どうも、eSIM大好きマクリンです。
Saily(セイリー)は、海外旅行や出張のときに高額なローミング料金がかからず、インターネットを気軽に使える新進気鋭のeSIMサービスです。
VPNサービスの「NordVPN」で知られる「Nord Security」が運営しているため、セキュリティ面でも安心感があります。
しかし、サービスの内容や使いやすさなど、実際どうなのかは使う前に気になるところ。
そこで本記事では、SailyのeSIMを実際に使用したユーザーの評判・口コミをふまえ、メリット・デメリットや使い方をくわしく解説します。
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Saily(セイリー)のサービス内容
Sailyのサービス概要は以下のとおりです。
運営企業 | Nord Security |
---|---|
所在地 | リトアニア |
SIMの種類 | データ通信 |
料金プランの例 |
|
対応国数 | 150ヶ国以上 |
事務手数料 | 無料 |
支払い方法 | クレジットカード・Apple Pay・Google Pay・PayPal |
データ容量超過後 | 利用不可(追加購入が必要) |
電話番号 | なし |
サポート | メール・チャット(24時間年中無休) |
Sailyは、2012年にリトアニアで設立されたNord Securityが運営するeSIMサービスです。
Nord Securityは、有名なVPNサービス「NordVPN」の提供元で、セキュリティ分野で豊富な実績をもつ企業です。
そのためSailyは、通信のセキュリティ面でも信頼性の高いサービスといえます。
利用可能な国は150ヶ国以上で、データ容量も多くのプランが1GBから20GBまで、インターネットの利用頻度に応じて選択できる柔軟さがあります。
サポートは、メールまたはチャットで365日24時間対応しているので、不明点があれば公式サイトから問い合わせてみてください。
Sailyの評判・口コミ
本記事で紹介する口コミは、当サイトで独自に集めたものです。
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良い評判
Sailyの購入手続きの簡単さと使いやすさは、多くのユーザーから好評を得ています。
年齢未回答男性
名前や住所などの入力が一切必要ないので、非常にスムーズにeSIMを購入することができることが一番の魅力であり使い勝手が良いです。
eSIMの購入手続きが簡潔で、数分で完了できる点がとくに評価されています。
複雑な手続きや長時間の待機がないので、旅行前で準備に忙しいときでもスムーズに購入可能です。
サービスの信頼性とセキュリティも、利用者から高く評価されています。
年齢性別未回答
とても格安であるのに、セキュリティも完璧で旅行の時は予算の意識も要らないのでとても優れていると思います。
Nord Securityが運営する企業としての信頼性や高度なセキュリティ対策が、インターネットを安全に利用できる安心感につながっているようです。
プランの豊富さと初期設定の簡単さを評価する声もありました。
40代後半男性
ローミング料金などの追加費用が発生しないので、安心して利用できます。料金プランも豊富ですし、初期設定も簡単なのでノンストレスです。
他社では利用期間に対してデータ容量を選べないケースが多い一方、Sailyは30日間プランであれば、3GB・5GB・10GB・20GBのなかから利用頻度にちょうどいいものを選べるのが特徴です。
また、初期設定はスマホの端末設定ではなく、専用のアプリで行います。
直感的な操作で完結できるので、eSIMやネットワークの設定に関する知識のない初心者でも簡単に設定可能です。
悪い評判
おおむね好評ですが、いくつかの点で改善の余地があるという声も見られました。
とくに、日本語未対応の課題がもっとも多く挙げられていした。
40代前半男性
設定の段階で英語ばかりで分かりづらく、なかなか接続がうまくいかなかった。かなりの時間がかかったため。
現時点では、SailyのWebサイトや専用アプリが英語のみの対応となっているため、英語が得意ではない利用者にはハードルが高く感じるかもしれません。
通信速度の不安定さも、一部のユーザーから指摘されています。
50代後半女性
友達に薦められたので使ってみたけれど、価格は安いがスピードがあまり早くなかったので使い勝手が悪かったです。
Sailyに限らず、eSIMサービスの通信速度は利用地域や現地のネットワーク回線に依存します。
都市部から離れた郊外や山間部ではとくに、ネットワーク環境が十分整備されていないケースが多く、期待する速度を得られない場合があります。
動画視聴や大容量のデータ通信を必要とする用途では、速度制限や遅延が問題となる可能性がある点をおぼえておきましょう。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のライブチャットサポート
Sailyはこんな人におすすめ
評判・口コミをふまえると、Sailyは以下の人におすすめのeSIMサービスです。
- 海外旅行や出張で手軽にインターネットを利用したい人
- 海外のさまざまな国へ頻繁に旅行する機会がある人
- 簡単な設定で迅速にeSIMを利用したい人
Sailyは150ヶ国以上で利用できるため、世界中のさまざまな国へ旅行する人に向いています。
とくに、短期間の旅行や出張で手軽にインターネット環境を確保したい人におすすめです。
設定の簡単さも魅力の1つです。
eSIMの購入から設定までわずか数分で完了できるため、eSIMやネットワークの技術にくわしくない人でも迷わず利用できるでしょう。
現時点では公式サイトや専用アプリが日本語対応していませんが、複雑な設定はなく、直感的に操作しやすいつくりになっているので安心してください。
150ヶ国以上でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のチャットサポート
Sailyの料金は?他社とも比較
Sailyの料金を、他社サービスとの比較もしながら紹介します。
料金プラン
Sailyは、利用期間が7日間と30日間の2種類で、30日間の場合はデータ容量を3GB・5GB・10GB・20GBなど複数から選べるのが基本です。
以下は台湾の料金プランです。
データ容量 | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
利用期間 | 7日間 | 30日間 | |||
料金 | 3.99USD (約599円) |
7.99USD (約1,199円) |
10.99USD (約1,649円) |
17.99USD (約2,699円) |
27.99USD (約4,199円) |
料金は目的地によって異なったり、30日間の場合でも20GBは選べないなどデータ容量の選択肢が少ないケースもあるので、プランの内容を十分に確認する必要があります。
また、データ容量は買い切りタイプなので、有効期間をすぎたときや旅行中に使い切ってしまうと利用が停止してしまいます。
データ容量が増えるにつれて安くなる料金体系なので、容量に少し余裕のあるプランを選ぶのがいいでしょう。
料金・サービスを他社と比較
Sailyの料金・サービスを、他社サービスと比較してみました。
eSIM | Saily |
Holafly |
Airalo |
KKday |
World eSIM |
Ubigi |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 3.99USD〜27.99USD (約599円〜4,199円) |
700円〜15,700円 | 4.5USD〜32USD (約675円〜4,800円) |
102円〜6,054円 | 980円〜11,650円 | 900円〜3,800円 |
利用日数 | 7日/30日 | 1日~90日 | 7日/15日/30日 | 1日~7日/10日/12日/15日/20日/30日 | 3日/7日/10日/15日/31日 | 7日/30日 |
データ量 | 1GB〜20GB | 無制限 | 1GB〜20GB | 500MB〜無制限(1日あたり) | 500MB〜無制限 | 1GB〜10GB |
対応国数 | 150ヶ国以上 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 | 146ヶ国 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 |
返金 | △ |
Sailyの料金は、データ無制限プランのある他社にくらべると割高に感じるかもしれません。
ただし、同じ利用期間のプランで比較すると、Sailyの安さがわかります。
eSIM | Saily |
Holafly |
Airalo |
KKday |
World eSIM |
Ubigi |
---|---|---|---|---|---|---|
利用日数 | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 |
データ量 | 1GB | 無制限 | 1GB | 無制限 | 1GB | 1GB |
料金 | 3.99USD(約599円) | 3,400円 | 4.5USD(約675円) | 3,374円 | 2,738円 | 900円 |
データ無制限プランは、インターネットを利用し放題でお得に感じますが、海外旅行では日本にいるときよりインターネットの利用頻度は下がる傾向にあります。
とくに観光目的で渡航する場合、現地の街並みや歴史的価値のある建造物などを見て回ったり、現地の食事を楽しんだりすることに時間を割くでしょう。
MMD研究所の調べでは、海外旅行時のスマホの利用は「地図の閲覧」「写真撮影」「SNSの閲覧」が、それぞれ約50%~70%という統計結果も出ています。
この点をふまえると、料金が高額なデータ無制限プランを利用するより、利用頻度に見合ったデータプランを選べるSailyのほうがお金を有意義に使えるでしょう。
海外旅行で使うeSIMのおすすめは、こちらの記事で紹介しているのであわせて参考ください。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のチャットサポート
Sailyのメリット
Sailyのメリットを5つ紹介します。
価格が安い
Sailyの最大の特徴はリーズナブルな価格設定です。
7日間のプランなら約599円から利用でき、30日間のプランではデータ容量が多いほど1GBあたりの単価が安くなる料金体系です。
データ量 | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
有効期間 | 7日間 | 30日間 | |||
料金 | 3.99USD (約599円) |
7.99USD (約1,199円) |
10.99USD (約1,649円) |
17.99USD (約2,699円) |
27.99USD (約4,199円) |
1GBあたりの料金 | 約599円 | 約400円 | 約330円 | 約297円 | 約210円 |
たとえば他社の7日間プランでは1日1GBまで利用でき、データ容量を気にせずお得に感じる一方、その分料金はSailyの5倍近い料金がかかるケースがあります。
一般的に、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSは約0.1GBが1時間あたりのデータ消費量目安で、総務省の調査によると1日当たりのSNSの利用時間は45分前後です。
SNSの利用中心なら7日間で1GBでも十分なので、Sailyであれば使用したデータ量に見合った料金で利用でき、コスパ面でも優秀です。
選べるデータプランが豊富
Sailyは有効期間が30日間の場合、データプランが豊富です。
目的地により選べるデータ容量に違いはあるものの、多くが3GB・5GB・10GB・20GBのなかから選べます。
他社の場合、利用期間に対するデータ容量は1種類、多くても2種類と限られていることが多いです。
Sailyであれば、インターネットの利用頻度に応じて選べるので、使いきれないほどのデータ容量で契約してしまうなどの失敗をするケースは少ないでしょう。
設定方法が簡単
eSIMはスマホの端末設定から行うのが一般的で、端末設定にくわしくない初心者が行う場合、設定完了までに時間がかかることがあります。
Sailyの場合は専用アプリで行うため、端末設定の知識は必要なく、画面の指示にしたがってタップしていくだけで設定可能です。
実際に試してみると、購入から設定まで3分程度でスムーズに行えました。
旅行に行く前に、eSIMの設定で多くの時間を費やしたり、うまく設定できずにイライラしたりするケースは少ないでしょう。
世界の150ヶ国以上で利用できる
Sailyは世界の150ヶ国以上に対応しています。
2024年時点で日本政府が国として認めているのは196ヶ国なので、150ヶ国以上を対象にしているSailyは世界の7割以上をカバーしていることになります。
アメリカ・フランス・イタリア・台湾・中国など、多くの観光客が訪れる国々で利用できるので、Sailyは海外旅行のお供として欠かせない存在といえるでしょう。
安全性が高い
Sailyは、セキュリティ分野に強みをもつ「Nord Security」が運営しているeSIMサービスです。
Nord Securityは、高速で安全性の高いNordVPNという有名なVPNサービスを提供している企業で、オンラインセキュリティの分野で豊富な実績があります。
NordVPNで培った技術をeSIMにも展開し、安定した通信と安全性の高いインターネットを提供できるようにに設計されているので、安心して利用できるでしょう。
Sailyのデメリット
購入後に後悔しないために、Sailyのデメリットも知っておきましょう。
地域プランが存在しない
多くのeSIMサービスでは「ヨーロッパプラン」や「アジアプラン」など、複数の国をまとめてカバーする地域プランを提供しています。
しかし、Sailyでは地域プランが用意されていないため、複数の国を旅行する場合、国ごとにeSIMを購入する必要があります。
地域を横断して旅行や出張が必要な場合、他社の地域プランよりコストがかかる可能性がある点に注意しましょう。
利用期間は7日間と30日間の2種類のみ
Sailyの利用期間は、どのプランも7日間と30日間の2種類のみなので、旅行日程に合わせて利用期間を選びにくいのが難点です。
一方で他社のeSIMサービスは、1日単位で設定できたり、幅広く利用期間が用意されているなど、旅行期間に合わせて柔軟に選べるものが比較的多いです。
利用期間の選択肢が狭いSailyの場合、必要以上に長い期間のプランを購入することになり、データ容量と料金を他社と比較しながら検討しないと割高になる可能性があります。
日本語に対応していない
Sailyはサービスが開始されたばかりということもあり、日本語対応が遅れています。
いずれ日本語にも対応予定ですが、公式サイトは英語のみなので、購入手続きでとまどうケースがあるかもしれません。
ただし、以前は英語のみだった専用アプリが、現在では日本語に一部対応しています。
ブラウザの翻訳機能でも十分対応できるので、デメリットとはいえ、徐々に改善されつつあります。
返金ポリシーが厳しい
eSIMは買い切りサービスが多いため、返金ポリシーが厳しいケースがあります。
Sailyも未使用であれば全額返金に対応してくれますが、eSIMがアクティブ(使用済み)になると返金は保証されません。
以下の条件に当てはまる場合のみ、全額または一部の返金を検討してくれる可能性があります。
- データプランは有効化されているが、データ使用量が1%未満の場合
- Sailyのサービス品質問題によりデータがほとんど使用できなかった場合
また、返金の申請は、購入から30日以内に行わなければ受け付けてもらえないので注意ください。
Sailyの使い方
Sailyの使い方を、iPhoneを例にくわしく解説します。
eSIMを購入する
Sailyを使うにはプランの購入が必要です。
eSIMを設定する
Sailyのプランを購入したら、App StoreからSailyのアプリをインストールしましょう。
Sailyのアクティベートを設定する
ログイン後、Sailyをアクティベートし、eSIMをいつでも使える状態にする必要があります。
この時点では有効期間はまだ開始されないので安心して進めてください。
出発直前にeSIMをアクティベートする
Sailyを実際に使用できるように設定していきます。
日本を出国する直前に設定しておくと、渡航後もスムーズにインターネットを利用できます。
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Sailyによくある質問
Sailyによくある質問をまとめてみました。
Sailyはどの国で使えますか?
Sailyは世界150ヶ国以上で利用できるeSIMサービスです。
アメリカ・イタリア・フランスなどの欧米諸国にくわえ、台湾や中国、アフリカの国々にも対応しています。
パプアニューギニアやソロモン諸島のように、現地の自然や歴史的遺産を楽しむツアーの多い国でも利用できるので安心です。
1日に必要なデータ容量の目安はどれくらいですか?
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSは0.1GB程度、NetflixやYouTubeのような動画視聴では0.3GB~2GBくらいが1時間あたりのデータ消費量目安になります。
観光目的の渡航であれば、インターネットの利用頻度は日本にいるときより少なくなる傾向にあるので、SNS中心の利用であれば7日間で1GBあれば十分でしょう。
eSIMをアクティベートするのは目的地に到着後ですか?
eSIMをアクティベートするタイミングは、サービスにより若干違いがあるので注意しましょう。
Sailyの場合、アクティベートするにはWi-Fi環境が必要なので、現地到着前の空港で行うのおすすめです。
現地の空港でもWi-Fi環境が利用できれば到着後でも問題ありませんが、上手くつながらない場合のリスクもふまえると、事前に行っておいたほうが安全です。
SailyのeSIMで電話をかけられますか?
SailyのeSIMが対応しているのはデータ送受信のみなので、音声電話としての利用はできず、電話番号も付加されません。
電話が必要な場合は、LINEなどの通話アプリで行いましょう。
まとめ:Sailyはお手頃価格で初心者でも使いやすい
Sailyは、リーズナブルな料金と使いやすさでおすすめのeSIMサービスです。
他社にあるようなデータ無制限プランは提供していませんが、観光目的の旅行であれば十分余裕のあるデータ容量でインターネットを利用できます。
設定も専用アプリで画面の指示にしたがうだけで完了できるので、初心者でも安心して利用できます。
eSIMにかかる費用はできるだけ抑え、現地での観光巡りやショッピングなどに予算をまわしたい人は、ぜひ検討してみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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