光回線は高速化が年々進み、10ギガ対応が徐々に増えつつあります。
とはいえ同じ10Gの光回線でも、実測値・料金・利用できるサービスやキャンペーンがプロバイダで異なるので、適当に決めてしまうのも考え物。
そこで本記事では、10G光回線がどういうものか解説し、おすすめの10G対応プロバイダを紹介します。
タップできるもくじ
最大10ギガ(Gbps)対応の光回線とは?
最大10ギガ対応の光回線とは「最大10Gbpsの通信速度が出せるプラン」のことです。
一般的な光回線は最大通信速度1Gbpsまでですが、現在はフレッツ光や大手プロバイダが10ギガ回線の提供を始めています。
通信速度が速くなることで、サイトや画像表示が速くなり、大容量データのやり取りがスムーズになります。
一方、10ギガ対応の光回線は「対応エリアが限られている」「価格が高い」などのデメリットもあります。
メリット
10G光回線のメリットを解説します。
通信速度が圧倒的に速い
10G光回線は通信速度が圧倒的に速いのがメリットです。
enひかりの1ギガと10ギガの実測値をみんなのネット回線速度(みんそく)のデータで比較します。
プラン | 下り平均速度 | 上り平均速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
1ギガ | 348.44Mbps | 437.63Mbps | 14.41ms |
10ギガ | 1146.62Mbps | 1649.18Mbps | 9.89ms |
1ギガプランは300〜400Mbpsなのに対し、10ギガプランは1Gbps以上の速度が出ています。
我が家でもenひかりを使っていますが、1ギガプラン時は200Mbps台でしたが、10ギガプランに変えて2Gbps程度出るようになりました。
つまり10G光回線は、1Gの最大通信速度以上が実測で出るということになります。
4K・8Kの高画質ストリーミング動画を見たり、オンラインゲームを複数部屋でしても、10Gなら遅延によるラグがほとんどなく、サクサクインターネットを楽しめます。
ストリーミング動画の視聴や動画配信、オンラインゲームにオンラインWEB会議まで、インターネットを快適に利用できるのがメリットです。
複数台での同時接続でも安定している
複数の端末を同時接続すると、速度を分け合うために台数が増えれば増えるほど速度が落ちてしまいます。
その点10G光回線なら元々の通信速度が速いため、複数の端末を同時接続しても安定した通信が可能です。
家族で使用していて不満がある人は、10G光回線にすればストレスなくインターネットを楽しめます。
デメリット
10G光回線のデメリットを解説します。
提供エリアが限られている
10G光回線が提供されているエリアは限られ、1Gに比べるとかなり限定的です。
例えばenひかりの場合、10Gは7ヶ所(2府5県)でのみ提供されています。
また、対応エリアでも集合住宅は利用できない場合もあるため注意しましょう。
1G光回線より料金が高い
10Gプランは1Gプランと比較し、月額料金が300円〜1,600円ほど高くなります。
プロバイダ | 1G月額料金 | 10G月額料金 |
---|---|---|
enひかり | 4,620円 | 4,917円 |
コミュファ光 | 5,170円〜 | 5,940円~ |
auひかり | 5,610円〜 | 6,468円~6,798円 |
ドコモ光 | 5,720円〜 | 6,380円〜 |
eo光 | 5,448円 | 6,530円 |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 6,380円 |
J:COM NET | 5,610円 | 6,710円 |
おてがる光 | 4,708円 | 6,160円 |
GMOとくとくBB光 | 5,390 | 5,940円 |
料金が高くなる分、通信は快適になりますが、料金と快適さのどちらを重視するかで選びましょう。
専用の工事や機器が必要
現在光回線を利用している場合でも、10Gを利用するための工事が必要です。
会社によっては工事費無料キャンペーンを実施しているところもあるため、初期費用を抑えたい人はキャンペーンにも注目して選びましょう。
また、ルーターやLANケーブルといった接続機器も10G対応のものを用意する必要があります。
ここでいう「10G対応のもの」とは、Wi-Fi規格「Wi-Fi 7」対応の機器をそろえるという意味です。
通称 | 周波数帯 | 規格 | 最大通信速度 (理論値) |
---|---|---|---|
Wi-Fi 6 | 2.4 / 5GHz | IEEE802.11ax | 9.6Gbps |
Wi-Fi 6E | 2.4 / 5 / 6GHz | IEEE802.11ax | 9.6Gbps |
Wi-Fi 7 | 2.4 / 5 / 6GHz | IEEE802.11be | 46Gbps |
Wi-Fi 6Eでも十分速いですが、Wi-Fi 7はさらに速く、最大通信速度にいたっては4倍以上の差があります。
最大通信速度を見ても分かるとおり、従来の光回線(最大1Gbps)だとWi-Fi 7の実力を発揮しきれず、10ギガ回線にしないともったいないです。
つまり10G光回線の力を引き出すためには「10ギガ回線 / Wi-Fi 7対応ルーター / Wi-Fi 7対応デバイス」をそろえる必要があります。
ルーターは自分で用意するほか、契約する光回線によってはルーターキャンペーンもあり、それを利用すれば安く買えます。
10G光回線の選び方
自分に合った10G光回線を選ぶ方法を、次の4つに分けて紹介します。
提供エリア
提供エリアは、使用する光回線の種類ごとに決まっています。
光回線の10G対応エリアで範囲がもっとも広いのがNURO光です。
光コラボとauひかりとの提供エリアで比較してみましょう。
光コラボ | 20ヶ所(1都2府17県) |
---|---|
auひかり | 4ヶ所(1都3県) |
NURO光 | 24ヶ所(1道1都2府20県) |
NURO光でも全国47都道府県のうち、提供エリアは約半分ほどです。
eo光・コミュファ光にいたっては、それぞれ関西と中部地方という狭い地域に限られます。
1Gなら光コラボとauひかりは全国で広く提供されているものの、10Gとなると選択肢を考えないといけません。
実測値
インターネットの最大通信速度は、目安として理論値が表示されています。
通信速度に影響が出ない最高環境下での数値なので、実際にそのとおりの速度が出るというわけではありません。
ここで重要となるのが、実際の速度である実測値です。
実測値はFast.comやみんなのネット回線速度(みんそく)など、回線速度測定サイトで手軽に測定することができます。
フレッツ 光クロスの通信速度をためしに見てみましょう。
光回線 | 下り平均速度 | 上り平均速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|
フレッツ 光クロス | 1028.57Mbps | 1419.6Mbps | 14.45ms |
上記は、直近3ヶ月で4506件の測定結果から平均値を計算したものです。
メリットの項目でも触れましたが、10Gが従来の光回線よりいかに高速なのかを証明している結果となりました。
10G光回線を契約するなら、少なくともこの実測値に迫る速度を求めたいところです。
料金
毎月の通信費を考えるなら料金は安いに越したことはありませんが、10Gプランはどの光回線も基本的に高額です。
一般的な1Gの戸建てプランよりも高い料金に設定され、平均的に6~7千円程度を考えておくべきでしょう。
高額な料金と引き換えに10ギガの利用にメリットを感じるかは、それに付随するプラスアルファがあるかどうかがポイントになります。
利用できるサービスとキャンペーン
10Gプランを契約するうえで「そのプロバイダでどのようなサービスを受けられるか」も重要です。
お店で使えるポイントが付与されたり、乗り換え時やトラブルの際に手厚いサポートを受けられるなど、毎日使うインターネット以外にどんなメリットを受けられるかもチェックしておきましょう。
また、入会時に受けられる初回特典にも注目です。
10ギガを提供しているプロバイダのほとんどが、新規申込特典で次のようなキャンペーンを実施しています。
- 月額長期割引
- 工事費無料
- キャッシュバック
- プレゼントキャンペーン
- スマホのセット割
10Gプランは通常よりも費用がかかるため、利用開始から継続維持のコストを考えなくてはいけません。
速いからといって考えなしに契約してしまうと、費用に見合ったメリットを得られず、結果的に損をしてしまう場合もあり得るからです。
10G光回線を項目別に比較
10G光回線の主要10社を以下の項目別に比較していきます。
提供エリア
10G光回線10社の提供エリアを多い順にあげていきます。
順位 | プロバイダ | 提供エリア数 |
---|---|---|
1位 | NURO光 | 24ヶ所(1道1都2府20県) |
2位 | enひかり | 21ヶ所(1道1都2府17県) |
3位 | ドコモ光 | 20ヶ所(1都2府17県) |
3位 | ソフトバンク光 | 20ヶ所(1都2府17県) |
3位 | GMOとくとくBB光 | 20ヶ所(1都2府17県) |
6位 | おてがる光 | 17ヶ所(1道1都2府13県) |
7位 | J:COM NET | 8ヶ所(1都2府5県) |
8位 | eo光 | 7ヶ所(2府5県) |
9位 | auひかり | 4ヶ所(1都3県) |
10位 | コミュファ光 | 4ヶ所(4県) |
提供エリア数1位はNURO光の24ヶ所で、次いでenひかり、そのあとに光コラボ勢が続きます。
全国で使える光コラボをおさえての1位は意外かもしれませんが、NURO光は2013年4月15日に提供を開始している高速通信サービスのさきがけです。
2015年2月1日から提供開始した光コラボに対し、NURO光は約2年ほど早く展開されているので、高速通信の拡充対応がどこよりも迅速といえます。
一方、全国展開をしているauひかりが、10Gプランの提供エリアに苦戦しているのが印象的です。
KDDI傘下の関西圏でauひかりより人気の高いeo光が、本家よりも広い提供エリアで健闘しています。
実測値
10G光回線10社の実測値を、みんそくのランキングで比較します。
順位 | 光回線 | 下り平均速度 | 上り平均速度 | 平均Ping値 |
---|---|---|---|---|
1位 | コミュファ光(10ギガ) | 1365.49Mbps | 1533.37Mbps | 11.07ms |
2位 | enひかり(10ギガ) | 1146.62Mbps | 1649.18Mbps | 9.89ms |
3位 | GMOとくとくBB光(10ギガ) | 989.92Mbps | 1944.85Mbps | 12.89ms |
4位 | おてがる光(10ギガ) | 918.4Mbps | 1021.62Mbps | 10.23ms |
5位 | eo光 | 842.04Mbps | 774.78Mbps | 14.39ms |
6位 | NURO光 | 632.41Mbps | 642.5Mbps | 11.59ms |
7位 | J:COM NET | 571.14Mbps | 507.94Mbps | 16.68ms |
8位 | auひかり | 545.37Mbps | 568.23Mbps | 14.39ms |
9位 | ソフトバンク光 | 307.94Mbps | 373.92Mbps | 15.79ms |
10位 | ドコモ光 | 277.22Mbps | 324.18Mbps | 18.25ms |
みんそく上で10ギガの実測値が確認できたのは、コミュファ光・enひかり・おてがる光・GMOとくとくBB光の4社のみでした。
残り6社は参考として、通常プランをふくめたランキング付けをしています。
1位のコミュファ光は圧倒的な実測値を計測し、平均速度は1.3Gbps以上と断トツです。
オンラインゲームに最適応した「コミュファ光ゲーミングカスタム」というオプションに加入することで、最高パフォーマンスの光回線を利用できます。
つづいてenひかりが2位にランクインし、コミュファ光までとはいかないまでも平均1.1Gbps以上の通信速度を記録しています。
3位のGMOとくとくBB光、4位のおてがる光も平均約1Gbpsの通信速度です。
みんそく上で10ギガプランの実測値が確認できなかった残り6社は、Xの口コミから調査しました。
10G光回線の実測値は最低500Mbps以上、平均2Gbps以上が目安になるでしょう。
月額料金
10G光回線10社の月額料金を、安い順にランキングで比較します。
順位 | プロバイダ | 月額料金 |
---|---|---|
1位 | enひかり | 4,917円 |
2位 | NURO光 | 5,700円 |
3位 | コミュファ光 | 5,940円~ |
3位 | GMOとくとくBB光 | 5,940円~ |
5位 | おてがる光 | 6,160円 |
6位 | ドコモ光 | 6,380円 |
6位 | ソフトバンク光 | 6,380円 |
8位 | auひかり | 6,468円〜 |
9位 | eo光 | 6,530円 |
10位 | J:COM NET | 6,886円 |
10Gプランの料金では、光コラボ最安クラスのenひかりが1位になりました。
期間なし・違約金なしは10Gプランにも適用され、月額料金最安とあわせ、文句なしの1位です。
つづいてNURO光が続き、3位にはコミュファ光、GMOとくとくBB光がランクインしています。
10位のJ:COM NETは、月額料金がひときわ高く、enひかりの約7割増しなのはコスパ面で難点があります。
おすすめの10G光回線をランキング順に紹介
主要な10G光回線をエリア・実測値・料金から総合的に評価し、その結果をランキング順に紹介します。
1位:enひかり
1位には「enひかり(enひかりクロス)」が輝きました。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
初期費用 | 新規:3,300円 転用:2,200円 |
工事費 | |
月額料金 | 4,917円 ※ルーターレンタルを希望の場合:+ 550円 |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
セット割対象 | UQモバイル・ahamo・povo |
キャンペーン |
業界最安値の月額料金に快適な高速通信、契約期間・違約金なしなど、お手軽なのに高水準のサービスが特徴です。
これまでも月額5,445円と10G光回線の中で最安クラスでしたが、2024年10月1日より月額4,917円に値下げされました。
唯一ネックだった工事費は、2021年10月5日より終了日未定でいつでも無料で申し込めるようになりました。
Wi-Fi7またはWi-Fi6対応の10Gbpsポート搭載ルーターも、キャンペーンで破格値で購入でき、長期利用ならレンタルよりも断然オトクです。
通信速度も速く、我が家の実測値で2Gbps前後を記録しています。
対応エリアは21ヶ所と広く、2024年10月25日には新たに8県の一部エリアで10G光回線に対応する予定です。
セット割は「ahamo」「povo」といった格安プランに唯一対応し、少額ながらユーザーにとってうれしいポイント。
サポート体制もユーザーからの悪い評判がほとんどなく、季節ごとにenひかりからプレゼント(そうめん)が贈られてきます。
戸建て・マンションどちらでも10Gプランに対応し、キャンペーンが乏しいことを除けば、文句なしにユーザー満足度の高い10G光回線です。
2位:GMOとくとくBB光
2位はプロパイダ大手のGMOが提供する「GMOとくとくBB光」です。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 5,940円 ※ルーターレンタルを希望の場合:+ 390円 |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
セット割対象 | なし |
キャンペーン |
|
GMOとくとくBB光は光コラボアワード2023で総合満足度を含む5部門でNo.1に輝くなど、評価の高い光コラボです。
対応エリア・通信速度・料金のすべての項目で3位に輝き、バランスの取れた光回線であることがわかります。
10G対応のルーターを月額390円でレンタル可能、工事費実質無料や最大113,000円の高額キャッシュバックにより、初期費用を抑えられるのもメリットです。
契約期間の縛りや解約金も発生しないため、まずは試してみたいという人にもおすすめです。
3位:NURO光
3位は、元祖・家庭用最速インターネット「NURO光」です。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NURO光10G提供エリア確認 |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 3年契約:3,850円~5,700円 期間なし:8,300円 |
契約期間 |
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解約金 | 3年契約時:4,400円 |
セット割対象 | ソフトバンク |
キャンペーン |
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10G対応光回線で最大の提供エリアをほこり、戸建・マンションどちらからでも利用できます。
工事費実質無料に高速無線LAN込みで控えめな月額料金、おうち割で最大10人までソフトバンクスマホ代を1,100円割引できるコスパの高さが特徴です。
本家NURO光に比べて10Gプランのキャンペーンが弱く、2022年11月現在はキャッシュバックがないこともランキングに響いています。
そのほかにも「工事が2回ある」「サポート対応の評判が良くない」「通信速度が不安定になることが多い」など、注意点があります。
それでもトップクラスの提供エリアとコスパの高さなので、10G対応光回線のなかでも上位のおすすめプロバイダです。
4位:コミュファ光
4位は、中部地方限定の「コミュファ光」です。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | コミュファ光エリアチェック |
初期費用 | |
工事費 | |
月額料金 | ネットのみ:5,940円~6,490円 ※コミュファ光ゲーミングカスタムは+ 770円 |
契約期間 |
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解約金 |
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セット割対象 | au・UQモバイル |
キャンペーン |
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コミュファ光は、電力系光回線のなかでも特典が豊富で、中部地方で高い人気があります。
各種特典は10Gプランでも適用されるものが多く、高額キャッシュバックが魅力です。
他社から乗り換え時は、違約金を常識の範囲内で全額補填してくれ、10Gプランへの申し込みだけでコミュファ光と中部電力からそれぞれキャッシュバックがもらえます。
新規申込時に「コミュファ光スタート割」を適用すると、さらに豪華な特典を受けられます。
- 工事費無料
- 初期費用無料(契約事務手数料・光電話工事費・番号ポータビリティ工事費)
- 光割引キャンペーン(1年間月額3,980円)
コミュファ光は2022年7月から規約が改定され、スタート割適用時の最低利用期間を除き、契約期間がなくなりました。
解約時に必要だった撤去工事も任意となり、解約時のハードルが下がったことも順位の理由です。
もうひとつの大きな特徴に、引っ越し時の移転先がコミュファ光提供エリア外でも、サービスをそのまま利用できることがあげられます。
コミュファ光は、提供エリア内では中部電力が所有する光回線を使用し、エリア外での利用時にはNTTのフレッツ光と接続します。
引っ越し時もコミュファ光のサービスを継続できるので、強制解約の心配がありません。
ただし、コミュファ光を利用するには、提供エリア内からの申し込みが必須です。
「引越し時は10Gプランを利用できない可能性があること」「豊富なキャンペーンはプロバイダをコミュファ光にすることが条件」など、注意点がいくつかあります。
これまでのデメリットを大幅に解消し、戸建とマンションどちらでもオトクに始められるコミュファ光は、かなりおすすめの10G光回線です。
5位:おてがる光
5位にはフレッツ光クロスを用いた光コラボ「おてがる光」がランクインしました。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | ※ルーターレンタルを希望の場合:+ 550円 |
契約期間 | なし |
解約金 | なし |
セット割対象 | なし |
キャンペーン |
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おてがる光は月額料金が6,160円とほかと比べると少し割高ですが、キャンペーンで永年726円割引、11ヶ月間は1,452円割引で月額4,708円〜5,434円で利用できます。
割引後の料金は最安級のため、月額料金を抑えて利用したい人は今がチャンスです。
ほかにも工事費が実質無料になるキャンペーンや、2ヶ月以内であれば工事費の残債不要で解約できるキャンペーンも実施中。
契約期間がなく、いつ解約しても解約金は発生しない点もメリットです。
対応エリアはフレッツ光クロスと同じで、通常プランに比べると狭いものの、実測値ランキングでは4位と高速通信を行えます。
6位:ドコモ光
携帯キャリアのシェアNo.1、NTTドコモの「ドコモ光」が6位に入りました。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | 戸建: マンション: |
月額料金 | タイプA・2年契約:6,380円 タイプA・期間なし:8,030円 タイプB・2年契約:6,600円 タイプB・期間なし:8,250円 単独タイプ・2年契約:5,940円 単独タイプ・期間なし:7,590円 |
契約期間 | 2年 |
解約金 | 5,500円 |
セット割対象 | ドコモ |
キャンペーン |
|
ドコモ光はプロバイダを選べるので、気に入ったサービスで10Gプランを選ぶことができます。
- OCNインターネット
- GMOとくとくBB
- @nifty
- アンドライン
- @TCOM
- hi-ho
- ic-net
- BBエキサイト
- エディオンネット
- アサヒネット
新規申込で工事費無料と最大100,000円キャッシュバックがある「GMOとくとくBB」がおすすめプロバイダです。
自由にプロバイダを選べるドコモ光ですが、実際にはキャンペーンが全体的に乏しいので、ほぼGMOとくとくBB一択になります。
単独プランは基本料金のほかにプロバイダ料が別途かかり、割高になるうえ、必ずしも10Gプランを使えるとは限りません。
細かいところでは、10Gプランと光電話は併用できないので注意が必要です。
そのほかのメリットはドコモとのセット割が使える唯一の光コラボという点で、必然的にドコモユーザー専用の10G回線といわざるを得ないでしょう。
7位:ソフトバンク光
光コラボ大手の「ソフトバンク光」が7位にランクインです。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | NTT東日本エリア NTT西日本エリア |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 2年契約:6,380円 5年契約:5,830円 ※戸建プランのみ 期間なし:7,590円 |
契約期間 | 2年と5年 |
解約金 |
|
セット割対象 | ソフトバンク・ワイモバイル |
キャンペーン |
|
ソフトバンク光の工事費は戸建とマンション共通の料金ですが、10Gプランは月額料金も同様になっています。
新規・乗り換えどちらも工事費用は実質無料で、初回2年間は月額料金から1,320円が割引されます。
5年契約プランは一見安く見えますが、光テレビの月額料金825円が必要になるので実際には割高です。
ソフトバンク光は他社からの乗り換え時に最大10万円まで、違約金をキャッシュバックしてくれる「あんしん乗り換えキャンペーン」が目玉になっています。
ただし、キャッシュバックは普通為替なので郵便局で換金する必要があります。
それ以外にソフトバンクとワイモバイルのセット割が使えるなど、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーに手厚いサポートが特徴的です。
新規申込だと工事費実質無料以外に大きな特典がなく、本記事で比較した10G対応光回線のなかでは月額料金も高額なので優先度は低いと思われます。
8位:eo光
関西圏では、光コラボ以上の人気をほこる「eo光」が8位にランクインしました。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | eo光 サービス提供エリアの確認 |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 即割適用時:6,530円 即割非適用時:6,530円~6,635円 |
契約期間 | 最低利用期間:2年と1年 |
解約金 |
|
セット割対象 | au・UQモバイル |
キャンペーン |
|
最低利用期間を過ぎればいつでも無料で解約できるほか、光テレビや電気・ガスといったインフラ系サービスが豊富な10G対応光回線です。
キャンペーンは豊富ですが、他社10G対応光回線と大きな違いはなく、基本的な初回特典といえるでしょう。
eo光はどの住居タイプでも基本的に10Gプランを利用できますが、マンションタイプの費用は導入している建物に問い合わせないと分からないのが難点です。
悪くはないけど際立って良いともいえず、提供エリア・料金ともに10G回線のなかでは平均的なサービスといえます。
9位:J:COM NET
9位は、大手CATVのJ:COMが運営する「J:COM NET」です。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | J:COM NET公式サイト |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 6,886円 |
契約期間 | 2年間 |
解約金 |
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セット割対象 | au・UQモバイル |
キャンペーン |
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10社中で月額料金と解約金がもっとも高く、コスパ面ではおすすめするのが難しい10G対応光回線です。
解約時は設備撤去に費用が発生するため、現状では他社の乗り換えサポートを利用する以外に避ける方法がありません。
3ヶ月間月額料金が割引される「WEB限定スタート割」は、利用する地域によって割引額が変わり、必ずしも公式で明記されている金額どおりにはならないのが不安をあおります。
工事費は2年間の継続利用で無料となるものの、それ以外のメリットが少ないのもこの順位の要因です。
公式サイトの説明がわかりにくい点も、初心者にはおすすめしにくい光回線です。
CATVなので専門チャンネルは豊富にあり、テレビ番組を楽しむのがメインの人向けといえるでしょう。
10位:auひかり
最下位は「ずっとギガ得割」や「スマートバリュー」などでおなじみの、auユーザーに人気が高い「auひかり」です。
区分 | 料金 |
---|---|
提供エリア | 提供エリア検索 |
初期費用 | 3,300円 |
工事費 | |
月額料金 | 3年契約ネットのみの場合 1年目:6,468円 2年目:6,358円 3年目:6,248円 4年目以降;6,798円 |
契約期間 |
|
解約金 | 4,730円 |
セット割対象 | au・UQモバイル |
キャンペーン |
|
KDDIは2022年7月1日に規約を改定し、これまで引っ越しや解約時に請求されていた撤去工事費用が任意に変わりました。
これにともない、契約解除料の減額と新規工事料相当額割引の分割回数を35回にまで大幅緩和されています。
規約変更により、これまで申し込みを躊躇していたauユーザーのハードルが下がりました。
またauひかりは、プロバイダによってキャンペーン内容が変わります。
一番オトクなのが、最大94,000円のキャッシュバックと高性能Wi-Fiルーターがもらえる「GMOとくとくBB」です。
10G対応光回線のなかで最大級のキャッシュバック額をもらえるauひかりですが、プロバイダがほぼ限定される点を覚えておきましょう。
- @nifty
- @TCOM
- au one net
- BIGLOBE
- DTI
- So-net
- GMOとくとくBB
また、新規工事料相当額割引は月額550円の光電話が必須となり、月額料金が初月7,018円と高くなってしまうのが難点です。
「auスマートバリューがほぼ必須」「10Gプランは戸建専用などユーザーを限定してしまう」ことでこの順位となりました。
10G光回線はどういう人に必要?
どういう人に10G光回線が必要なのか、おすすめな人とおすすめできない人に分けて紹介します。
おすすめの人
以下に該当するユーザーは、10G光回線がおすすめです。
- 最高環境で快適なインターネットを求めている人
- リモートワークや大容量データでのやり取りをする人
- オンラインゲームを最高環境で遊びたい人
- 家庭内でヘビーユーザーが多い人
- Wi-Fi 7機器をもっている人
10G光回線における最大のメリットは、高速通信によるスムーズなネット環境です。
インターネット中心の生活で、費用よりも常に快適な環境を求めているヘビーユーザー向けのプランになります。
おすすめしない人
10G光回線がおすすめできない人は、以下に当てはまる人です。
- ネット代にあまり費用をかけたくない
- 自宅でネットをあまり使わない人
- 今の通信速度に不満がない人
通常プランに比べ、10G光回線は高額です。
そのため、インターネットの利用頻度が少ない人には費用対効果が見合っていません。
ネットサーフィンや軽い動画なら1ギガの光回線で十分なので、無理をしてまで10ギガ導入は不要と思われます。
10G光回線のよくある質問
10G光回線で聞かれることが多い「よくある質問」に回答します。
光回線の1Gと10Gの違いは?
最大通信速度が異なり、1Gは最大1Gbps、10Gは最大10Gbpsです。
最大通信速度が速いと、速い速度が利用できるだけでなく、複数台で接続した場合も安定した通信が可能になります。
10G光回線は意味ない?
10G光回線は1Gに比べて、圧倒的に速い速度で通信が可能になります。
しかし、すべての人にとって必要なものではありません。例えば、4K・8Kの高画質ストリーミング動画の視聴やオンラインゲームを頻繁にやる、ゲームの実況動画配信をしているなど、大容量のデータ通信を行っている人や高速通信が必要な人におすすめです。
10G光回線まとめ
本記事では、各社の10G対応光回線を比較しながら解説しました。
最高水準の光回線は、インターネットユーザーにはメリットが大きくとても魅力的です。
10G光回線は通常プランより高額なので、導入費用とプロバイダ選びが重要になります。
自分の環境と照らし合わせ、10G光回線が必要かを考えてオトクなプロバイダを選んでください。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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