どうも、海外旅行大好きマクリンです。
旅行先での通信環境は、旅の快適さを左右するといっても過言ではありません。
とくにトルコのような異国の地で安心してインターネットするためには、柔軟で経済的な通信手段を選びたいもの。
そこで本記事では、トルコでの実際の使用体験をまじえつつ、eSIMの設定方法やおすすめのeSIMも紹介します。
タップできるもくじ
トルコでeSIMがおすすめの理由
トルコの空港では「Vodafone」「Türk Telekom」「Turkcell」という3つの主要キャリアが空港内にカウンターを設け、観光客向けに現地SIMカードを販売しています。
プラン内容は、30日間でデータ容量25〜30GBと大容量ですが、5,500〜6,000円と高く、1週間から10日程度の短期滞在の旅行者には少々割高。
トルコリラは暴落中ですが、物価はドルベースが基本で毎月のように価格改定があり、相場も常に変動してるため、決して安いわけではありません。
その点eSIMであれば、必要なデータ量に応じたプランを選択でき、コストパフォーマンスにすぐれているのです。
Sailyを例にあげると、7日間で1GB使えるプランが3.99USD(約599円)で利用できます。
また、手続きがオンラインで完結でき、開通まで10分ほどで完了するため、忙しくて時間の確保が難しい人にもおすすめです。
eSIMはスマホに直接埋め込まれているタイプのSIMなので、破損や紛失のリスクもありません。
トルコでeSIMを使う方法
トルコでeSIMを使うには、渡航前と現地でそれぞれ行う手順があります。
本記事では、操作性や価格の安さに定評のあるSailyを例に、わかりやすく解説します。
今回はAndroid端末を使用して手順を進めます。
渡航前の事前設定
日本からトルコに渡航する前に、事前設定を次の手順で行いましょう。
Sailyのプランを購入する
Sailyを使うにはプランの購入が必要です。
アプリをインストールしてアクティベートする
Sailyのプランを購入したら、Google PlayからSailyのアプリをインストールし、アクティベートの設定を完了させましょう。
Saily:旅行用eSIM
Nordvpn S.A.無料posted withアプリーチ
Sailyのアクティベートを設定する
ログイン後、Sailyをアクティベートし、トルコに着いたらすぐにeSIMを使える状態にしておきましょう。
トルコでeSIMに切り替える方法
日本出国前、もしくはトルコに到着したら、Sailyを使用できるように設定します。
SIMをSailyに切り替える
トルコに到着後、インターネットを利用できるように、以下の手順でSIMをSailyに切り替える必要があります。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のライブチャットサポート
トルコでeSIMを使った検証結果
トルコでeSIMを実際に使って検証をしたので、その結果を3つに分けて紹介します。
現地ではSailyを使って検証しました。
速度検証
Fast.comを使ってSailyの速度計測を行ったところ、以下の結果になりました。
Webサイトの閲覧・メールやチャットのやり取りが問題なく行うには、20Mbps以上あれば良いとされています。
実際にトルコで使ったときも、動画のアップロードは厳しいものの、Googleマップはストレスなく使用できました。
使用感
Sailyは英語表記しかないものの、操作性が高く、接続まで5分もかからないので快適でした。
通信も常に安定していて、他社サービスでまれに聞く「旅行中にeSIMが接続できなくなった」というトラブルも発生せず、安心感が強かったです。
Webサイトの閲覧や、X・Instagram・TikTokなどのSNSも快適に視聴できたので、待機時間も退屈せずに過ごせました。
トルコの印象
トルコは深夜に一人歩きしてもトラブルに巻き込まれず、治安の良い国という印象が強いです。
国民のほとんどがイスラム教徒ですが、トルコは戒律が比較的ゆるいので、アルコールを飲んでる人も多く見受けられました。
食事もトルコ料理は日本人に合う味なので、おいしく食べられました。
一つ残念だったことを挙げるとすれば、物価がドルベースなので、商品や食品を安く購入できるわけではなかったこと。
とはいえ穏やかな土地で過ごしやすく、日本人に悪い印象を持っている人も少ないので、またのんびりと行きたいと思える国でした。
トルコでおすすめのeSIM
トルコ旅行でおすすめのeSIMを6つ紹介します。
eSIM | Saily |
Holafly |
Airalo |
KKday |
World eSIM |
Ubigi |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 3.99USD〜22.99USD (約599円〜3,449円) |
700円〜8,400円 | 4.5USD〜26USD(約675円〜3,900円) | 474円〜2,588円 | 660円〜6,980円 | 1,200円〜5,100円 |
データ量 | 1GB〜20GB | 無制限 | 1GB〜10GB | 500MB〜無制限 (1日あたり) |
500MB〜無制限 | 1GB〜10GB |
対応国数 | 150ヶ国以上 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 | 146ヶ国 | 180ヶ国以上 | 200ヶ国以上 |
海外旅行におすすめのeSIMはこちらの記事も参考ください。
Saily
Sailyは、2024年にリリースされたばかりですが、すでに人気が高まっているグローバルeSIMサービスです。
NordVPNを運営するNord Security社が開発したサービスなので、通信だけでなくセキュリティにも定評があります。
150ヶ国以上に対応し、トルコ旅行に行く場合は約599円からとリーズナブルな価格で利用可能です。
データ量 | 1GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|---|
有効期間 | 7日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
料金 | 3.99USD (約599円) |
6.99USD (約1,049円) |
9.99USD (約1,496円) |
15.99USD (約2,399円) |
22.99USD (約3,449円) |
通信速度も25Mbps以上で、動画視聴や調べ物をするのにストレスなく快適に利用できます。
ユーザビリティが高いので、英語が苦手な人でも直感的に操作可能です。
Sailyの口コミは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
150ヶ国でのeSIMプランとシームレスな接続
24時間365日のライブチャットサポート
Holafly
Holaflyは、プランのカスタマイズ性が高いeSIMサービスです。
データ量が無制限で、利用期間を1日単位で変更できるので、データ量が足りなくなったり余分な期間を設定する心配がありません。
トルコで7日間使う場合は料金が3,400円からとSailyと比べて高めですが、データ不足にならないため、気兼ねなく旅行を楽しめます。
データ無制限プランは、トルコ以外にも台湾・アメリカ・メキシコ・タイ・中国・ヨーロッパなど、180を超える国や地域で提供されています。
Holaflyの口コミは、こちらの記事でくわしく紹介しているのであわせて参考ください。
Airalo
Airaloは、200以上の国や地域に展開しているeSIMサービスです。
シンガポールの企業が運営するAiraloは、世界初のeSIMサービスで、500万人以上の利用者が愛用しています。
トルコに行く際の料金は約675円からとお手頃価格で、信頼性も高いです。
各国のeSIMだけでなく、アジアやヨーロッパなどの州全体で使えるものや、124ヶ国で使えるグローバルeSIMなど多岐に渡ります。
KKday
KKdayは、eSIMだけでなく現地ツアーやホテルなどの予約もできる、アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトです。
料金は、1GBを7日間使えるという内容で474円と、かなりの低価格で提供しています。
トルコの場合はデータ量が「1・3・5・10GB」、日数は「7・15・30日間」から選択可能です。
トルコは対象外ですが、国によってはデータ量が1日ごとに回復するプランや、データ量が無制限のプランも提供しています。
ただし「通信が安定しにくい」という声もあるので、利用の際は注意してください。
World eSIM
日本のeSIMを使いたいという人におすすめなのが、World eSIMです。
株式会社ビジョンという日本の東証一部上場企業が運営しているため、海外のeSIMに抵抗がある人は安心して利用できるでしょう。
使用可能なデータ量が500MB〜無制限と自由度が高く、料金も660円からとお手頃価格。
eSIMの対応国数も180ヶ国以上と豊富で、テザリングにも対応しているので、ビジネスシーンでも活躍します。
Ubigi
Ubigiは、買い切りタイプ以外に年間契約もできるeSIMです。
NTTの子会社であるフランスの企業が運営しているため信頼性が高く、200以上の国と地域にサービスを展開しています。
料金は他社よりも高めの1,200円からですが、データ量は1・3・10GBから選択でき、買い切り以外に月額プランも提供してるので、目的に応じた契約ができます。
国によっては年間契約できるプランもあるので、長期留学やビジネスで渡航する人におすすめです。
トルコでeSIMを使うときのよくある質問
トルコでeSIMを使うときによくある質問をまとめてみました。
Amazonや楽天でもトルコ用のeSIMを購入できる?
Amazonや楽天市場でもトルコ用のeSIM取り扱い店舗があるので購入可能です。
購入後は、QRコードが記載されたメールが届くか、用紙が自宅に送付されます。
それを読み込んでアクティベート設定を行うと、トルコでも利用可能です。
ただし、商品や店舗によって異なりますが、アクティベーションコードの申請やQRコードが届くまで数日かかるケースがあります。
eSIMの契約から開通までの時間をかけたくない人や、旅行直前まで手続きを忘れていた人などは、本記事で紹介したSailyのようなeSIMを使うのをおすすめします。
eSIMとSIMのどちらがおすすめ?
eSIMをおすすめします。
eSIMは、SIMカードの差し替えや開通までの時間が短いため、タイパにすぐれています。
また、1台のスマホで2つの回線(電話番号)を持てるため、仕事とプライベートでスマホ2台持っている人は節約にもつながるのです。
しかし、データ量や利用期間によっては物理SIMのほうが安くなるケースも多いため、滞在期間や渡航目的によって使い分けるのが最適です。
eSIMのセキュリティは安心できる?
eSIMは、接続中にデータの送受信をすると一部情報が暗号化されるため、キャリアの情報や個人情報が保護されます。
また、SIMカードの盗難や紛失リスクが軽減され、スマホ自体を盗まれても画面ロックをかけておくことで悪用される心配がなくなります。
そのため、eSIMのセキュリティは安全といえるでしょう。
しかし、eSIMの安全性がいくら高くても、スマホのセキュリティが脆弱だと悪質な攻撃を受ける可能性があるため、スマホのセキュリティも強化しておくことが大切です。
まとめ:トルコ旅行を楽しむならeSIMの利用を検討しよう
本記事では、トルコで使うeSIMのおすすめと、現地で行ったeSIMの検証について解説しました。
1週間程度の旅行で現地SIMを購入すると、データ量や日数が余ってもったいなく感じてしまいますが、eSIMならそれらを解消できます。
eSIMは、必要なデータ量と日数の分だけ契約でき、データが不足しても追加購入可能です。
現地SIMより低価格な場合がほとんどなので、どのeSIMを契約するか悩んでいる人は、おすすめのeSIMから検討してみてください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
海外旅行で使うeSIMのおすすめは?物理SIMとの違いや選ぶポイントもあわせて解説