。
Surfsharkの詳細は、以下の記事で確認ください。
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CyberGhost
CyberGhostは、サーバを探す手間を最小限にしたい人におすすめです。
サーバ数が100ヶ国に11,605台以上と、本記事で紹介しているVPNサービスのなかでも圧倒的です。
動画視聴用やトレント用など、用途に適した専用サーバが提供され、最適なサーバを瞬時に選択できます。
また、3ヶ月に一度発行される業界唯一の透明性レポートでは、顧客データ取り扱いの透明性を証明する内容が記載されているため、プライバシー保護の観点でも信頼性が高いです。
ただし、サーバの接続先が遠いほど通信が遅くなるようなので、最大45日間の返金保証期間を利用し、使い勝手をしっかり確かめてから利用しましょう。
CyberGhostの詳細は、以下の記事にて取り上げています。
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MillenVPN
日本語対応のVPNを探している人におすすめなのがMillenVPNです。
アズポケット株式会社という日本の企業が運営しています。
日本語サポートに完全対応し、日本の法律を遵守して運用しているので、安心感と信頼性が高いのが人気な理由の一つ。
デバイスの同時接続数が10台までと多く、固定IPも使えるため汎用性が高いです。
サーバ数は72ヶ国以上に1,300台以上とあまり多くありませんが、アメリカや韓国などのメジャーな国の利用であれば問題なく使えます。
MillenVPNの内容は、こちらの記事でくわしくまとめています。
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VPNの利用方法
有料VPNは、契約から接続までがとても簡単です。
本記事では、低価格ながら通信の満足度が高いNordVPNを例に、以下の手順で解説します。
VPNを契約する
NordVPNの契約手順は以下のとおりです。
VPNをインストールする
NordVPNの契約が完了したら、デバイスに応じた専用アプリを以下の手順でインストールしてください。
ここではmac OS版を例に解説します。
VPNを接続する
実際にVPNサーバを設定し、海外コンテンツを起動してみましょう。
ここではアメリカへの接続を例に手順を解説します。
有料VPNで失敗しないためのポイント
VPNサービスは数が多く、なんとなくで選ぶと失敗してしまう可能性が高いです。
有料VPNサービスで失敗しないために、以下の5つのポイントを意識しましょう。
価格
VPN選びで失敗しないためには、まず価格を確認しましょう。
多くのVPNサービスは月単位で契約するケースが多く、1年や2年などの長期契約にすると、1ヶ月あたりが安くなる料金体系です。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 (1ヶ月契約) |
2,070円 | 12.95 USD (約1,878円) |
2,238円 | 1,790円 | 1,738円 |
月額料金 (6ヶ月契約) |
– | 9.99 USD (約1,449円) |
– | 1,000円 | – |
月額料金 (1年契約) |
730円 | 6.67 USD (約1,001円) |
428円 | – | 594円 |
月額料金 (2年契約) |
480円 | – | 288円 | 290円 | 396円 |
数ヶ月の海外出張で使用したい場合は数ヶ月の契約で充分ですが、長期使用を前提としているならNordVPNのように、1年や2年で契約できるものを選びましょう。
極端に安いサービスは、通信速度やセキュリティに懸念がある可能性があるため、注意してください。
マクリン
サーバ数
障害対策や利便性に関わる要素のひとつがサーバ数です。
「使いたい国にサーバが設置されているか」「その国に何台設置されているか」を確認しましょう。
VPNはサーバが多いと、VPN規制が強化されたときに、代替サーバを探す手間なく接続できます。
ひとつのサーバにユーザーが集中してしまって通信速度が低下したときや、ネットワークトラブルが発生したときなどの障害時に対処しやすいです。
大手の有料VPNサービスでは、60〜100ヶ国に3,000〜9,000台のサーバを設置しています。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
サーバ設置国 | 111ヶ国 | 105ヶ国 | 100ヶ国 | 100ヶ国 | 72ヶ国 |
サーバ台数 | 6,445台 | 3,000台以上 | 3,200台以上 | 11,605台以上 | 1,300台以上 |
サーバ数が少ないと、楽しみたいサービスが楽しめないだけでなく、障害対策もままならず、ストレスになることもあるため、契約前に忘れずにチェックしてください。
通信速度
VPN経由で快適にインターネットをするには、安定した高速通信が欠かせません。
速度が遅いと動画をスムーズに視聴できなかったり、大容量ファイルの送受信に時間がかかったりすることがあります。
また、基本的な利用には問題がなくても、オンラインゲームや通話などの用途によっては速度が遅くなってしまうこともあるのです。
有料VPNサービスは返金保証が付いているものも多いので、自身の環境でどの程度の速度が出るのか、安定した接続が保たれているのかをしっかり確認しましょう。
同時接続台数
PCやスマホだけでなく、他のデバイスも同時接続したい人は、同時接続台数も着目してください。
普通に利用するなら同時接続台数が5〜6台でも事足りますが、家族全員で利用したい人などは、Surfsharkのように同時接続台数が無制限のVPNを選ぶとよいでしょう。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
最大同時接続 デバイス数 |
6 | 8 | 無制限 | 7 | 10 |
また、スマートテレビやルーターなどに接続したい場合は、VPNがそのデバイスに対応しているかの確認も必要です。
ノーログポリシー
VPNをビジネスでも利用したい人は、運営元がノーログポリシーを掲げているかのチェックも大切です。
VPN名 | NordVPN |
ExpressVPN |
Surfshark |
CyberGhost |
MillenVPN |
---|---|---|---|---|---|
プライバシー ポリシー |
ノーログポリシー |
ノーログは、VPN使用時の「ユーザー情報・接続ログ・VPN使用ログ」を一切保存しないことで、悪質なユーザーからの攻撃を防ぎ、インターネットを安全に楽しむための重要なネットワークです。
ログを保存するVPNはログが流出するリスクがあるため、ビジネス用途や機密事項を多く扱う場合は、できるだけノーログのVPNサービスを選びましょう。
有料VPNに関するよくある質問
有料VPNに関するよくある質問をまとめてみました。
無料VPNはおすすめしない?
無料VPNは以下の懸念点があるため、基本的にはおすすめしていません。
- ログありのVPNサービスが多いため情報漏えいのリスクがある
- サーバ数が少ないため通信速度が遅く安定していない
- 海外のサービスはブロックされる可能性が高い
- 運営元が信頼できないケースがある
- 各デバイスに適した専用アプリがないケースが多い
無料VPNはセキュリティ面が脆弱なことが多く、VPN接続が切れたときにインターネットへのアクセスを遮断することで、情報漏えいを防ぐキルスイッチが存在しないことも多いです。
さまざまな面でリスクがあるので、できるだけ有料VPNを利用してください。
ただし、動画視聴などセキュリティをあまり重視しないサービスを利用する場合は、筑波大学の運営しているVPN Gateがおすすめです。
VPN Gateは無料VPNのなかでもサーバ設置数が多く、アメリカや韓国など複数の国へ接続できます。
各サーバの稼働状況が開示され、それをもとに接続サーバを自由に選べます。
くわしくは以下の記事でまとめています。
PCやスマホに標準搭載されてるVPNは使っても大丈夫?
MacやiPhoneのようにVPNアプリが標準搭載されている場合は、いくつかの手順をふむことで利用可能です。
ただし、あくまでVPNとMacをつなぐための経由という扱いになるため、何かしらのVPNを契約し、デバイス用のアプリがない場合に利用することになります。
アプリのないVPNをスマホやPCで接続する方法は、以下の記事でくわしい手順をまとめているので参考にしてください。
VPNを接続すると通信速度が低下するって本当?
環境やVPNの接続先までの距離で通信速度が低下するケースがあります。
VPNは情報の抜き取りや盗聴リスクを軽減するために、通信データを暗号化し、別のサーバに一時的に経由することで読み取り不能としています。
そのため、通常のインターネット接続よりも時間を要してしまうのは、VPNの仕組み上避けられません。
ただし、本記事で紹介したNordVPNのような高品質のサービスは、ユーザーが快適に利用できるよう最適化されているため、通信速度がほぼ低下することなく利用できます。
秘匿性はどこまで守られる?
VPNサービスの運営元によって、保存される情報は異なります。
NordVPNやExpressVPNは、ノーログポリシーが証明された事例があるため、100%ともいえる安全と秘匿性を提供しています。
しかしVPNサービスによっては、VPNに関する情報はノーログでも、緊急時などはメールアドレスが開示される恐れがあることを覚えておきましょう。
まとめ:プライバシーを守るならセキュリティ向上のためにも有料VPN
本記事では、有料VPNのおすすめと選ぶときのポイントをくわしく解説しました。
居住国以外のサービスを利用するには、ジオブロックを回避するためにもVPNが必要になることが多いです。
有料VPNは種類が多くてどれが良いか悩んでいる人は、本記事で紹介したVPNから選んでみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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