どうも、海外旅行大好きマクリンです。
タイは美しいビーチや本場のタイ料理などで人気があり、11月から2月にかけての乾季はとくに過ごしやすく、観光に最適な時期です。
とはいえ、タイで日本にいるときと同じ感覚でインターネットを利用すると、高額請求の原因になります。
マクリン
そんな問題を解決するのがeSIMです。
本記事では、タイでのeSIM利用の体験談をまじえつつ、タイでeSIMを使う方法やおすすめのeSIMをくわしく紹介します。
タップできるもくじ
タイでeSIMがおすすめの理由
eSIM(Embedded SIM)とは、スマホに内蔵されているタイプのSIMのことです。
従来の物理SIMは、申し込みから開通まで1週間以上かかるケースがほとんど。
SIMカードの抜き差しが必要なので、紛失や破損などさまざまなリスクもあります。
その点eSIMなら契約から開通までオンラインで完結し、スマホに直接埋め込まれているので紛失などのリスクもありません。
必要なデータ量が付与されたプランを契約し、即時開通できるため、タイムパフォーマンスにすぐれているのです。
準備物・情報がいろいろ必要な海外旅行だからこそ、わずらわしい手続きが不要なeSIMはタイ旅行に最適な通信手段といえるでしょう。
タイでeSIMを使う方法
タイでeSIMを使うには、4つのステップが必要です。
本記事では、安定した通信と安さで定評のあるSailyを例に、iPhoneを使って解説します。
eSIMを購入する
Sailyを使う前に、プランを購入しましょう。
専用アプリをインストールしてログインする
Sailyのプランを購入したら、App StoreからSailyのアプリをインストールしましょう。
eSIMのアクティベートを設定する
ログイン後、Sailyをアクティベートし、eSIMをいつでも使える状態にする必要があります。
この時点では有効期間はまだ開始されないので安心して進めてください。
タイでeSIMに切り替える
日本を出国する直前に設定しておくと、渡航後もスムーズにインターネットを利用できます。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のライブチャットサポート
タイでeSIMを使った検証結果
タイでSailyのeSIMを実際に使って検証したので、その結果を紹介します。
速度検証と使用感
Fast.comを使ってSailyの速度計測を行ったところ、以下の結果になりました。
速度は平均6Mbps程度なので、動画視聴ではストレスを感じるかもしれませんが、Googleマップ・ネット検索・SNSなどは問題なく使えます。
観光目的の旅行の場合、現地の街並みや食事を楽しむことが中心になります。
MMD研究所の調査結果をみても、海外旅行では「地図の閲覧」「写真撮影」「SNSの閲覧」のためにスマホを利用する人が圧倒的に多いので、これくらいの速度でも問題ないでしょう。
タイの印象
タイは基本的に治安が良く、明るい道であれば夜間も安心して歩ける国です。
現地の人たちは親切で、観光客にもフレンドリーに接してくれます。
一方、タイには観光地で声を掛けてくる詐欺師も多いので注意しましょう。
食事は屋台のタイ料理から高級レストランのフレンチまで幅広く選べますが、衛生面が気になる場合はショッピングモールのフードコートを利用するといいでしょう。
物価は屋台や食堂では日本の半額以下で食事ができますが、綺麗なレストランでは日本とあまり変わらない価格です。
また、タクシーは安いですが、メーターを使わないタクシーも多いので、Grabなどの配車アプリを利用すると安心です。
気候は、11月から2月の乾季がもっとも過ごしやすい時期です。
3月と4月は暑季で非常に暑くなり、5月からは雨季に入りますが、雨季でも雨が1日中降ることはあまりないので観光に影響することは少ないでしょう。
タイでおすすめのeSIM
タイ旅行におすすめのeSIMを6つ紹介します。
eSIM | Saily |
Holafly |
Airalo |
KKday |
World eSIM |
Ubigi |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 2.99USD〜17.99USD (約449円〜2,699円) |
700円〜8,400円 | 5.0USD〜37USD(約750円〜5,550円) | 69円〜1,612円 | 518円〜2,980円 | 500円~6,800円 |
データ量 | 1GB〜20GB | 無制限 | 1GB〜20GB | 500MB〜無制限 (1日あたり) |
500MB〜無制限 | 1GB〜10GB |
対応国数 | 150ヶ国以上 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 | 146ヶ国 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 |
海外旅行におすすめのeSIMはこちらの記事を参考ください。
Saily
Sailyは、NordVPNを運営するNord Security社の開発した、グローバルeSIMサービスです。
2024年にリリースされたばかりですが、150ヶ国以上に対応し、セキュリティと通信速度に定評のあるeSIMサービスです。
とくにリーズナブルな点で人気が高まりつつあり、タイの場合は約449円からとお手頃価格。
データ量に見合った利用期間が設定されているため、最適なプランを契約できます。
データ量 | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
有効期間 | 7日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
料金 | 2.99USD (約449円) |
4.99USD (約749円) |
6.99USD (約1,049円) |
8.99USD (約1,349円) |
17.99USD (約2,699円) |
平均6Mbpsと高速ではないものの、Webサイトやナビの利用が中心の海外旅行であれば問題なく利用できます。
日本語対応が遅れている点は残念ですが、デザインがシンプルで直感的に操作できるため、eSIMが初めての人でも利用しやすいサービスです。
Sailyの口コミは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のライブチャットサポート
Holafly
Holaflyは、データ量を気にせず使えるプランを提供しています。
データ無制限プランは、タイを含めた180を超える国や地域に提供しているため、ポケット型Wi-Fi不要で旅行を楽しめます。
インターネット規制の厳しい中国では、VPNが付与されるため、本来使用できないLINEやi Messageなどを問題なく使用できます。
料金はタイで7日間利用の場合、3,400円とSailyより高めですが、1日単位で変更できるので、旅行日程にあわせて利用期間を設定可能です。
Holaflyの口コミは、こちらの記事でくわしく紹介しているのであわせて参考ください。
Airalo
Airaloは、500万人以上の利用者が愛用しているサービスです。
シンガポールの企業が運営している世界初のeSIMサービスで、200以上もの国や地域に展開しているため、ほとんどの地域で利用できます。
アジアやヨーロッパなどの州全体で使えるものや、124ヶ国で利用できるグローバルeSIMなど、多種多様なサービスを提供しているため、タイ以外に複数の国を旅行する人にもおすすめです。
タイを含むアジア地域のローカルeSIMが約750円からと低価格で、通信も比較的安定していると定評があり、信頼度も高いです。
KKday
KKdayは、格安でeSIMを契約できるサービスです。
eSIMだけでなく現地ツアーやホテルなどの予約もできる、アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトで、タイでも新幹線のチケットや人気レストランの予約が可能です。
69円からと超低価格なうえ、データ量が1日ごとに回復するので、旅行初日で使い切っても安心して利用できます。
タイは対象外ですが、国によってはデータ無制限プランも提供しているため、すぐ使い切ってしまっても安心です。
ただし、通信が安定しにくいケースもあるので、利用時は注意しましょう。
World eSIM
日本製のeSIMを使用したい人におすすめなのがWorld eSIMです。
株式会社ビジョンという日本の東証一部上場企業が運営し、グローバルWi-Fiの提供もしているので、通信品質に定評があります。
サポートが日本語に対応しているため、海外のeSIMに抵抗がある人は安心して利用できるでしょう。
eSIMの対応国数は180ヶ国以上と豊富でテザリングにも対応しているので、タイで複数の端末を使いたい人にもおすすめです。
データ量も500MB〜無制限と自由度が高く、料金が518円からとリーズナブルなため、プライベートだけでなくビジネスでも有用です。
Ubigi
Ubigiは、長期滞在予定の人におすすめのeSIMです。
NTTの子会社であるフランスの企業が運営し、200以上の国と地域にサービスを展開しています。
通常のプランは使用期間が7日もしくは30日と選択肢が少ないですが、年間で契約できるプランがあり、長期留学や仕事で出張するときも活躍します。
500円からとお手頃で、サポートも日本語に対応しているため、英語が苦手な人でもストレスなく利用できるでしょう。
ただし、通信速度とサポート対応が少し遅いケースがあるので注意してください。
タイでeSIMを使うときによくある質問
タイでeSIMを使うときによくある質問をまとめてみました。
eSIMとSIMはどちらがおすすめ?
購入から利用まで面倒な手続きを必要とせずに利用できるeSIMがおすすめです。
物理SIMと異なり、SIMの抜き差しが必要ないので、破損したり紛失したりする心配もありません。
eSIMはデータ無制限プランのほうがお得?
データ容量は、現地でどれくらいネットを利用するかに左右されます。
海外旅行では通常、日本にいるときよりネットの利用頻度が下がるので、データ無制限プランを契約すると損をするケースもあります。
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSは0.1GB程度、NetflixやYouTubeのような動画視聴では0.3GB~2GBくらいが1時間あたりのデータ消費量目安になります。
地図やSNSの利用が中心となる観光目的の旅行では、7日間で1GBあれば十分足りるので、ちょうどいいデータ容量の使い切りプランを契約するほうがお得です。
データ容量は渡航目的や現地でどれくらい利用するのかを検討し、最適なプランを選ぶのがおすすめです。
3~5日間旅行する際にコスパのいいeSIMは?
7日間で1GB利用可能なSailyがおすすめです。
データ容量と料金のバランスがよく、海外旅行で必要な最低限のデータ容量で契約でき、余分な出費を抑えられます。
タイ用のeSIMはAmazonで購入できる?
Amazonや楽天市場でもタイ用のeSIM取り扱い店舗があるので購入可能です。
購入後は、QRコードが記載されたメールが届くか、用紙が自宅に送付されます。
それを読み込んでアクティベート設定を行うとタイでも利用可能です。
ただし、商品や店舗によって異なりますが、アクティベーションコードの申請やQRコードが届くまで数日かかるケースがあります。
eSIMの契約から開通までの時間をかけたくない人や、旅行直前まで手続きを忘れていた人などは、SailyのようなeSIMを使うのをおすすめします。
タイで使えるeSIMは電話番号付き?
タイで使えるeSIMで、電話番号付きのサービスはほとんどありません。
電話番号が欲しい人は、タイでSIMカードを購入する必要があります。
電話番号ではなく、LINEからの通話でも良い場合は、Sailyがおすすめです。
通信速度はやや低速ですが、ネット検索やSNSの利用では問題なく利用できるうえ、利用期間にちょうどいいデータ容量で契約できます。
まとめ:タイで快適に過ごすならeSIMを活用しよう
本記事では、タイでおすすめのeSIMと、現地で行ったeSIMの検証について解説しました。
eSIMは契約から開通までオンラインで完結でき、破損や紛失リスクもないため、安心して利用できるのが特徴です。
適切なデータ量と日数の分だけ契約すれば良いので、データ量などをムダに余らせる心配もありません。
どのeSIMを契約するか悩んでいる人は、本記事で紹介したおすすめのeSIMから検討してみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。