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Wi-Fiルーターのおすすめはどれ?タイプ別に選び方も紹介

新しいWi-Fiルーター(無線LANルーター)に目がないマクリンです。

インターネットの快適性は、WiFiルーターの性能で決まるといっても過言ではありません。

我が家のようにスマホ・タブレット・ノートPC・プリンターなど、Wi-Fi対応デバイスが増えるほどその差は顕著けんちょ

ヨメ

結局どのルーターが一番いいの?
ルーターにもいろんな種類があるから、どう使うかでどれがいいか変わってくるんだよね!

マクリン

ヨメ

そんなのよく分からないんだけど…。

どのWi-Fiルーターが合うか見極めるには、使い方に合わせてルーターのタイプをしぼる必要があります。

そこで本記事では、数々のルーターを使用してきた僕が、タイプ別におすすめのモデルを紹介していきます。

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マクリン

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マクリン

Makurin

プロフィール

いや、俺なんてそんな、どこにでもいるただのマクリンですよ。当サイトでは、さまざまなガジェット・家電をレビューしています。「Yahoo! JAPANクリエイターズプログラム」のモノ/ガジェットクリエイターとしても活動し、22年4月には書籍「マクサン式Webライティング実践スキル大全」を出版。株式会社makuri・合同会社レイテラス代表取締役。 プロフィール詳細レビューガイドライン・理念

Wi-Fiルーターの種類とおすすめユーザー

Wi-Fiルーターは現在、以下の5種類に大きく分けられます。

いずれのルーターも異なる特徴と利点があるので簡単に紹介していきます。
 

メッシュルーター

メッシュルーターは「メッシュWiFiに対応する無線LANルーター」です。

メッシュWiFiとは「網目状あみめじょうに張り巡らされたWi-Fiネットワーク」のことを指します。

元々は公衆Wi-Fi(カフェ・コンビニ・駅・空港などのWi-Fi)向けに使われていた技術で、2017年半ばから家庭用のWi-Fiルーターにも導入されるようになりました。

メッシュルーター最大の特徴が「複数台のルーターでネットワークを形成すること」です。

このように、モデムとつながったメッシュWi-Fiルーター(本体)と、1つ以上のメッシュWi-Fiサテライトで構成されています。

本体とサテライトは専用の無線バンドで通信し、これらの集合体で網目状のネットワークを形成することから「メッシュWi-Fi」と呼ばれます。

メッシュルーターのメリットとして、場所によらず安定したネットワーク通信を常に得られることです。

マクリン
場所による電波の強弱がほとんどないのが、メッシュルーターの強み!

Wi-Fi6ルーター

近年主流になりつつあるのがWi-Fi6対応のルーターです。

従来のWi-FiであるWi-Fi4やWi-Fi5にくらべ、Wi-Fi6はかなり進化しています。

Wi-Fi6と従来のWiFiの違いは?

通称 周波数帯 規格 最大通信速度
(理論値)
実効スループット
Wi-Fi4
2.4 / 5GHz
IEEE802.11n
600Mbps
150Mbps
Wi-Fi5
5GHz
IEEE802.11ac
6.9Gbps
800Mbps
Wi-Fi6
2.4 / 5GHz
IEEE802.11ax
9.6Gbps
1Gbps以上

最大通信速度は9.6Gbps、実測値に近い実効スループットでも1Gbps超えと有線LAN並みの速度を発揮します。

ただ、ひとつ注意しなくてはならないのは、デバイス側もWi-Fi6に対応している必要があるということです。

例えばiPhoneでは11シリーズ以降からWi-Fi6に対応しているため、それより古いiPhoneだと、たとえルーター側がWi-Fi6対応でもその性能は出ません

近年のノートPCやスマホは基本Wi-Fi6対応ですが、古いデバイスを使うときはこの点に注意しましょう。

Wi-Fi6Eルーター

WiFi6よりさらに新しいWi-Fi規格が「Wi-Fi6E」です。

iPhone 15シリーズがWi-Fi6Eに対応したのを皮切りに、Wi-Fi6E対応ルーターはどんどん増えています。

Wi-Fi6EのEが「Expand(拡張)」の略称であるとおり、基本Wi-Fi6ベースではあるものの、着実に進化しています。

通称 周波数帯 規格 最大通信速度
(理論値)
実効スループット
Wi-Fi5
5GHz
IEEE802.11ac
6.9Gbps
800Mbps
Wi-Fi6
2.4 / 5GHz
IEEE802.11ax
9.6Gbps
1Gbps以上
Wi-Fi6E
2.4 / 5 / 6GHz
IEEE802.11ax
9.6Gbps
4Gbps以上

最大通信速度こそWi-Fi6と同じ9.6Gbpsですが、実効スループットが4倍の4Gbps以上とかなりの高速ぶりを発揮します。

さらに6GHz帯を唯一もち、周波数帯がカブらないので混線しづらい強みがあります。

ただ先ほどのWi-Fi6と同様、デバイス側もWi-Fi6Eに対応している必要がある点に注意しましょう。

とはいえ、Wi-Fi6E環境を実現できたときの快適性は別格で、6GHz帯の優位性は現状かなり高いです。
 

Wi-Fi7ルーター

実は、Wi-Fi6Eよりさらに速い「Wi-Fi7」もあります。

通称 周波数帯 規格 最大通信速度
(理論値)
実効スループット
Wi-Fi6
2.4 / 5GHz
IEEE802.11ax
9.6Gbps
1Gbps以上
Wi-Fi6E
2.4 / 5 / 6GHz
IEEE802.11ax
9.6Gbps
4Gbps以上
Wi-Fi7
2.4 / 5 / 6GHz
IEEE802.11be
46Gbps
14Gbps以上

最大通信速度でも実効スループットでも4倍程度とずば抜けた高速化を実現しています。

6GHz帯も2倍の320MHzに拡張し、同バンドの実力をさらに引き出せる仕様に進化。

ただし、現時点では対応デバイスがかなり限定され、Xiaomi 14 UltraやPOCO F6 Pro、Xperia 1 IVやAQUOS R9など、一部のAndroidスマホのみです。

マクリン
iPhoneもまだ対応してません…!

とはいえ1〜2年後には主流になってくるでしょうし、下位互換もバッチリなので、今のうちからWi-Fi7ルーターを導入するのもアリです。

Wi-Fi5ルーター

Wi-Fi6やWi-Fi6Eルーターがいかに速いとはいえ、現在のボリュームゾーンはWi-Fi5ルーター

家電量販店に置いているルーターのほとんどは、このタイプになります。

メッシュルーターやWi-Fi6Eルーターが登場したこともあり、ますます手頃価格になってきています。

Wi-Fi6やWi-Fi6Eルーターがその真価を発揮するには、デバイス側もそのWi-Fi規格対応でないといけませんが、Wi-Fi5ルーターはそれを気にする必要がありません。

マクリン
なぜなら多くのノートPCやスマホはWi-Fi5対応だから!

ルーターの性能を100%出し切れ、かつ安いため、コスパ観点では最強といっても過言ではありません。

接続設定も簡単に済む製品が多く、家電にくわしくない人でも取り扱いやすいのもメリットです。
 

各ルーターがおすすめの人

各Wi-Fiルーターが適している人は以下のとおりです。

各ルーターの想定ユーザー

一軒家や部屋数が多いなど、広エリアで安定したインターネット環境を得たい人には、メッシュルーターをおすすめします。

Wi-Fiにつなぐデバイスが多い人はWi-Fi6ルーターがベター。

動画視聴はもちろん、シビアなオンラインゲームでは速度遅延が命取りであるため、とにかくスピード重視の人はWi-Fi6Eルーターです。

価格も性能もそこそこにおさえたい人はWi-Fi5ルーターを選びましょう。

Wi-Fiルーターのおすすめをタイプ別に紹介

ここからは、タイプ別にWi-Fiルーターのおすすめ商品を挙げていきます。

 

メッシュルーター

メッシュルーターのおすすめ4製品の性能をまとめると以下のとおりです。

製品名 Wi-Fi規格 対応バンド 最大通信速度 WAN/LANポート数 IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)
バッファロー「WNR-5400XE6P/2S
Wi-Fi6E 2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】573Mbps
【5GHz】2401Mbps
【6GHz】2401Mbps
2.5Gbps対応WAN x 1
ギガビットLAN x 3
TP-Link「Deco XE200
Wi-Fi6E 2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】1148Mbps
【5GHz】4804Mbps
【6GHz】4804Mbps
10Gbps対応WAN/LAN x 1
ギガビットWAN/LAN x 2
NETGEAR「Orbi 9 AXE11000
Wi-Fi6E 2.4GHz + 5GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】1147Mbps
【5GHz】2402Mbps
【5GHz】2402Mbps
【6GHz】4804Mbps
10Gbps対応WAN x 1
2.5Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
LINKSYS「AX4200
Wi-Fi6 2.4GHz + 5GHz + 5GHz 【2.4GHz】574Mbps
【5GHz】1201Mbps
【5GHz】2402Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 3

4製品のうち、LINKSYS AX4200以外はWi-Fi6E対応なので、速度にこだわる人はこちらのほうがおすすめです。

なかでもTP-Link Deco XE200NETGEAR Orbi 9は、WANポートが10Gbps対応であり、10ギガの光回線すら最大限活かせる超高速仕様となっています。

価格こそ6万円/台と張るものの、NETGEAR Orbi 9は4つの周波数帯を使えるクアッドバンド対応です。

Wi-Fiデバイスの多い環境ほど真価を発揮するので、広範囲にわたって安定したWi-Fiネットワークを築きたいなら本機を置いて他にないでしょう。

 

Wi-Fi6Eルーター

Wi-Fi6Eルーターのおすすめは以下のとおりです。

製品名 対応バンド 最大通信速度 WAN/LANポート数 IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)
バッファロー「WXR-11000XE12
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】1147Mbps
【5GHz】4803Mbps
【6GHz】4803Mbps
10Gbps対応WAN x 1
10Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
TP-Link「Archer AXE5400
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】574Mbps
【5GHz】2402Mbps
【6GHz】2402Mbps
2.5Gbps対応WAN/LAN x 1
ギガビットWAN/LAN x 1
ギガビットLAN x 3
NEC「Aterm WX11000T12
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】1147Mbps
【5GHz】4804Mbps
【6GHz】4804Mbps
10Gbps対応WAN x 1
10Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
エレコム「WRC-XE5400GSA-G
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】574Mbps
【5GHz】2402Mbps
【6GHz】2402Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 4

このうち性能面ですぐれているのはバッファロー WXR-11000XE12NEC Aterm WX11000T12

最大通信速度が高いのにくわえ、WANポートが10Gbps対応であり、高速性にこだわった仕様となっているからです。

外観面ではバッファローが可動式アンテナ、NECがアンテナ内蔵であるため、Wi-Fi電波の方向を調整したいときはバッファロー WXR-11000XE12、設置時のスマートさを優先するならNEC Aterm WX11000T12がおすすめです。

Wi-Fi6ルーター

おすすめのWi-Fi6ルーターのスペックは以下のとおりです。

製品名 対応バンド 最大通信速度 WAN/LANポート数 IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)
バッファロー「WXR-6000AX12P
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】1147Mbps
【5GHz】4803Mbps
10Gbps対応WAN x 1
10Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
TP-Link「Archer AX80
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】1148Mbps
【5GHz】4804Mbps
2.5Gbps対応WAN/LAN x 1
ギガビットWAN/LAN x 1
ギガビットLAN x 3
NEC「Aterm WX5400HP
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】574Mbps
【5GHz】4804Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 4
アイ・オー・データ「WN-DAX3600QR
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】1147Mbps
【5GHz】2402Mbps
2.5Gbps対応WAN x 1
ギガビットLAN x 4

いずれも2.4GHzと5GHzのデュアルバンドですが、最大通信速度ではアイ・オー・データ以外の3製品が最速でならんでいます。

ただポートをふまえると、バッファロー WXR-6000AX12Pが唯一の10Gbps対応WAN/LANを搭載し、速度面ではこちらが頭ひとつ抜けています。

とはいえTP-Link Archer AX802.5Gbps対応WANをもち、外観もアンテナすっきりの縦置きタイプ。

価格の手頃感(1.5万円程度)も考慮すると、本機がもっともおすすめです。

 

Wi-Fi5ルーター

主要なWi-Fi5ルーターのスペックをまとめました。

製品名 対応バンド 最大通信速度 WAN/LANポート数 IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)
バッファロー「WSR-2533DHPLS
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】800Mbps
【5GHz】1733Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 3
TP-Link「Archer C80
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】600Mbps
【5GHz】1300Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 4
NEC「Aterm WG2600HM4
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】800Mbps
【5GHz】1733Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 4
アイ・オー・データ「WN-DX1200GR
2.4GHz + 5GHz 【2.4GHz】300Mbps
【5GHz】867Mbps
ギガビットWAN x 1
ギガビットLAN x 4

最大通信速度ではバッファロー WSR-2533DHPLSNEC Aterm WG2600HM4が優秀です。

いずれもアンテナ内蔵タイプでスマートに置けるので、見た目にも邪魔になりません。

バッファローとNECのいずれにするかは正直好みの差かと。

4製品とも1万円未満で買え、リーズナブルな同規格ですが、その中でもさらに価格をおさえるなら5千円を切るTP-Link Archer C80がおすすめです。

Wi-Fi7ルーター

各社からWi-Fi7ルーターも出揃ってきています。

製品名 対応バンド 最大通信速度 WAN/LANポート数 IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)
バッファロー「WXR18000BE10P
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】688Mbps
【5GHz】5764Mbps
【6GHz】11529Mbps
10Gbps対応WAN x 1
10Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
TP-Link「Archer BE805
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】1376Mbps
【5GHz】5760Mbps
【6GHz】11520Mbps
10Gbps対応WAN x 1
10Gbps対応LAN x 1
ギガビットLAN x 3
アイ・オー・データ「WN-7T94XR
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】688Mbps
【5GHz】2882Mbps
【6GHz】5765Mbps
10Gbps対応WAN x 1
2.5Gbps対応LAN x 3
エレコム「WRC-BE94XS-B
2.4GHz + 5GHz + 6GHz 【2.4GHz】688Mbps
【5GHz】2882Mbps
【6GHz】5765Mbps
10Gbps対応WAN x 1
2.5Gbps対応LAN x 3

性能面で選ぶならTP-Link Archer BE805バッファロー WXR18000BE10Pがおすすめです。

最大通信速度で10ギガ以上なのにくわえ、WANポートも10Gbps対応と超高速仕様。

我が家ではTP-Link Archer BE805を10ギガ回線「enひかりクロス」との組み合わせで実際に使用し、Wi-Fi環境下でも1Gbpsを超えています。

 
まさに次世代の光回線にしっかり応えるルーターといえるでしょう。

ただ価格はその分5万円以上と割高ではあるので、金額をもう少しおさえるなら2万円台のアイ・オー・データ WN-7T94XRエレコム WRC-BE94XS-Bがおすすめです。

Wi-Fiルーターのおすすめまとめ

本記事はWi-Fiルーターのおすすめを紹介しました。

ルーターの性能進化は早いので、そのとき出ている最新モデルの導入をおすすめします。

マクリン
本記事で紹介したルーターなら、どれも満足できる1台になるはずですよ!

どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。

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