どうも、ガジェット好きのマクリン( @Maku_ring)です。
家にあふれるWi-Fi対応デバイス。
我が家の一般的なWi-Fiルーター(デュアルバンド)では、もはや扱いきれない台数を抱えています。
そんな家庭にこそおすすめするのがトライバンド対応のWi-Fiルーター。
デュアルバンドにさらにもう1種類のWi-Fi電波を追加し、1台で3つの周波数帯を持つ無線LANルーターです。
そんなわけで本記事では、トライバンドWi-Fiルーターの代表的な3製品をスペック比較し、どれを選ぶべきなのか検証していきます。
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トライバンドWi-Fiルーターの代表的な3製品(BUFFALO・TP-LINK・ASUS)
無線LANルーターはこれまで、BUFFALOやIODATA、NECなどの国内メーカーが頑張っていました。
ところが最近は、TP-LINK(中国)やASUS(台湾)といった、海外メーカーに押されている状況です。
トライバンドルーターの代表的なメーカーは、BUFFALO・TP-LINK・ASUSの3社。
- バッファローの「WTR-M2133HP」
- TP-LINKの「Archer C5400」
- ASUSの「RT-AC3200」
BUFFALO WTR-M2133HPが円盤状の小洒落た外観なのに対し、TP-LINK Archer C5400とASUS RT-AC3200はアンテナが何本も飛び出し、まさに「ヘビーユーザー用」といった出で立ちをしています。
トライバンドルーターを選択するときのポイントは大きく3つ。
- 最大通信速度(アンテナ数) スピードは大事
- LANポート数 有線LANオンリーの機器に必要
- CPU コア数が多いほど、多数のWi-Fiデバイスを同時処理
それではこの3つのポイントから3台を比較していきます。
1. 最大通信速度を比較
Wi-Fiの快適性を大きく左右する通信速度。とても重要なスペックのひとつです。
ルーターの速度はアンテナの本数(ストリーム数)でほぼ決まります。
平たく書くと「アンテナ数が多いほど速い」です。
ちなみに最大通信速度はあくまで理論値なので、この速度が実際に出るわけではありません。
しかし、この数値が高いほど、実測値も高いものと捉えて大丈夫です。
そんなわけで、トライバンドルーター3製品の最大通信速度は以下のとおりになります。
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製品 | 最大通信速度 | ストリーム数 |
BUFFALO WTR-M2133HP | 【2.4GHz】300Mbps 【5.0GHz】866Mbps | 2本 |
TP-LINK Archer C5400 | 【2.4GHz】1000Mbps 【5.0GHz】2167Mbps | 4本 |
ASUS RT-AC3200 | 【2.4GHz】600Mbps 【5.0GHz】1300Mbps | 3本 |
2種類のWi-Fi電波を僕なりに表現すると「打たれ強いけど鈍足」が2.4GHz、「繊細なスピードスター」が5.0GHz。
TP-LINK Archer C5400は、2.4GHz帯でも1,000Mbpsの速度をキープできているのがすごいところです。
最大通信速度の大きさは、Wi-Fiデバイスの最大接続台数にもつながってきます。
製品 | 接続可能な機器数 |
BUFFALO WTR-M2133HP | 最大27台 |
TP-LINK Archer C5400 | 最大64台 |
ASUS RT-AC3200 | 最大24台 |
あくまでメーカー公称のため、並べて比較するのは難しいところですが、それでもTP-LINK Archer C5400の最大64台はズバ抜けています。
さすがにこれだけの余裕があれば、通信が混雑することは少ないはずw
また、BUFFALO WTR-M2133HPはスッキリしているアンテナ内蔵型、TP-LINK Archer C5400とASUS RT-AC3200は外部アンテナ型です。
一般的には、見た目にもスマートなアンテナ内蔵型が好まれるところですが、設置の仕方によって電波効率が悪くなることも多いです。
Wi-Fiの快適性を重視するのであれば、アンテナを動かしてWi-Fiエリアが調整できる外部アンテナ型をおすすめします。
2. 有線LANポート数を比較
モデムは当たり前として、ネットワークHDD(NAS)やナスネ、古いプリンターなど、有線LANでつなげなければならない機器がいくつかあります。
そのため無線LANルーターには有線LANポートが備わっています。
また、Wi-Fiにくらべて有線でつなげたほうが速度が速いため、通信速度を確保したい機器はあえて有線LAN接続にすることもあります。
そんなわけで、トライバンドルーターでも有線LANポート数は重要です。
ということで3製品の有線LANポート数を比較しました。
モバイルは左スライドで全表示
製品 | 有線LANポート数 | ギガビット対応 |
BUFFALO WTR-M2133HP | 3個 | ○ |
TP-LINK Archer C5400 | 4個 | ○ |
ASUS RT-AC3200 | 4個 | ○ |
正直いずれも多いとはいえない数です。
ポート数が足りない場合は、別途スイッチングハブを買いましょう。
しかし、どのポートもギガビット(1000Mbps)対応なのは素晴らしい点。
ルーター自体の性能が高くとも、ポート自体がギガビットまで対応していないと、通信速度を最大限引き出すことができないのでご注意ください。
その観点では、LANケーブルの性能もできるだけ高いものにしておきたいところ。
実際に僕も愛用しているDanyeeのLANケーブルがおすすめです。
3. トライバンドWi-FiルーターのCPUコア数を比較
最後に「ルーターの脳」ともいえるCPUを比較します。その前にCPUの重要性について少し説明を。
例えばシングルコアのCPUでは、複数のWi-Fi電波を一気に使用した場合、ひとつの電波しか供給できないため、他の処理を待たせてしまうことになります。
つまり「シングルコア = シングルタスク」です。
これがマルチコアになると、2.4GHz帯と5.0GHz帯を同時処理できるため、片方を待たせることがなくなるのです。
メッシュルーター3製品のCPUは以下のとおりです。
製品 | CPU |
BUFFALO WTR-M2133HP | 0.8GHz デュアルコア |
TP-LINK Archer C5400 | 1.4GHz デュアルコア |
ASUS RT-AC3200 | 1.0GHz デュアルコア |
CPUのコア数は、いずれも複数バンドを同時処理できるデュアルバンド。
ですがCPUのGHz数、すなわち「クロック周波数」が異なります。
平たく書くと「クロック周波数はCPUの処理の速さ」を表します。この数字が大きいほど、CPUの性能が良いと考えて差し支えありません。
したがってTP-LINK Archer C5400は、CPUの性能も優れているといえます。
以上をまとめると、最大通信速度・有線LANポート数・CPUの総合力で、TP-LINK Archer C5400がおすすめです。
トライバンドWi-Fiルーター比較まとめ
本記事は「トライバンドWi-Fiルーター比較!BUFFALOかTP-LINK・ASUSどれがおすすめ?」について書きました。
現状ではTP-LINK製のトライバンドルーター「Archer C5400」が、他より頭一つ抜けている印象です。
「自宅用にはややオーバースペックかも……」と感じても、進化の早いルーターですので、その時点での最高機種を導入することをおすすめします。
トライバンドルーターで快適なWi-Fiライフを過ごしていきましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。